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【ワンポイント英文法】接続詞の入門

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。



接続詞とは

 接続詞とは、つなげる働きをする単語のことです。接続詞には、等位接続詞と従属接続詞があります。

句と節

 句とは、2語以上の単語が集まって、1つの品詞の役割をするもので、SVの関係がないものです。

ex. in the station / at the hotel

 節とは、2語以上の単語が集まって、1つの品詞の役割をするもので、SVの関係があるものです。

ex. I know that he is right. 

等位接続詞

 等位接続詞とは、対等な関係にあるものをつなげる接続詞のことです。つなげ方は単語と単語、句と句、節と節をつなげることができます。

等位接続詞の種類
 and 「AとB」でつなげる

 or 「AかB」で選択する ⇔ nor
 
 but 「AだがB」「A、しかしB」「A、でもB」で反対を表す
    yetも「しかし」という意味があります。

 soとforも等位接続詞ですが、単語と単語、句と句をつなげることはできないことを覚えておきましょう。

 ex. I was tired, so I took a taxi. 「私は疲れたので、タクシーに乗った」

 ex. I took a taxi, for I was tired. 「私はタクシーに乗った、というのも疲れていたからだ」

 soは「理由 so 結果」の形を取り、「だから、ので」という意味になる。

 forは「結果 for 理由」の形を取り、「~というもの」という意味になる。

 fanboyと覚える。for / and / nor / but / or / yet

並列

 3つ以上をつなげる場合、「A,B, and C」のようにしていきます。最後だけ接続詞を用いて、それ以外はカンマにします。接続詞の前にあるカンマはない場合もある。

従属接続詞

 従属接続詞とは、1つの文がもう1つの文をサポートするときに使う接続詞です。サポートする文を従属節といい、サポートされる文を主節といいます。従属節は、副詞か名詞のカタマリになります。つまり、副詞節か名詞節です。

 ex. She was happy when she saw him again.
 「彼に再会したとき、彼女は幸せだった」

 太字が従属節で、それ以外の部分が主節になります。

従属節の説明

 私は子どもだった【 】歌手になりたかった

 この2つの文をつなげるには、たとえば【とき】を入れると良い。これおw英語でどのように表現するか。

 I was a child 【 】I wanted to become a doctor.
 
 まずは、2つの文を英語にしてみました。日本語のように考えると、【 】の箇所に「とき」という意味の「when」を入れればいいように見えるが、置く場所が違うのです。

 【When】I was a child, I wanted to become a doctor.
 
 日本語で「~とき」という文の最初に置いてあげます。子どもだったときなので、I was a childの文の1番前に置いてあげればOK。最後に文の句切れにコンマをつけてあげましょう。

従属節 副詞

 ex. I saw your sister yesterday. 
 「私は昨日あなたの妹に会いました」

 ここに文がありますが、昨日という言葉をもっと具体的にできると思いませんか。たとえば、単語ではなく、文章にしてみましょう。

 「昨日」→「私が公園に行ったとき」にしてみましょう。

 「私が公園に行った」を英語に直すと、「I went to the park」。「~のとき」はwhenです。置く位置は1番前でした。つまり、「when I went to the park」になります。合わせると、

 I saw your sister when I went to the park. になります。

 yesterdayは副詞でした。そのため、この文も副詞の役割をしています。副詞は、基本的にはどの位置に置いてもよいので、前に置くこともできます。

 When I went to the park, I saw your sister.のようにできます。

 区切りをわかりやすくするために、コンマを入れましょう。前に文にコンマがないのは、whenで区切りだとわかるからです。

従属節 名詞節

 従属節は副詞になるもの以外にも、名詞になるものもあります。

 ex. I know (that) she is right. 「私は彼女が正しいということを知っている」

 「that SV」で「SがVということ」という意味になります。thatは省略されることがあります。SVS'V'の形を見たら、これを思い出しましょう。

覚えるポイント

1、接続詞とは何か

2、接続詞の種類を覚える

3、従属節がなる品詞は、名詞と副詞

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