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【ワンポイント英文法】動名詞の基礎

文法の解説。大学受験、英検、TOEIC、大人の学び直しなどに。



 入門はこちらから。

主語

 ex. I'm sure of passing the exam. 「私は試験に合格することを確信している

 上の文の動名詞の部分は、「passing the exam」のところです。動名詞の意味上の主語が書いていません。その場合、文の主語と一致するので、合格するのは「私」ということになる。

 ex. Seeing is believing. 「一見は百閒にしかず」

 書いていない場合、動名詞の意味上の主語が文の主語と一致する場合以外に、「一般の人々」の場合がある。特定の誰かが「見る」「信じる」わけではない。

意味上の主語

 ex. I'm sure of my son passing the exam. 「私は私の息子が試験に合格することを確信している」

 動名詞の意味上の主語を入れるとき、動名詞の前に所有格か目的格を入れる。上の文の動名詞の部分は「passing the exam」の部分。そして、動名詞の主語が「my son」になっているので、試験に合格するのは「私の息子」になる。

 文頭のときは、基本的に「所有格」にするが、「目的格」の場合がないわけではない。

否定

 ex. He insisted on her not going there. 「彼は彼女がそこへ一人では行くべきでないと主張した」

 notの位置は動名詞の前に置きます。意味上の主語がある場合は、その後に置く。

動名詞の完了形

 ex. He is proud of having married her. 「彼は彼女と結婚したことを誇りに思っている」

 to不定詞と同じで、文の述語よりも前のことを表す時は、「having Vpp」にする。例文では、「誇り」に思うのは「現在」、「結婚した」のは「過去」なので時制がズレている

受動態

 ex. He doesn't like being spoken to in a loud voice. 「彼は大声で話しかけられるのは好きではない」

 動名詞の受動態は「being Vpp」で表現します。

形式主語

 ex. It was a bad idea opening a bank account. 「銀行の口座を開くのは良い考えでなかった」

 この場合、「it」=「opening a bank account」になっている。「it」は形式主語で、動名詞も指すことができる。

形式目的語

 ex. Did you find it pleasant lying on the beach all day? 「一日中浜辺で横になっているのは楽しいことでしたか?」

 この場合、「it」=「lying on the beach all day」になっている。「it」は形式目的語で、動名詞を指すことができる。

need

 ex. Your house needs painting. 「あなたの家は塗装される必要がある」
 = Your house needs to be painted. 

 need、want、requireの後ろに「VIng」が来て、「~される必要がある」という意味になる。Vingなのに受動の意味になるので注意。「to be Vpp」に書き換えができる。

覚えるポイント

1、意味上の主語、否定の位置を覚える

2、完了形、受動態の形を覚える

3、形式主語、目的語の「it」を指すことができると覚える

4、need Vingの注意

実際に出るポイント

1、be動詞がともにあり、動名詞と進行形の惑わしがある。SVCの場合は、be動詞も動名詞も一緒に存在する。

2、後ろに目的語がないことから動名詞の受動態を選ばせる。

3、完了形の形をきちんと覚えているかが出る

4、動名詞 (所有格、Ving) / 目的語に動名詞しか取らない動詞の後ろが空欄で意味上の主語のつけ方が出る

5、動詞 ( ) 動詞 / 1つ目の動詞には、動名詞を取る動詞が来て、後ろには、原形と過去分詞が同じものが来る。ここでbeingを入れ、動名詞の受動態にする問題

6、前置詞 (所有格 Ving) / 前置詞の後ろは動名詞を取り、その動名詞に意味上が付く問題


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