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【ワンポイント英文法】動名詞の入門

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動名詞

 走るは楽しい → 走る( )は楽しい

 この文はおかしいのがわかりますか。正しい文章にするには、( )の中に「こと」を入れるとしっくりきますね。これは、助詞の「は」は、基本的に名詞が前に来るからです。でも例文では「走る」という動詞が来ています。それがおかしいと感じたのです。そのため、( )に「こと」を入れることで名詞になったのでしっくと来たのです。

 これを英語でやってみましょう。

 Run is fun. → Running is fun. 「走ることは楽しい」

 「走る」は「run」ですね。でも主語の位置には名詞しか置けませんので、この文はおかしいわけです。そこで日本語のように、「こと」を英語でも付けたいわけですね。英語では、動詞をVing形にしてあげればよいのです。「run」→「running」とするとしっくり来るようになります。動詞から名詞にするにはVing形にすれば良いことを覚えましょう。

主語

 ex. Learning English is important. 「英語を習うことは重要です」

 「英語を習う」→「英語を習うこと」にします。語順に注意しましょう。「英語を習う」は「learn English」なので、「英語を習うこと」は「Learning English」です。このまま大きなカタマリで主語の位置に来ますよ。

目的語

 ex. I started studying English. 「私は英語を勉強し始めた」

 「英語を勉強する」→「英語を勉強すること」にします。直訳は「英語を勉強することを始めた」になりますが、意訳して例文の訳のようになっています。

補語

 ex. My favorite thing is playing tennis. 「私の好きなことはテニスをすることです」

 「テニスをする」→「テニスをすること」にします。第2文型なので、主語と補語はイコール関係です。

前置詞

 I am good at playing tennis. 「私はテニスをすることが得意です」

 前置詞の後ろは名詞が来ますので、もちろん動名詞も置けます。しかし、to不定詞の名詞的用法は置けないので注意しましょう。

目的語にVingを取る動詞

  admit 「~したと認める」/ avoid 「~するのを避ける」/ consider 「~するのを考慮する」/ delay 「~するのを遅らせる」/ deny 「~していないと否定する」/ enjoy 「~することを楽しむ」/ escape 「~するのを逃れる」/ excuse 「~するのを許す」/ finish 「~し終える」/ imagine 「~を想像する」/ mind 「~するのを嫌がる」/ miss 「~しそこなう」/ practice 「~を練習する」/ postpone / put off「~するのを延期する」/ quit 「~するのをやめる」/ stop 「~するのをやめる」/ give up 「~するのをやめる」/ suggest 「~することを提案する」/ resist 「~することに抵抗する」

 上の動詞は目的語にto不定詞ではなく、動名詞が来ます。

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こちらで動名詞を練習しましょう。

覚えるポイント

1、動名詞の訳

2、動名詞を置く位置

3、目的語に動名詞を取る動詞

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