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休学を決断するまで② 〜決めるまでの悩み〜

大学3年生を終え、今年の4月から休学生活を送っています。
私の記事も、少しは誰かの参考になるかも知れないと思い、休学に至るまでに考えたことを書いてみようと思います。

前回の休学を決断するまで①を読んでいない方はこちらから!


休学検討期①(大学3年・6月頃)

この頃には休学したいという気持ちがどんどん大きくなり、自分の中ではほぼ休学するぞ!という気持ちが固まっていました。(この当時は大学3年の秋学期から休学しようかなという考えでした。)

ですが私の周りの友達は休学している人が一人も居なかったためなかなか踏ん切りがつかず…。

そこで、『とりあえず仲の良い友達に話してみよう。話していくなかで自分が休学したいと思う気持ちを言語化したり、私が休学するに当たって考えられていない部分や友達ならどう考えて判断するのかヒントをもらおう』と考えました。

その時期に会う予定があった友達数名に考えていることを話してみると、大半が「いいじゃん!」と私の考えを肯定してくれました。
驚かれたり、やめといたほうが良いよとやんわり否定されたりといった反応が多いのではないかという怖さもあったのですが、意外にもすんなりと肯定的な反応が出てきてその度に少しほっとしたのを覚えています。

しかし、仲の良い友達2人だけが、休学に難色を示しました。「就活を一回ちゃんとやってみて、どんなものなのか知ってからでもいいんじゃない?」と。たしかに今の自分は就活というものを食わず嫌いしている状態だし、(大学3年の秋学期は休学せず、)大学4年になるタイミングで休学しても間に合う。

一旦就活やってみるか。
そう考えて休学計画は一度白紙にしました。

就活期

正直就活には全然身が入っていなかったですが、それでもできる限りはやろうと説明会や面接に進みました。

説明会に参加してみたり、就活エージェントの方と話したり、実際に選考に進んでいた企業もありました。

でも、やっぱり私の就活に対する違和感はどうしても拭えませんでした。

どうして聞こえてくるのは仕事を辞めたがっていたり変えたがっている話が多いのに説明会では自社のことが好きでいきいきと働いている人しかいないんだろう。

どうして成長できることをアピールしてくるんだろう。成長できるよと言われても、なぜ成長する必要があるんだろう。どうして成長できる=良い会社なの?そもそもなぜ成長を強要されなければならないの?

どうして他の就活生はちゃんとその企業に興味を持っているように見えるんだろう。なぜそんなに意欲があるんだろう。「とりあえず就活終わらせないと」とかっていう人もいるけれど、とりあえずでそんなに労力が割けることがすごいなと思ってしまうな。

などなど。こんなことを疑問に思ってもどうしようもないのは分かっているのですが、どうしても引っかかってしまいモヤモヤし続けていました。

休学検討期②(大学3年・12月頃)

就活をかじってみても、自分が楽しく生活している様子は想像できず、やっぱり休学したいなぁ…と思うように。そう思い始めると、一日のいろんなタイミングで『休学』の二文字が頭をよぎるようになりました。

これまでは、休学するとしたらNPOにより注力できるななどと考えていました。
ですが、「今自由な時間があったら何がしたいのか」を考えてみるとNPOに注力したいわけではないと思い始めました。

むしろ、本心ではNPOから離れてみて自分自身を見つめ直す期間にしたいと思っているんじゃないかと気付きました。どこかに所属している安心感や自分の自信のなさからやりがいを搾取されている場面もあるということも冷静に考えられるように。

それに気づいてからは、休学した場合のやりたいと思うことをあれこれ想像してワクワクが止まらない状態になりました。

休学決断(大学3年・1月)

かなり長い間“休学したい自分”と”休学するのが怖い”自分がせめぎ合っていたように思います。

けれど、「こんなに考えるってことはやった方がいいんじゃないか」という考えもありました。そもそも休学という選択肢を考えたことない人はよぎることすらないし。

…やっぱりやろう。

休学するならどう考えても今しかない。もし休学しないままだったら、社会人になってから「やっぱすれば良かったかも」などと後悔する自分も見えました。就職してから、自分の生き方や働き方を考えるために全てをストップさせることなんてなかなかできないし。

休学するにあたって、大体みんなが考える内容は一通りノートに書いて整理したのですが、以下のどれも自分にとってはマイナスにならないなと思いました。

①休学費用がかかる

私が通っている大学では休学中の休学費用が発生します。ですが、自分のやりたいことを考えたときに、この費用を払ってでもやりたいと思えました。問題なし。

②就活で不利になるんじゃないか

私が調べた限り、就活で不利になるという話しはほとんどありませんでした。むしろ話すネタが増えていいじゃんというマインドに。これも問題なし。

③卒業のタイミングが一年ずれる

違う大学や専門学校に行った友達は私が休学しなくとも一年早く卒業していたり、もっと長く大学生をしていたり、そもそも卒業する年が全員一緒ではない。

同じ大学の子(特に同じゼミの子)とは卒業がずれてしまって寂しいな。と思いましたが、「寂しいな」以外には特に問題ないなと思いました。たまに一緒にご飯に行って近況を報告しあったり、今まで通り困ったことがあれば助け合う。これができれば充分だし、一緒のゼミにいないからといって簡単に疎遠になるならそれまでだなと。
元々初対面の中に一人で飛び込むことには抵抗がないので一つ下のゼミの子達に混じるのも大丈夫、というかむしろ友達増えそう、ラッキー。
ということでこれも問題なし。

④どこにも属していない、全部自分で決めなければならない

正直一番心配していたのはここです。NPOを辞め、大学にも行かない。
1年間をどう過ごすかは全て自分が決めなければならない。

暇な日が続くと「自分なにやってるんだろ」と思ったり不安になったりするので、ぜーんぶ自分で決めるって怖いなという”漠然とした不安”がありました。

でも、それが『休学という選択を自分の責任で取る』ということだと思います。

大学・バイト・NPOで手一杯になっている日々を過ごしてきたからこそ、ゆっくりと自分がどうしたいのかを考える時間が必要だったし、暇を楽しめるくらいの余裕を持とう。どうするのか、何がしたいのかを自分で考えて実行に移してみる練習期間だ。そういう意識でやってみようと考えるようにしました。

休学費用や手続き、休学期間中に何がしたいのかなど、親に何を聞かれても答えられるように準備した状態で、いざ休学したいというのを打ち明けてみることに。。。

休学したいと言ってみた結果

どのタイミングで、どう切り出そうかとぐるぐる考えたものの、単刀直入に言うしかない。と思い、母に「休学したいと思ってます」と思い切って言ってみました。

すると、

母:「え、いいやん。やったらいいやん。あかんの⁇」

……え?

私:「あ、はい。やります。」

自分がやりたいこととはいえ、休学したいと伝えて親と揉めるケースが大半であると思っていたのでこの話を切り出すことにかなりのハードルを感じていました。幸い、私の親は私自身の考えに理解を示してくれたため、拍子抜けする速さで休学が決まりました。

休学手続きに関することや休学したいと思った理由、休学してやりたいことを伝え、仕事に関する価値観などを互いに共有しあえた良い機会になりました。


以上が、私が休学を決断するまでに考えたことです。

休学検討期①で、友達だけでなく実はゼミの先生などにも相談をしたのですが(ちなみにゼミの先生は反対派でした)、この頃はやっぱりまだまだ他人軸で判断していた部分があったと思います。その後一度就活に戻ったことで、また自分がどう考えているのか改めて見つめ直す機会になったと思います。

ここまで考えて悩んだことで「やっぱり休学したいんだ」と確信に変えることができました。休学しようか悩んでいる方がいれば、納得いくまで考えて、最後は自分を信じて「えいやっ!」と決断してみるのもありなのではないでしょうか。

ここまで読んでくださりありがとうございました!

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