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書籍制作の現在


書籍制作の現在

現在までにプロローグ~第2章までを連載してまいりました。
書籍ではこのあと、

第3章「子どもの幸せを願う専門家とお母さんの座談会」
第4章 事例集「HSCを育てる母たちの“決断”と“選択”」
第5章「学校に行かない選択の安心材料」
第6章「子どもの気質を伸ばす子育て」

と続きますが、noteでは第2章の次は第6章の公開となります。第3章第4章第5章は書籍の完成をお待ちください。

さて、書籍制作の進捗状況ですが、実は原稿はほぼ完成に近づいてまいりました。

第3章 子どもの幸せを願う専門家とお母さんの座談会

第3章では、精神科医の明橋大二先生、不登校新聞社 石井志昂編集長、小学校の校長先生が登壇してくださり、お子さんがHSCで学校に行き渋っている、あるいは、不登校であるというお母さんとの座談会が実現しました。

思いを抱いて企画をしたものの、やはり行動するとなると一歩を踏み出すのに時間がかかります。しかし、ここでチームのすごさを実感しました。第3章のプロジェクトマネージャーである  あゆみさんが、絶妙なタイミングで声をかけてくれることで、固まっていた体が動き出すのです。

先生方とのやりとりも逐一チームで共有することで安心感が得られます。

座談会の様子はチーム皆で共有させていただき、先生方の勇気づけられる言葉の数々と子どもの幸せを願う溢れるような思いに触れ感動に包まれました。
この対話の内容、先生方の言葉ひとつひとつを、誌面に載せて読者のみなさまにご覧いただけることをみな心待ちにしています。

座談会のテーマは、次の3つです。 


1【HSCにとっての学校とは?】
――HSCにとって、どうすれば学校は「つらい」「行きたくない」場所でなくなるのか? 学校には何ができて、何ができないのか?
2【不登校で、将来は大丈夫?】
――「学校に行かなくていい」「好きなことだけすればいい」という意見は魅力的だけれど、将来自立できるのか?最終的に収入を得られるようになる?
3【HSCの認知を広めるためには?】
――小学校をはじめとする教育機関に、「HSC」の存在を広く知ってもらうためには、どうすればいい?

座談会終了後はみなで手分けして文字起こし。その後メンバーのみかさんによって記事が執筆されました。

プロジェクトの様子や想いを綴ったみかさんのブログから、書籍制作の具体的な様子がご覧いただけます。


第4章 事例集「HSCを育てる母たちの“決断”と“選択”」

第4章では、今まさにHSCの子育てをされている方々のエピソードを紹介します。ここでは、インタビューライター、ブックライターである奈央さんがプロジェクトマネージャーを務めてくださいました。

まずは奈央さんによるインタビューが行われる様子を、他のインタビュー担当メンバーが見ます。そして、文字起こしが行われ、その記事の仕上がりを見ることでプロのお仕事を勉強させてもらいました。

それに倣って、他のメンバーによってインタビューが行われ、同じ流れで記事が仕上がっていきます。

それだけではありません。奈央さんによって書く記事はしっかりと整えられ、インタビューを受けたご本人によって確認が行われ、最終的に全体の統一感を見ながら整えられて第4章は完成しました。

内容は次のとおりです。

■Case.1
娘さんの登園しぶりをきっかけに、自分の素直な気持ちに向き合った母
■Case.2
息子さんの不登校に反対する両親を説得して、ホームスクールを選んだ母
■Case3.
学校の意見に流されず、子どもに合った居場所を見つけることに奮闘した母
■Case.4
10年の葛藤を経て、何気ない日常の幸せを大切にする子育てに辿りついた母


長沼睦雄先生インタビュー

児童精神科医でありHSCの第一人者のおひとりでもある、北海道、十勝むつみのクリニック院長 長沼睦雄先生へのインタビューも実現しました。

実は、第3章の座談会へのご登壇にご快諾いただきながら、どうしても日程が合わなかったことで企画を検討し、インタビューを依頼したところ、ご快諾いただけたのでした。

長沼先生の、子どもの健康や幸せに対するお気持ちが、2時間にも及んだインタビューの間中びしびしと感じられました。

難しい内容もありましたが、こちらもチームみんなで動画を共有させていただき、手分けしてテープ起こしをしました。

執筆は私が行ったのですが、内容を消化しながら記事をまとめるのに1週間近く苦戦しました。その分とても勉強になりましたし、HSCに限らず子どもの育ちに関わる方々には、ぜひ読んでいただきたい!そう願う内容です。


第5章 学校に行かない選択の安心材料


「学校以外の居場所・学びの場・ホームスクールといった選択肢、親が安心を得られる場・親の仕事、そして学校に行かない場合の進路や職業などについて情報を集め、紹介します。」

そう宣言して目次に盛り込んだ「安心材料」。

こちらは、さとまきさんがプロジェクトマネージャーを務めてくださったことと、第5章チームメンバーそれぞれが担当した項目の情報収集力が素晴らしかったこと、また構成を打ち出してくれるメンバー、図解のラフをさっと提示してくれるメンバーがいたことなど、いくつもの神がかった仕事が繰り広げられました。そして、全員が揃う朝5時のミーティングがしっかり行われたことで、チーム内の締め切り日には大変なクオリティの原稿が一斉に揃ったのでした。

この章では、「安心材料」として様々な機関やサイトを紹介するので、掲載依頼も大変です。今現在も分担して電話やメールでのやりとりが行われています。

これからのこと

予定では原稿の最終仕上げを行いながら、メンバーであるデザイナーのえみかさんによってDTPが行われ、3月15日にチーム内での校了を迎えることが目標です。

予定通り4月中にお手元にお届けできるよう力を尽くしてまいります。

このnoteでの連載では、次回から最後の章となる第6章「子どもの気質を伸ばす子育て」を公開します。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

最後に、書籍チームメンバーである、みかさんの手記をご紹介して締めくくります。



サポートありがとうございます。 そのお気持ちは私に元気と勇気を与えてくれます。 私もそれをたくさん還元していけたらいいな。