堂々巡り(ループ)からの脱出法2

堂々巡り(ループ)からの脱出法1 のつづきです。

S サリハ
R りえ奈


R 2013年のあなたとの対話記事を見つけましたよ。
ループから抜けられない、また、そういうクライアントさんをなんとかしたい、という声はわりとヒーリングを仕事にしてるとコンスタントに聞いてる感じです。

S うん。

R ループに入って抜けられない人みんなに共通することとして、

1 自分にとって大切なものを見失っている。
2 状況を自分でコントロールしようとしている。
3 拒否しているものがある。

って、あなたは言ってました。

S うん、それで?

R これ、3つとも解消されないとループから抜けられないですか? または、どれか1つでもクリアすると抜けられる?

S ケースバイケースだね。あなた方はすぐに「型」にはめたがるが、それをやっていると、結果が出ない時に悩んでしまうよ。

R ん、どういう意味です?

S 「型」にはめようとしても、はまらないんだよ。ひとりひとり、ひとつひとつ、似ているように見えても違うからね。それに気づかず「このパターンの時はこれ」と決めてかかると、それでたまたま上手くいった時はいいが、そうでない時に「なぜだ?」って考えるだろう?
考えて「ああ、別のやり方をすればいいのか」と気づけばいいが、大体は「この型にはまるべき」と信じているから、そうは思えない。

R それで、悩んだり、怒ったり、落ち込んだり。

S うん。

R じゃあ、ループから抜けるにはどうしたらいいのかな。
この3つのどれかをやってみたらいいか。
いや、待って。
この3つがひとつになる階層があるよね。
犬、猫、パンダは、違う存在だけど、「動物」とまとめてしまうことができる。そうやって、まとめてしまって、ひとつのエネルギーとして使えない?

S 使えるとも。まとめてごらん。

R オッケー!
この3つがひとつ、か。
1 自分にとって大切なものを見失っている。
2 状況を自分でコントロールしようとしている。
3 拒否しているものがある。
 
ぜんぶ、「在り方」なのかな。
「在り方」が・・・なんていうの、「私」基準だね。
1 自分にとって大切なものを見失っている。
2 状況を自分でコントロールしようとしている。
3 拒否しているものがある。(自分のこだわりからくる)

じゃあ、これを「わたしたち」基準にすると・・・
 
1 わたしたちにとって大切なものを見る。
2 状況をみんなでコントロールする???
3 自分のこだわりがないんだったら・・・受け入れる、かな。


S ではこれを、君が以前、悩んでいたことに当てはめてみようか。 
「結局、自分がやらねばならない」だったかな。

R だったかな、って、知ってるくせにそういう言い方をするなんて意地悪〜。
 
S あはは。君にかかると私は「意地悪」になるんだね。りえ奈バージョンの私は「意地悪」か。うん、新鮮でいい。

R あ、そうか。意地悪で言ってるんじゃないのか。「うん、新鮮でいい」というのも、嫌味じゃなくて本気ですね。

S もちろん本気だ。しかし、どうとるかは君の自由だ。君の宇宙で君の世界だからね。
さて「結局、自分がやらねばならない」というループだが、抜けるのに君はどうする?

R 1は、私はちょっと当てはめて考えにくいな。

S それでいいよ。ひとりひとり、ひとつひとつ違う。ケースバイケースのいい例だ。

R 2だと、自分がやらなきゃっていうのを、みんなでやる。
・・・って思うんだけど、みんなでやることにならないわけよ。「結局自分がやることになる」だからね。
で、3ね。
拒否するのをやめて、受け入れる。

・・・・。
お、受け入れたらさ「自分でやってもいいじゃん」ってなっちゃう。
で、自分がやらなきゃ、っていうのもなくて「誰がやってもいいじゃん」だわ。
 
あはは。
私の知らない人が、知らないとこで、知らない間にやってもいいじゃん、とも思うし、それで、私の功績にならなくても、私に利益がなくても、別にいいじゃん、になる。
すごいね、これ。3のやつ、すごいわ。

S 「わたしたち基準」がすごいんだよ。

R じゃあ、クライアントさんも「わたしたち基準」になればループから抜けられるかな。ぶっちゃけ、私自身も、ものによっては「わたしたち基準」にはなれない気がするな。簡単には。

S それなら「自分基準」でいいんだよ。
自分にとって大切なものを考える。
とりあえず、自分でコントロールするのをやめてみる。
拒否しているものを見つけて、ひとつだけでも受け入れてみる。
そういうやり方もある。
何かを変えれば、どこかが影響を受けるよ。

R ちょっと粘っちゃうけど・・・

S 「もっと簡単な方法を教えて」かな? ^^

R ご明察!

S ループにはまっている、と思うのをやめる、だね。

R 言うと思った!
けど、それができなくて人は悩むんですよ。

S どうかな。
ループから抜けろとは、言っていないんだよ。
「それ」を見て「これはループだ、私はループにはまっている」と思うのをやめるだけなんだよ。

R それで「なるほど、できる!」ってならない点では、同じじゃないですか?「肉を見ても、これは肉だと思うのをやめろ」って言われてもね、みたいな。

S その例えは適切ではないね。
それを言うなら「肉を見ても、これを食べ物だと思うのをやめろ」がいい。

R えー、同じじゃん。

S 少なくとも、草食動物にとっては「肉」は食べ物じゃない。それを食べ物だと思っているのは肉食の生き物だけだ。

R あ、そうか。じゃ、私たちが「ループ」って思う現象は、サリハからみたら「ループ」じゃないの?

S 違うね。

R じゃ、何? どう見えてるんです?

S それをどう言えば、あなた方にわかるように伝わるか考えているところなんだけど・・・気を悪くしないでほしい。

R な、なんだろ。

S 子どもが砂遊びに没頭してる・・・砂の創作物というところかな。

R わはーーーーーーー!!!
わははははは! 
でも、子どもの砂遊びみたいに楽しんでないんですよ、ループにはまってしまった時って。

S そこが自己認識のずれだね。
さあ、果たして本当に楽しんでいないのか、観じてみるといいよ。

R まあ、確かに・・・なんの玩具もないより、楽しい・・・かな。

じゃあ、同じ問題を繰り返し体験するとか、解決してもしても解決されていないことって・・・「ループにはまっている」って考えなければ・・・

S 今、答えを出さなくていい。
人それぞれ違うものが見えてくるからね。
その時はもう、ループにはまっていない。

R はい!
いろんな抽象度から、ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?