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過去の実績ではなく、未来に何をしようとしているかでもなく、「うまくいく思考回路」をもつこと。


 あるプロジェクトでチームを作るための会議がありました。

 そこで「動画編集できる人にチームに入ってもらおう」となりました。

・動画編集の仕事をずっとやってきたプロ
・動画編集が趣味でかなりやりこんでいるサラリーマン

も、候補にいましたが、私がメンバーにいてほしいなと思ったのは

動画編集ができる人よりも
動画編集が大好きな人よりも

実績が全くない「うまくいく思考回路」を持っている人でした。


 昔なら「その道の達人で予算内でしてくれる方」がいいと思っていましたよ。つまりは動画編集ができる人です。

 それから色々経験して、なにごとも「それを好き」な人の方が結果を出してくれるものだと思うようになり、仕事ができる人よりも仕事が好きな人を選ぶようになりました。この場合だと動画編集が大好きな人ですね。

 でも、そういう人よりも「うまくいく思考回路の人」が集まった方がプロジエクトは楽しいし、必ず成功する、という現実があると今は知っています。


 例えば動画編集の達人がマイナス思考だったり、個人主義バリバリだったりしたらチームに悪い影響が及びます。特に若いメンバーに及ぼす影響は恐ろしい。元気なメンバーのリソースが奪われるのもつらいもの。
 

 だから

 何をしてきたか(どれだけすごい経歴か)ではなく

 それが好きか(情熱があるか)でもなく

 何をしようとしているか(ゴールが一致しているか)でもなく

 「うまくいく思考回路」っを持っている、ということが重要なのです。


 そんな話を「うまくいっている人」のお一人にポロリと話したら、ものすごく同意いただきました。

「優秀になりたいと力を磨くことは素晴らしい。何かを大好きであることも素敵だ。
 でも、その優秀さや情熱を使う『思考回路』の向かい先が悪いものだと役に立たないし、時にはその優秀さが裏目に出るよね」と。

だけど、多くの方は

その道に詳しくなれば、
技術があがれば、
熟練すれば
自分の人生はよくなると
勘違いしています。

好きなことを仕事にすれば
きっとうまくいくと思っています。

または、成功者と「目標や夢など何かのゴール」を共有することが大事だと教えられていたりします。

確かにそういう部分もあります。

でも、それを動かす「ベースとなる思考回路」が「いい結果に向かっている回路」でなければならないんですよね。

 
「うまくいく思考回路」を持つこと。

よい人生、豊かな人生を過ごすには努力も大事でしょう。
でも、その前に、これが必須です。


 じゃあ、うまくいく思考回路ってなんでしょう?


 つづく

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