友人とぶらぶらしている時に
あるブランドのアンティーク家具を見つけました。

友人が言うには
場合によっては7桁の値段がつくらしい
そのひとりがけの椅子は……

3万円で売られていました。

「偽物かな？？」

刻印の有無、位置などもろもろ細かくチェックしましたが、本物でした。

友人は思いがけない掘り出し物を見つけ、大喜びで購入しました。
大切に扱うことで、その椅子は年数が経てば、さらにアンティークとして価値があがるんですって。

でも、何も知らない人が売ると
３万円の値段になっているんですよね。
そして、何も知らない人が３万円で買うと
おそらく、その椅子は消費され……

いつか、廃棄処分されます。
　
「それ」の「真価」を知ることは
重要なことだと思います。
　
「それ」を生かすも殺すも

「それ」を手に入れた人の人生を
より豊かにするもしないも

「それを手に入れた人」の
先に繋がる人に
この豊かさを継承するもしないも
　
その真価を知っているかどうか。

もちろん、知っているだけじゃダメなんですけどね。

知っていて、それにふさわしく扱う。
そういう行動が必須です。

そして思うのです。
私たちがもっとも見落としている「真価」。
それは、おひとりおひとり、
ご自身の中にあるなぁと。

大したことない。

そんな過小評価をご自身に向けていませんか？

ご自身が生み出すものとか
ご自身がやりたいこととか
ご自身がなんとなく感じていることとか
ご自身の中のなにか。

私もやっちゃうんですけどね。

「それ」は3万円で売られてしまった
あのアンティークの椅子と同じなのかもしれません。

あの椅子が私の友人に見つけられたように
価値がわかる相手に出会えるといいですよね。
（私は、あなたの「その人」になれたらいいなと思っています。）

そういう出会いが人生に
今すぐ起きるかどうかは
それぞれの状況にもよるかもしれません。

だから、まずは自分自身が

自分の何かに対して
「価値がある」と認めたいですよね。

そして価値があるものとして
大切に扱いたいですね。

友人が見つけたアンティークの椅子を見て
そんなことを考えていました。

※stand.fmでも話しました。
音声で聞かれる方はこちらでどうぞ。
https://stand.fm/episodes/617bde68e25f710007046016