守破離。成功法則を捨てること。

 私はあるゲームで上位ランカーなのですが、上位争いはすごい・・・。

 日々、順位がくるくる入れ替わる。

 簡単に言うと、主人公(自分)とコンピュータが動かすキャラでチームを作って戦闘するタイプのゲーム。

 なので、勝つには自分とチームメンバーを強化することが必須なわけです。

 しっかり育成していざ戦闘!

 しかし、たとえ勝ってもすぐにまた別のランカーに挑戦されて順位が下がる。そこで強化してまた挑戦して勝利する。するとまた相手も強化して挑戦してきて、相手が勝利する。私もまた強化して・・・

 この繰り返しを日々行っているわけですが、私はある時から、すっかり伸び悩んでしまいました。
 トップ10に入ってもすぐに15位くらいまで落ちてしまう。

 強い人たちを研究することで「成功法則」が見えていたし、トップランカーの方から強化方法も教わっていました。(プレイヤーどうしでグループを作って戦うステージなどもあり、同じグループにとても強い人がいるのです)

 しかし、その通りにやって伸びて来たはずが
 急にぴたりと伸び悩んだ。

 その時にふと、この「成功法則」を続ける限り、このループからは抜けられないなと思ったのですよね。

 そこで、いわゆる「勝ち筋」というものを放棄することにしました。

 そして淡々と、「勝つために自分たちには何がいるか」だけを考えて戦闘リプレイを見ていました。

 あ、ここが強ければ勝てるんじゃないかな?

 気がついたことがあり、それをそのまま実践したところ・・・

 あらら、トップ3に常在という結果になりました。
 他のランカー様からも「強いですね!」「勝てない!」「爆笑!新しい!真似する!」というメッセージをいただくようになりました。


 まあ、ゲームの話なのですが、ここの中のことも経験は経験。
脳にとって、ゲームの中か「現実生活」かは、あまり関係ありません。
脳内で臨場感の高いものが「現実」です。

 なので、ゲームでの経験や気づきは、現実生活にも活かせるわけです。


「これまでの成功法則を捨てる決意」
「ゴールのために何がいるか現状をフラットにみる」

 ゲームの中ではこれをやったわけですね。

 
 現実生活でも行き詰まった時にあてはめられます。

「これまでの成功法則を捨てる決意」
「ゴールのために何がいるか現状をフラットにみる」

 そこで、このふたつを、仕事で行き詰まっているところに当てはめて、実践したところ、あっという間に方法が見えてきました。

 物理世界はゲーム世界と違ってぽちぽち指先を動かすだけでは終わりませんので、その分、時間も労力もかかるのですが、とてもいい結果に向かっている手応えがあります。^^


 繰り返しますが、
 脳にとっては、ゲーム世界も現実世界も「情報処理」としては同じ。
 臨場感の高い場所が「現実」と認識されるのですよね。
 ですから、ゲーム世界での「体験」も現実世界の「体験」も違いはなく、学ぶことができるわけです。

 それも、物理世界より簡単に。
 もちろん、どのゲームをするか、は選ぶ必要があると思いますけれども♪

 次回は「優秀なメンバーをそろえて勝つのか」「今いる(普通)メンバーで勝てるのか」ということについて書こうと思います。


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