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357.2/10.10年後までに何をしたいですか?



これから10年自分の人生はどうなっているだろうか。
そんなのはわからないけれど、
1つだけ勘違いしがちだなあと思うのが、
何年後までにこの仕事をしていたいとか、
この資格を取っていたいとか、
自分の肩書きだけにどうしても焦点が当たってしまいがちだし、
かくいう自分も実際は数年前まで、
「なにかやらなければいけない使命みたいなのがあるような気がする」のイコールが「仕事」だった。


もっと自分に適した天職のような仕事があるはずだ。
子育てが落ち着いたらそれを必ず見つけ出して、絶対に全うしてみせる。


そう強く思っていたし、そうだと確信していた。


でも、本当にそうだろうか?
自分の人生でやらなきゃいけないことって「仕事の何か」だろうか。
そこに焦点を当てすぎて、本当の自分のやるべきことが見えなくなってはいないだろうか?

だって人生でどうしても自分が使命としてやらなければいけないことって、仕事だけではないはずだ。


近所のお年寄りの話し相手が自分のやるべきことかもしれないとか。
公園で子どもたちが遊んでいるのを危険がないように見守ることかもしれないとか。
美味しいお茶を入れることかもしれないとか。
美味しいコーヒーを淹れることかもしれないとか。
コピーを完璧にとることかもしれないとか。
FAXを完璧に返信することかもしれないとか。
メールの返信を完璧に相手にすることかもしれないとか。
子どもや子どもの友だちの話し相手になることかもしれないとか。


大きな事じゃなくて、
こういう日常に隠れがちな小さいことかもしれないのだ。



そう思ってからは、今の自分のやらなければいけない仕事がものすごく楽しくなっていった。


それまでは、
なんでこんな事しているんだろう。
事務なんて向いてなさすぎる。
体を動かしたり、人とコミュニケーションを取るほうがわたしには向いているのに。


そう思ってはいつしかの転職に胸を膨らませた。


でもそんなのどちらもうまくいきっこない。
どちらも中途半端だ。
いろんなことを全うしていない。
やりたくなければやめればいい。
それも一理ある。
けれど、なんか違う。

今ある仕事ってきっと、必要だからそこに現れたのだ。
そこを中途半端にして、次のステージって現れないのだと思ったのだ。



話を戻すと、
いろんなことに気づき出したわたしは、
今の仕事を楽しんでやっているし、なんだか感謝の念まで溢れてくるから、人生ってわからない。


そして、そこを心底楽しんだらもしかしたら次の何かが現れるかもしれない。
でもそれについてはわたしにもその時にならないとわからない。



わたしがこれから10年やりたいことは、
自分のことをずっと大切に生きること。
自分の気持ちを大切にして、周りの身近な人も大切にすること。
子どもたちの話しをできるだけ聞くこと。
良いお母さんにならなくてもいいよと自分に言ってあげること。
気を張らずにのんびりできる人とできるだけ一緒にいること。
でもたまにはスパイスがある人といてみること。
美味しいご飯を作って美味しいと言いながら食べること。
文章は書き続けたいかな。アウトプットがわたしには必要だから。
本もたくさん読みたいな。
語彙力を増やしたいな。
日々の自分の微調整だけはしっかりしないと、すぐにどす黒くなってしまうから。クリアでいたい。




そうやって小さなことを大切にして生きていたい。












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