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VirtualBoxでUbuntu StudioのゲストOSを作成する

1、Ubuntu Studioとは

Ubuntu Studioは、コンテンツクリエイター向けにマルチメディア(音楽・映像・画像)関連のソフトウェアが標準で多数インストールされたLinuxディストリビューションです。勿論、コンテンツクリエイトではなく一般的な使用もできます。スタイリッシュなデザインのデスクトップがお好きな方は、ぜひお試し頂きたいOSの1つです。今回はVirtualBoxに、Ubuntu StudioのゲストOSを作成します。(以下はUbuntu Studioのデスクトップ画面です。)

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2、ISOファイルの用意

以下の公式サイトから、Ubuntu Studioをダウンロードします。

2021年3月現在、3つのバージョンがダウンロード可能です。
・Ubuntu Studio 20.04.2 LTS(2023年4月までサポ ート)
・Ubuntu Studio 20.10(2021年7月までサポート)
今回はUbuntu Studio 20.10をダウンロードして進めます。

3、仮想マシンの作成

VirtualBoxを起動します。

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「新規」アイコンをクリックします。

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「名前とオペレーティングシステム」画面では、仮想マシンの名前を入力します。(ここではUbuntu Studioとしています)
マシンフォルダを変更する場合は、任意の場所を指定します。
タイプが「Linux」、バージョンが「Ubuntu (64-bit)」になっていない場合は、設定します。

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「メモリーサイズ」画面では、メモリーサイズを設定します。
(Ubuntu Studioでは最低2GB以上のメモリサイズが必要です)

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「ハードディスク」画面では、「仮想ハードディスクを作成する」を選択します。

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「ハードディスクのファイルタイプ」画面では、お好みでファイルタイプを選択します。

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「物理ハードディスクにあるストレージ」画面では、お好みで可変サイズか固定サイズかを選択します。(ここでは可変サイズを選択します。)

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「ファイルの場所とサイズ」画面では、仮想ハードディスクのサイズを指定します。(ここでは60.00GBを指定します)

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作成が完了すると、VirtualBoxに、作成した仮想マシンが表示されます。

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4、仮想マシンの設定

仮想マシンを選択して、「設定」アイコンをクリックします。

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左側で「システム」をクリックした後、右側の「プロセッサー」タブでプロセッサー数を設定します。

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左側で「ストレージ」をクリックして、右側で「光学ドライブの追加」アイコンをクリックします。

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「追加」アイコンをクリックします。

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先程ダウンロードしたISOファイルを選択します。

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ISOファイルが表示されるので、ダブルクリックします。

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ストレージデバイスの「空」を右クリックして、「割り当てを除去」をクリックします。

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「OK」ボタンをクリックします。

5、Ubuntu Studioのインストールとセットアップ

仮想マシンを選択して、「起動」アイコンをクリックします。

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カーソルキーで「Ubuntu Studio」にカーソルを合わせた後、Enterキーを押下します。

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左上の「Install Ubuntu Studio 20.10」をダブルクリックします。

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「次へ」をクリックします。

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「次へ」をクリックします。

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「次へ」をクリックします。

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「ディスクの消去」を選択した後、「次へ」をクリックします。

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各欄を入力した後、「次へ」をクリックします。

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「インストール」をクリックします。

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「今すぐインストール」をクリックします。

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インストールが開始されます。終了するまで待機します。

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「実行」ボタンをクリックします。

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「Enter」キーを押下します。

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Ubuntu Studioのインストールとセットアップが完了しました。

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6、Guest Additionsのインストール

仮想マシン上のUbuntu Studioに、Guest Additionsをインストールします。Guest Additionsとは、仮想マシンでのパフォーマンスや操作性を向上させるためのアプリケーションです。

Ubuntu StudioでKonsoleを開きます。

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以下のコマンドを実行します。

sudo apt install gcc make

exitコマンドを実行して、コンソールを終了します。

仮想マシンのメニューバーから デバイス>Guest Additions CDイメージの挿入 をクリックします。

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「ファイルマネージャで開く」をクリックします。

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「autorun.sh」をダブルクリックします。

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「実行」をクリックします。

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パスワードを入力して、「OK」をクリックします。

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「Enter」キーを押下します。

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仮想マシンのメニューバーから、デバイス>光学ドライブ>仮想ドライブからディスクを除去 を選択する。

Ubuntu Studioを再起動します。

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7、Ubuntu Studioのパッケージの更新

Ubuntu Studioにインストール済のパッケージのバージョンを、最新版に更新します。
Ubuntu StudioでKonsoleを開き、以下のコマンドを1行ずつ実行します。

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sudo apt update
sudo apt dist-upgrade
sudo apt autoremove

8、Ubuntu Studioの日本語化

Ubuntu StudioでKonsoleを開き、以下のコマンドを1行ずつ実行します。

sudo apt-get install fcitx-mozc

exitコマンドでKonsoleを終了します。

Ubuntu Studioを再起動します。

デフォルトのブラウザFirefoxの言語が英語なので、日本語にします。
Firefoxを起動して Open Menu>Preferences に入ります。

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左側でGeneralを選択して、右側真ん中あたりのLanguageの選択欄で、「Search for more Languages...」を選択します。

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「Select a Language to add...」の選択欄から「japanese」を選択した後、「add」ボタンをクリックします。

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「OK」ボタンをクリックします。

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「変更をするには、Firefoxの再起動が必要です」と表示された場合は、「適用して再起動」ボタンをクリックします。

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9、参考サイト

以下サイト様を参考にしております。


後は好みでGoogle Chromeを入れたり。
このあたりのサイトが参考になりそうです。


Ubuntu Studioで色々とクリエイトしてください!


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