鬱病闘病記 私の治療と根本原因

はじめまして。理学療法士のカフェオレオと言います。

この度はツイッターのアンケートの結果、票が多かった私の鬱病闘病記を公開します。

この記事ではどのようなきっかけで鬱病になったのか、

どんな治療を行い、鬱病の根本原因は何か気づいたことを発表したいと思います。


鬱病のきっかけ

私が鬱になったのは今だからはっきり言えるのは職場の人間に鬱にさせられました。きっかけは理不尽に怒る、きつく怒鳴り、パワハラを受けたことにより発症しました。

あまりの胃痛、頭痛、吐き気、希死観念、悪夢で職場の人間を「殺してやる」と叫び起き上がるほど悩まされていました。
そして、通院の結果、二つテストを受けました。
一つは鬱病の状態を客観的に図るためのベックうつ病調査表、
もう一つは不安症の確認をするリーボビッツの社会不安評価尺度です。

テストの結果、鬱病のテストは23点と中等度、社交不安のテストは51点で私の場合、対人関係の仕事をしているため低く出やすい事からそれを見積もって中等度の社交不安症とされました。

テストの点数が高いからそのような診断をついたわけではなく、
私の場合、人前での発表では失敗し、クラスの人間からは生きているだけで笑われ、馬鹿にされるような失敗や屈辱的ないじめを受けた経験がありました。
人前で緊張をはっきりしたのは高校生の頃から。これは小中学校とクラブ活動をしていないからです。
部活では人前で発表する文化部でしたので発表が苦痛でした。
けどみんなそうだと親に言われ納得しないままも問題視せず過ごしてきました。そのため、受信することで障害に気づけました。

鬱病とSADを診断された後、私は職場で休職を申請し休職して治療に専念しました。

休職中の主な過ごし方

仕事をしなくて初めの方にできた時間はとにかく休養にあてました。
職場の人間への怒りや憎しみで悩まされていましたが、
カウンセリングによって改善していきました。
回復していくと、本を読む気力も回復していったのでまず読書をするようにしました。
そこで知りえた情報を元に、食事や運動も大きく変えていきました。
特に影響があったのは、分子栄養学です。
様々な先生が普及啓発していますが、私は三石先生の影響を強く受けました。
また、運動ですが、そこまで大きく影響はしなかったです。
休職中で鬱病が改善していったのは、カウンセリング(ビリーフチェンジ&EFT)、食事療法(メガビタミン+高タンパク質食)、休養、この3点だと思いました。

ビリーフチェンジについて

今回鬱病治療で受けたカウンセリングはビリーフチェンジという特殊な治療を受けました。
基本カウンセリングは傾聴中心と言われ、これはクライアントが困ってること、話したくても話せないことを話させる治療です。殆どのカウンセラーがこの主流みたいですが、私の先生は全く鬱病治療の解決にならなかったと仰っていました。それもそのはず、ただ話しを聞いてもらうだけで、問題も明確になっておらず、自分が悩みや病みを抱えるきっかけも原因もわからず話してもスッキリしても状況や環境が変わらなかったら同じ事を繰り返すに過ぎないからです。
けれども私のカウンセラーの先生は棚田克彦先生からビリーフチェンジを受けてすごく変わったとおっしゃっていました。そこから先生もビリーフチェンジを学びカウンセリングの先生になったみたいです。
ここにあるビリーフチェンジとは、幼少期の経験などで作られたビリーフ=思い込みを想像上の親との対話やその時に生まれた感情を感じるなどをしてビリーフを作り変える手法です。
今回私の場合、コアとなるビリーフ治療はあまり行わず、直近のストレスを感じる解放する手法が中心となりました。
そしてカウンセリングで自己治療でできるEFTを進められやってみました。

EFTについて

EFT=エモーショナル・フリーダム・テクニック=感情解放テクニックと言う意味である点をトントンとタッピングして感情を感じ解放しながら感情の変化を促す手法です。
これは中々初めからできる人がいないと言われていましたが、私はすんなり改善することができました。
例)学生の頃の同級生への怒り10段階の8から3ぐらいへと低下
これだけ上手くいったのは2つあると思います
1.タッピングポイントが経穴(ツボ)であった
:私は理学療法士ですが、きちんと治療のために経穴の勉強をしてそこを強く押す治療もよくやっていました。そのため、ツボから外れている外れていないがきちんとわかっているので、正しいポイントをタッピングできていたからだと思います。
2.セットアップフレーズを臨機応変に作れた
:大抵のクライアントさんが先生の見本を聞いてスマホで録音してそれを模倣してやるみたいでした。私の場合、録音しないで、先生のEFTの時に声を出す台詞(セットアップフレーズ)の大枠だけ捉えて、後は自分でオリジナルでつくるようにしていました。そのため、自分が言いたい言葉や自分の言葉でEFTができたのでこうかがあったのではと思います。また相当多くの本(普段は月20~30冊ですが休職中は時間と余裕があって3か月で約90冊)を読んで色々と学びました。そのため多くの言葉や語彙に触れることで自分の感情や嫌だった状況、なりたい状態をフレーズにできたのだと思います。
EFTは気軽にできるので鬱抜けしたとしても、嫌な事、自分の気質は買えられないため、今でも活用していることはあります。

分子栄養学的食事療法

まず分子栄養学は私が信用する三石先生の提唱した学問で、遺伝子の分子に着目し、遺伝子をフルに活動させるためには何の栄養物質がどれだけ必要かということを考え何をどのようにとるべきかを追求した学問です。
その中で学んだのは第一にメガビタミン、次に高たんぱく食です。
この食事療法は吉濱ツトム先生も実際の発達障害の治療にも用いています。
そして鬱病の治療には藤川 徳美先生も推奨しています(彼女は女性にはまず鉄分不足が疑われそこを真っ先に改善するべきだと唱えています)。
具体的にどうするかというと、ビタミンは厚生省の推奨する量の何十倍(本当に枯渇している栄養素は耐用上限量近くまで摂取)、タンパク質は推奨量の2~3倍(体重kgの数値×2または3=摂取グラム)とりました。
多くの人が糖質を取りすぎているこの日本で高たんぱく・メガビタミンは凄く費用が掛かりましたが、その分体の調子はよく、頭もよく働きお金をかけて良かったなと思いました。
今の病み垢の人どころか日本人自体最悪の栄養状態で過ごしていると思います。そのため、食にもっと関心をもって自分の人生を変える必要もあるのではないかと思う所です。

私が鬱になった根本的な原因について

鬱病になる人は怒りや悲しみの感情を抱えるからなってしまったと教わりました。
私の場合、間違った事実への怒り、正しい事をしない人間への怒り、そして条件付けの愛情と言う愛を得るために何かをしないといけないという不条理の親子関係の悲しみがカウンセリングであったことに気づきました。
残念ながら、知っただけで根本的な問題は解決できておらず、
今でも間違った出来事や人間が許せないですし、条件を付けられたり、何か支配されるようなことへの耐性がありません。
けれども鬱の症状は治すことができました。再発したせいで仕事をやめることになりましたが、新しい物の捉え方で私の世界は大きく変えられたので、以前みたいな鬱症状に悩まされることはなくなりました。

最後に

闘病記がなぜ、票が多いのかわかりませんが、とりあえず書いてみました。
これを見ている人、人の闘病記で何を求めているかわかったらもう少し改良するでしょう。
書いていて思ったのは振り返るきっかけになったぐらいです。
ただ、読んだ人は私の治る経緯や過程が参考になれば幸いだと思えます。