見出し画像

Linux初級講義台本(1)


私がプログラミングスクールのコーチとして使用するための講義台本です。

スクールはPythonを教えることがメインですが、その前提知識としてLinuxが必要なので、初級講義を行うことになりました。

ですので、これは読み物と言うより、カンペに近いです。

参考になる人には参考になるかな、と思ったので、noteに公開状態で作成します。

想定時間:1時間


GUIとCUIの違い

GUIとはなんぞや、CUIとはなんぞや、という部分は実例を画面で提示しながらフリートークで進める。

GUIは人間によるインタラクションありきで設計されています。
そのため、人間が直接操作する、もしくは、人間が動作に立ち会う(監視する)という場面設定が「必要」な場合はベストな選択になります。

一方、CUIは人間が操作に介入することが必ずしも必要ではありません。
むしろ、人間によるインタラクションが不必要である側面に目を向け、業務の自動化などの価値へ転換することが推奨されます。


【ミニ課題】

1.今まで聞いた内容を自分の言葉で要約してみてください。

2.(いくつか実際のAPPを挙げて)これがGUIかCUIか。

3.WEBアプリを部分にわけて、GUIの部分とCUIの部分を色分けしながら理解してみる(共同作業)


WEBといえばLinux、LinuxといえばCUI(コマンド)

Windowsには独自のコマンド体系がある。MacにもAppleScriptなど独自のものがある。

しかしこれらは(あくまで比較だが)Linuxほどメジャーではない。

LinuxはUnixのクローンだとか、LinuxにもXがあるとか、そういう話は生徒が興味を示すようなら脱線として話す。

特にWEBサーバの世界では、Linuxコマンドがすんなり使えるスキルを身に着けておくことがほぼ必須。

なぜなら、WEBの世界では自動的にコンテンツが生成される必要があるから。(リクエスト送ってから、担当者がコンテンツを発行するまでページが見れないWEBサイトなんて嫌でしょ?)

学習上で重要な認識は:いろんなコマンド体系がある中で、メジャーなLinuxコマンドを選択して勉強するのだな、ということ。言い換えると、Linuxコマンドが「すべて」だとは思わないこと!


【ミニ課題】

1.「コマンド」の体系にはどんなものがあるのかいっしょにググって見ていく

(呼称はどうあれ)Shellの違いでコマンドの体系というのは分かれている


Linuxコマンドを「全部」覚える必要はない

Linuxコマンドは(特に初学者から見ると)無数にあるように見える。到底覚えきれないように思える。

が、実際は、

・よく使う基本的なものから優先して覚える

・やりたいことから逆引きでコマンドを探せるようになる。つまり「調べ方」を覚える

この2つが重要。


よく使うコマンドの例

上記のサイトを参考にしながら、その中でも更によく使うものをピックアップして解説する。


逆引きに必要な知識、感覚

ググるときのコツと、man pageの読み方をレクチャー



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?