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返事ひとつで空気は変わる vol.44

昨日、久しぶりに、家族と近所の居酒屋さんへ行きました。

この居酒屋さん、10年程前は凄く活気があって
気持ちの良い空気が流れていて、また来たい!と思うお店でした。

しかし最近は、店の中に居ても、え?閉店してる?って思うくらい雰囲気は暗く、店員さんにも活気は無いし

我が家では、あの店行こう!と言うよりは、今日は遠出したくないし…あそこでええか。

と言う、妥協案で選ばれるお店になってしまいました。

ところが、昨日久しぶりに行ってみると
入った瞬間から、空気が違うのです。

なんか…とくにこれと言って接客がめちゃくちゃ良いわけでもないのですが

店員さんがいつもよりウェルカムな感じだったのです。
それだけでも、来てよかった!という思いが湧きました。

暫くすると、厨房に注文が入り、厨房の中から数人の
『はいよっ!!』という元気な声が聞こえてきました。

おそらく、注文が通った事を、受け取りましたよ!
と言う返事やったんやと思いますが

活気のある返事と共に出て来た、店員さんもまた、厨房からのエネルギーを受け継いでいるのが見て取れます。

このお店、まだ、接客には伸び代があるけれど
めちゃくちゃエネルギーが循環してる!

それだけで、こんなに居心地がいいもんなのか!と驚きました。

人間関係において、返事、あいづち、リアクションなど
コミュニケーションのキャッチボールには、欠かせない
2投目の玉。

飛んで来た玉をどの様に受け取って、投げ返すのか?

避けて無視するのか?
相手が取りにくい玉を投げ返すのか?
受け取りやすい玉を投げ返すのか?

それによって、相手にどんな影響を与えるのか?

返事一つで、やる気を与える事もできれば、、せっかくのやる気を奪う事もできる。

これは、職場、家族間、スポーツ、あらゆるコミュニティにおいて言える事で

作業的になったり、自分の事しか考えていない人が居ると、そこで良い循環は止まってしまう

そして、そのやり取りの積み重ねで、場全体の空気を作っていくのだと思いました。

でも、何でこんなにも、お店の雰囲気が変わったんやろう?と思って見ていると

厨房の奥に、なんか見覚えのある顔が…
その人は、10年程前に、この居酒屋さんで店長さんをされていた方でした。

あの、雰囲気の最高だった頃の店長さんです。

〈10年前の出来事〉
この店長さんは、うちの母がビールに必ず氷を入れて飲む事も覚えていてくれて、店に行くと、何も言わずとも『氷ですね!僕も氷入れて飲むの好きなんですよ!美味しいですよね!』

といいながら、毎回、持って来てくれたり
好みを覚えていてくれたり

お客さんの事を考えた、気配り、心配りが行き届いている、笑顔の素敵な店長さんでした。

今回は、店長さんと話す機会がなかったのですが
コミュニケーション一つで、お店の雰囲気が変わると言う事。

リーダーが何を大切にしているか?それが伝わっているか?その上で、どんなコミュニティを、皆んなで作っていけるのか?

と言う事を考えるきっかを頂いたので
これからの自分に活かしていこうと思います。

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