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面倒が呼び寄せた収穫 あなたに会いたかった

食料品の買い物は外出規制が出て以後、二週間に一度程度まとめ買いにしている。

トイレットペーパーの棚はいつも空っぽだ。
そのため買い物へ出ると数軒の店をハシゴしているが、にしてもない。

小麦粉やパスタはなくても、
「そっかぁ。ないかぁ。」くらいの感覚で済むが、トイレットペーパーがないのは困る。家の在庫が減ってきて焦っていた。

他にも困っている人がたくさんいるようで、キッチンペーパーも姿を消した。私は残されていたポケットティッシュをとりあえず買ったが、やはりこれでは些か力量不足だ。

石鹸もない。これもちょっと....(~ω~;)))

数日前にMETROの小冊子が投函されており、その中にトイレットペーパーの文字を見つけていた。
このMETROは会員制業務用スーパーだ。事業者や事業所でなければ会員になることはできず、事業者登録証と身分証明書を提出し、まず会員にならなければならない。会員カードは個人を特定すべく写真付だ。

初日混雑しそうなので、トイレットペーパーを取るか身の安全を取るかで、後者を選択し、次の日の朝早く開店時間に合わせて出かけた。

トイレットペーパーの棚は見事に空っぽだった。
il||li_| ̄|○ il||li

気分を変えて、その他を物色。

まずここには新鮮な椎茸がある。椎茸?と思われるかもしれないが、椎茸、しめじやエノキなどは普通のスーパーでは、ほぼ売られていない。
あと鮮魚コーナーに、タコやイカなどもある。これらもなかなか見かけない食品なのだ。冷凍の小さなイカなら近くのスーパーに置かれているが、たまには立派なゲソを手に入れたい。
それにイベリコ豚の塊があり、脂肪の入り具合が非常によく、甘くて、これが美味しいのだ。

まとめ買いした肉や魚は食べきりやすいサイズにカットして、冷凍し、日々小出しして料理している。

食品を家の中に運び入れ、処理すべくイベリコ豚を開封した所、硫黄臭がした。

やられたーー。\\\\┏( `ω´ )┓////

傷んだり賞味期限が切れた食品が、店内に並んだままになっていることは、ほかの店でもよくあることだ。いつもなら吟味して買うのだが、今はコロナの影響で貼り紙がされている。

一度手にした商品を元に戻さないでください。

またしてもMETROへ逆戻りだ。

その車中でボスがいきなり声をあげた。
「あの人、トイレットペーパー持ってはるで!」

(゚ー゚;三 ;゚ー゚) ドレドレ

その場所から一番近くにあるスーパーへ急遽ハンドルをきった。

お久しぶり~。ヾ(*´▽`*)ノ オヒサァ♪


搬入されたばかりのようで、パレットの上で半分ビニールに覆われたトイレットペーパーの山がそこにあった。やっと手に入れることができた。

イベリコ豚返品は手間が多いわ!
1、入口サービスセンターにて担当者サイン入返品用紙をもらう。

2、用紙を持って精肉コーナーへ。
精肉コーナーで肉を提示。

ボス「これ傷んでるやん。臭いをかいでみ!」
担当者「おっしゃる通り 。」

肉を返品。
精肉コーナー担当者サイン入返品用紙を持ち、またまたサービスセンターへ。

3、サービスセンターで、返品用紙と引換に返品伝票をもらう。

4、それをもって、最後にレジへ。

Σ\( ̄д ̄;)ォィォィ

我が家の二週間分の食材から肉が無くなったので、肉を購入すべく、別のスーパーへ向かった。その駐車場でボスがまた声をあげた。

「見てあの人!トイレットペーパー持ってはるわ。」

イベリコ豚災難は豊作のトイレットペーパーにつながった。

それにしてもボスは、トイレットペーパーを見る目がある。

(・`д´・;)ス、スゴイ・・・。

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