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国語の文法まとめ【その6】 〜動詞の種類(応用編)〜

 今回は「自動詞と他動詞」、「可能動詞」、「補助動詞」についてまとめていきます。前回扱った「活用の種類」とはまた違った動詞のグループ分けについて、理解を深める手助けができれば幸いです。


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自動詞と他動詞

○自動詞:主語の動作や作用を表します。目的語(「〜を」という形の文節)は必要ありません。

○他動詞:人やものへの動作や作用を表します。目的語が必要です。

〈具体例〉
左が自動詞、右が他動詞
「ドアが開く」と「ドアを開ける
「ドアが閉まる」と「ドアを閉める
「電気が点く」と「電気を点ける
「電気が消える」と「電気を消す
「矢が当たる」と「矢を当てる
「人が集まる」と「人を集める
「人が増える」と「人を増やす
「体重が減る」と「体重を減らす
「時計が壊れる」と「時計を壊す
「車が止まる」と「車を止める
「水が流れる」と「水を流す
「目が覚める」と「目を覚ます
「ボールが沈む」と「ボールを沈める
「粉が広がる」と「粉を広げる
「液体が混ざる」と「液体を混ぜる

 「自分の意志とは関係なく勝手にそうなる」のは自動詞、「誰か(何か)が意図的にそうする」のは他動詞、と思ってもらっていいのかなぁと。

 また、自動詞と他動詞の両方の働きを持つ動詞もあります。逆に自動詞だけ・他動詞だけの動詞(対になる動詞がないもの)もあります。

〈具体例〉
○両方の働きを持つ動詞(左側が自動詞、右側が他動詞)
「ドアが閉じる」―「目を閉じる
「優しさに触れる」―「手を触れる
「番組が再開する」―「番組を再開する
「水が引く」―「水を引く
「風が吹く」―「笛を吹く

○自動詞のみ→ある、泳ぐ、行く、走る、死ぬ、いる、来る、座る、成長する、実る、茂る、熟す、光る

○他動詞のみ→疑う、感じる、断る、ほめる、嫌う、話す、投げる、書く、着る、食べる、忘れる、叩く

 自動詞と他動詞の区別は、国語だけではなく英語を理解するうえでも重要になってきます。


可能動詞

 「〜できる」という意味になる動詞で、下一段活用の動詞です。五段活用の動詞が形を変えたもので、命令形はありません

可能動詞(左側、下一段活用)と、もとになった五段活用の動詞(右側)

「読める」―「読む」
「歩ける」―「歩く」
「作れる」―「作る」
「会える」―「会う」
「なれる」―「なる」
「泳げる」―「泳ぐ」
「待てる」―「待つ」
「話せる」―「話す」
「飛べる」―「飛ぶ」
「言える」―「言う」
「書ける」―「書く」
「飲める」―「飲む」

 「読める」=「読むことができる」ということです。これを理解しておくと、英語の授業でも役に立ちます。「読める」と「読む」は別ものだ、ということをよく覚えておきましょう!


 ちなみに、「見れる」、「食べれる」なども可能動詞っぽく見えますが、これらは可能動詞ではありません。「ら抜き言葉」と言われているものです。「見る」や「食べる」などのような上一段動詞・下一段動詞の場合は、未然形+「られる」、つまり「見られる」、「食べられる」といった形になります。あと、カ変の動詞「来る」も「来られる」になります。
 話し言葉やLINE、インスタグラムの投稿等、日常的な場面では特に気にしなくても大丈夫ですが、国語の作文等、テストやフォーマルな場面では「ら抜き言葉」は避けたほうが良いでしょう。「日本語の乱れではないのでは?」という考え方もある一方で、まだまだ誤用として減点されることが少なくないからです。


補助動詞

 もともとの動詞の意味が薄くなり、直前に来ている文節の意味を補う役割があります。

〈具体例〉
「吹いている
「寄っていく
「食べてみる
「書いておく
「読んでもらう
「買ってくる
「行ってしまう
「作ってあげる
「置いてある

 かぎ括弧の部分は連文節になっています。「補助の関係の連文節」です。補助動詞はひらがなで書くことが多く、直前に「て(で)」がくることが多いです。
 「人がいる」、「コンビニに行く」、「スマホを見る」などと比べると、もともとその動詞が持っている意味は薄くなっていますよね。


 今回のnoteはここまで。次回は形容詞・形容動詞についてまとめいきたいと思います。よろしければ読んでいただけると嬉しいです!

 誤字・脱字等があれば、気づき次第修正していきます。


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