国語の文法まとめ【その4】 〜単語の分類〜
前回の投稿からだいぶ時間が経ってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回のテーマは「単語の分類」について。日本語の単語は10種類のグループに分けることができます。単語の分け方と単語の種類について確認していきましょう。
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単語の分け方【自立語と付属語】
分け方のポイントは2つあります。
1つは「その単語だけではっきりと意味がわかるかどうか」です。例えば「犬」「山」「歩く」「かわいい」「キレイだ」「とても」「しかし」「まあ」など、その単語だけでも意味を理解することは可能ですよね。しかし、「を」「が」「た」「のに」「ます」などのような単語は、それだけでは意味がわかりづらいと思います。
それだけでも意味がわかる単語を自立語といいます。自立語は文節の初めに必ず1つあり、単独で文節を作ることもできます。
それだけで意味がわかりづらい単語を付属語といいます。付属語だけで文節を作ることはできません。自立語のあとに続く形で文節を作ります。1文節の中に付属語が1つも入っていないこともありますし、逆に、1文節の中に付属語が複数入っていることもあります。
単語の分け方【活用】
例えば、「買う」という単語について、
○パンを買わない。
○パンを買います。
○パンを買った。
○パンを買え。
○パンを買おう。
太字の部分のように、形がいろいろ変わっていますよね。後ろにどのような単語が続くのか(どのようなニュアンスで伝えたいのか・表現したいのか)によって単語の形が変わることを、活用といいます。
上の例文のように活用することができる単語もあれば、そうでないものもあります。
○パンが食べたい。
○パンを買った。
○パンにジャムを塗ろう。
○パンは美味しい。
○パンも好きだけど、お米も好きだ。
「パン」という単語が形を変えることはありませんね。これらのように、単語の形を変える、つまり、活用するか、それともしないかについて判断することも、単語を分類するのに重要なポイントとなります。
単語の種類と「品詞分類表」
ここまでに紹介してきたような見方(役割や形の変え方等)でグループ分けされた単語を品詞といいます。学校の国語の文法では、全10種類の品詞を覚えていくことになります。品詞分類表を使って正確に覚えていきましょう。
※ここで確認していくのは、中学で習う現代文の品詞についてです。高校で習う古文バージョンだと少し違いが出てくるので注意しましょう。古文バージョンもそのうちまとめたいと思います。また英語の品詞も、日本語とは様々な違いがあります。
(画質がイマイチで申し訳無いですが)以下が品詞分類表です。
※国語の教科書にも同じようなものが載っていると思います。
名詞、副詞、連体詞、接続詞、感動詞、動詞、形容詞、形容動詞、助詞、助動詞の全10種類です。上の画像でいうピンク色の枠で囲んでいるものですね。
ちなみに、緑色で囲んでいる部分は文の成分です。文の成分と品詞の関係も覚えていきましょう。
オススメは、まず自力で上の画像のような品詞分類表をかけるよう練習することです。色分けまでする必要はありません。教科書などを見ずに書いてみて、ひと通り完成したら答え合わせ……これを繰り返して知識を定着させてください。
今回のnoteはここまで。次回からはそれぞれの品詞についてさらに掘り下げていきます。まずは「動詞」からの予定です。
ここまでご覧いただき本当にありがとうございました。誰かの学習の手助けに繋がれば幸いです。誤字脱字の修正等、その都度編集していく予定です。他のnoteもよろしければチェックしてみてください!
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