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ラスボスを倒した後の世界【葬送のフリーレン】

こんにちは、元国語教員、現ライターの国語の庭です。

今回は、久しぶりにリアルタイムで視聴しているアニメのお話。

(この時点で7話まで観ています)


設定がおもしろい

アニメは好きな方ですが、なかなかリアルタイムでは追えていない、私です。

でも、今放送中の「葬送のフリーレン」はなぜか観ています。

きっかけは、「舞台設定が意外」だったから。

どの番組を観ようかな、ってときに、私の場合は番組の概要を読むんですよね。

あらすじとかが書いてあるので、そこを読んで「おもしろそう!」って思ったら本編へ、って感じで観る番組を選んでます。

で、この「葬送のフリーレン」、おもしろそう、って思ったんですよね。

魔王討伐後の世界

これです。

「葬送のフリーレン」は、魔王討伐後の世界が舞台になっています。

物語が始まる前にね、勇者一行の旅、終わってるんですよ。

RPGのゲームだったら、エンディング後の世界なんです。

この設定、意外過ぎませんか?

そして、気になりませんか?

ちょっと考えたこと、ありませんか?

旅を終えた後、主人公たちはどんなふうに生きていくんだろう、とか、どんな世界になっていくんだろう、とか。

うわぁ、ちょっと観たい、ってなりません?

1000年以上生きるエルフ

主人公は、エルフのフリーレン。

勇者とともに魔王討伐を果たしたパーティの一員です。

勇者たちと旅をしたのは10年。

人間にとってはとても長い年月ですが、1000年以上生きるエルフにとっては一瞬の時間です。

旅を終えた後、フリーレンは勇者と再会するのですが、そのときにはすでに50年が経っていました。

勇者は人間ですから、相当老いています。

そこからまた月日が経ち、勇者は寿命を迎え、息を引き取ります。

葬儀に参列したフリーレンは、「一緒に旅をしたのは、たったの10年。私は勇者のことを、何も知らない」と涙を流します。

そして、もっと人間のこと、勇者のことを知りたい、と再び旅に出るのでした。

第1話で勇者の葬儀

やはり、ここのインパクトがとても印象的です。

旅を終えた後の世界。

ここからフリーレンがどう生きていくんだろう、どんな人と出会うんだろう。

この先がどうなるのかわからなくて、そこにワクワクします。

あと、旅をしていると、魔王を倒したからといって完全に平和な世界になったわけではなく、まだ争いの残る地域もあったり、勇者のことをすっかり忘れている地域もあったりします。

そのへんが、そうだよなぁ、実際のところは確かにそうだろうなぁ、とリアルに感じるところでもあります。

「昔」に思いを馳せたくなる


生前、勇者は「自分の功績を讃えて」と言わんばかりに世界に像を建てまくっていたのですが(ちょっとナルシスト的な面もある勇者です)、その理由の1つには「自分たちがいなくなった後も、フリーレンが寂しくないように」との願いが込められています。

そして実際、フリーレンの旅先にはたびたび
勇者の像が登場します。

でも、キレイにしてあるものもあれば、手入れをする人がいなくなってしまって廃れてしまっている像もあります。

で。

像とか、そういう記念碑とか、作品とかって、私たちの身の回りにも結構あるじゃないですか、町を歩いていると。

「葬送のフリーレン」を観始めてから、それらをなんとなく気にするようになりました。

何気なく横を通るけど、これってどんな経緯があってここにあるんだろう。
誰のどんな思いがあって建てられたんだろう。
って。

説明文が横にあったら読んでみたりなんかして。

そんな感じで、リアル生活にも影響を及ぼしている、「葬送のフリーレン」のお話でした。

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