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RPGの忘れられたMOBから冒険者パーティーの一人に? 神保町に書店をオープンして170日目

神保町に書店をオープンして170日(4月28日)。passageSOLIDAに3冊納入してきました。

ノーベル文学賞のカズオイシグロの忘れられた巨人など


3月の公式オープンとともに2つ目の棚を持ったpassageSOLIDAでは、継続的に売れ続けていて、これまで計16冊売れました。最初に搬入したのは10冊で、まだ売れ残ってるのは2冊だけ。
何度も書いてますが、なぜこれだけ売れるかの理由は、棚は高さがすべて!ということ。
passage1とSOLIDAでは来客数が体感で倍は違います(passage1のほうがだんぜん多い)
ワタシのpassage1の棚は、入り口から入ってすぐの横位置的にはベストと言える棚ですが、縦方向は床からざっと2メートルで、脚立に乗らないと本を手にすることは事実上難しいです(取ることはできても、戻すことができないので立ち読みができない)

また、この日(4月28日)には、passage1のめちゃくちゃいい場所(高さ)の3棚の抽選会がありました。倍率30倍とかなので、基本的には当たらないのですが、宝くじよりは当たりそうなので、ワクワクしてましたが、確率的に当然の結果、今回も残念ながら外れました。
passageは、書店不況ダンジョンを冒険する勇者たちなので、それを応援したい思いが強いので、ほとんど売れない棚でも、冒険者を支えるMOB(最初の町にある道具屋みたいな)として、本が売れようと売れまいと、棚は維持しようと思ってきました。(なお、ワタシの立ち位置としては、趣味の「書店経営」なので、これで儲けるつもりは全くありません)

ただ、SOLIDAの棚が想定以上に売れ過ぎているのが、MOBを自認していたプレイヤーとしては予想外に良くも悪くも効いてきてます。
当然、売れるSOLIDAの棚磨きが優先的になり、ただでさえあまり売れないpassage1の「棚磨き」がおろそかになっています。
言ってみれば、同じ町の中から出ることはなく、同じ質問への回答だけしてれば良かったMOBキャラから、冒険者パーティの一人になってしまった感じです。自分のレベル(読書量)をアップして、どんどん棚に送り出す、そういう風にしたほうが冒険は楽しくなりそうですが、MOBとしてまったりとpassageの冒険譚をアールグレイを飲みながら観戦したいという思いもあります。



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