みねとお茶をした。

みねは、不器用だけど頑張り屋さんで、思い付きで動くけど素直で、背が小さくて、派手な格好が似合う、丁度良い丸みがあって、とても可愛いから好きだ。

YouTubeが気になっている話をしたら、とてもとても背中を押してきて、その場でやること決めた。

きょうは、メンタルがやられたみねの悩みを聞くために会ったのに、優しい子なので励ましてくれる。

みねは、面白いネタを書く。

最初の面接で、言ってもないのにネタを3本書いてきた。不思議なネタだった。マヂカルラブリーが好きだと言っていた。今は、おじさん芸人にハマっているらしい。

優しくて、尽くす人。不器用で、仕事が忙しくなると、ボロボロになる。みねはちゃんと可愛くしとけよ、と釘を刺した。

縁がなくて、本当にやりたいお笑いの仕事、ネタを書く仕事にありつけていない。経験のない28歳。

私は、25で大阪に出てきて、その翌年中川家と会って、その翌年にM-1が始まって、人生の道筋が決まった。

みねも、まだ間に合うと思う。

私が今年から始めた、おもろ塾の看板娘。肩書きだけ。

みねがハイツ友の会を想定して書いた漫才台本は、そのまま使える内容だった。初稿とは思えなかった。面接の時に感じた才能が、3年経っても錆びていなかった。

縁次第。

お笑いの神様、急いでほしい。

書き終えて、気付いたこと。

前から何かが似ていると思っていたけど、独りっ子で、お笑いがめちゃくちゃ好きで、人に尽くすのが好きで、不器用。

みねの方が、全ての度合いが上で、しかも女の子なので、優れた作家になる素質を持っていると思う。そう感じる。

誰か、お試しで使ってみてほしい。不器用すぎて、経験値もなくて、迷惑をかけるとも思うが。新しい血のいる芸人は、連絡してほしい。

あの時の再起を目指す中川家のように、本気になった芸人は。マネージャーを含め、4人で顔合わせしたあの光景を、みねにも見せてやりたい。