「30day song challenge」も、気づけば半分以上進んで居ました。時間が経つのは早いなぁ。十七日目のテーマは「カラオケで誰かとデュエットしたくなる曲」。
普段カラオケはあまり行かないのですが、誰かと一緒に歌いたい曲、ということで本日は中島みゆきさんの「糸」をお送りします。

「糸」、というタイトルがなんとも素敵だと思います。誰かとのつながりは「絆」や「運命」のような強いものばかりではなくて、むしろ放っておくとふわっとほどけてなくなってしまう、糸くずみたいにか細いものばかりです。ただ、糸くずみたいな些細なことでも、毎日挨拶をしたり嬉しかったらお礼を言ったり間違えたら謝ったり、一緒にご飯を食べたり遊んだり、小さく小さく積み重なって繋がりはより強くなっていくのかなぁと思います。

この「糸」は大学時代の友達と、よく歌ったり楽器で吹いたりしていました。京都にある鴨川の近くに住んでいたので、川と飛び石の向こうに大文字山を眺めながら楽器を吹いたり「糸」を歌ったりしていると、どこからか知った顔が楽器を持ってやってきたり、逆に全く知らない外国の人やおじいさんがお花やパンをくれたり、ちょっと愉快な繋がりも生まれました（多分大道芸人か何かと思われていたんだろうな・・・笑）

この曲を聴くと、昔の友達の顔がふっと浮かんできます。同時に繋がりの脆さにはっと気づいて、会う約束もしていました。
縦の糸と横の糸が、わたしと同じように誰かの拠り所になるといいなぁと思います。