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フロ庭通信!No.21

第21回は演出部座談会!演出部4人で作品の見所を語り合います!

撮影:村上信六

山下真実
1999年7月19日生。2021年10月、Rising Generation's Act (RGA) vol.000「『BROKEN ロミオとジュリエット』」で人生初のオーディションを受け、初舞台を踏む。現在はフリー。今後の身の振り方を模索中。


撮影:村上信六

田中友也(タナカトモヤ)
1998年6月16日産まれ 大阪府出身
2年と少しの間声優の養成所に通い、演技の楽しさを知り、退所した後A-Lightに所属 舞台出演経験なし
実年齢より低い中高生役を演じることが多い。


撮影:村上信六

足達菜野
咲くやこの花高校演劇科卒業。大学は社会学コース卒業。
ケーキをちんたら食べながら本読んだりするのが好き。
伊丹想流劇塾にて学んだのち劇作に勤しんでいる。
俳優としても活動中。今年8月には地点イヴ・シリーズ『水鶏』に出演した。


撮影:村上信六

小西瑛子(劇団Compass)
京都府宇治市出身。幼少期に観た劇団四季の舞台に感動し表現者を志す。学生時代は全国で学校公演を行う劇団に所属し活動。歌が好きで、現在は劇団Compassに所属しミュージカル作品に出演する他、個人でのアーティスト活動・役者活動を行っている。


とうとう上演まであと8日!
(山下真実:以下、まみ)いや、いよいよ来たなって感じですよね。
(小西瑛子:以下、えーこ)うんうん。
(まみ)私たちの上演の裏で、2本くらい、中止になった団体さんもいらっしゃって……こうやって一週間前まで、誰一人欠けずに来れてること自体、幸運やなって思うし。無事に全員で幕が降りるまで走り抜けれたらいいなって思いますね。
(田中友也:以下、ともや)ですね。
(足達菜野:以下、なの)私めっちゃ緊張してる……昨日の通しも、失敗しちゃったとこあったりして。今気づいてよかったなとは思うけど、ほんと、始まるんだって。気ぃ引き締めなって。
(とも)僕はまだちょっと実感がないっていうか。通し稽古やってても、動きがイマイチだったりしたので、見直していかないとなって思って。ちょっとしか出ないけど、すごく緊張しながら、稽古に来てます。どうなっていくか、楽しみです。
(えーこ)早く見てもらいたい気持ちもあるけど、不安も(笑い)でもまだ一週間あるから。今から詰めて。
(まみ)まだ通しもあと3回ありますからね。頑張りましょ。

演出部ってどんなことしてるの?
(まみ)演出部って言ってるけど、ざっくりやってることは演出助手ですよね。しかもありがたいことに4人もいるから、一人当たりの作業量としては、そこまできっと多くなかったんじゃないかな?20人超えの大人数の座組みのわりに。
(なの)うんうん。これ、一人やったら私死んでた。
(まみ)ね、とっくにリタイアしてたと思う。血とか吐いてたかも(笑い)
(なの)今回は一応、衣装班と小道具班に分かれて作業してたんだよね。
(まみ)衣装班ってどんなことしてたんですか?
(えーこ)基本的には、何が必要かリストアップして、購入が必要であれば、購入して?
(なの)20人超えるとやっぱり……集めるのめっちゃ大変でしたね。
(えーこ)そうそう。数の管理の方がやっぱり大事になって。それが大変。
(まみ)衣装合わせ前の演出部ラインとか、夜中まで動いてて。

(えーこ)ね、大変だった(笑い)小道具班は?
(なの)まみちゃんとかめっちゃ作ってたよね。
(まみ)はい。でも、借り物にだいぶ救われましたね。今回の芝居は再演なので、ありがたいことに、当初作る予定だったものも結構借りてこれて。
(とも)作成予定だったけど購入できたものもあるし。
(まみ)買った方がむしろ安いやん!って。いかにそれをプレゼンするかが大事だってことを、学びました(笑い)いろんなとこリサーチして、価格出して「こっちの方が安いです!」みたいな。
(なの)それ、大変そうやなって見ててん。
(まみ)作るのもまあ、多かったし忙しかったけど、今はもう破損がなければ。まあ落ち着いてきてるかなって。

演出部が語る!見所!
(とも)すごく人数が多い芝居で。どこに目を向けたらって、思うかもですけど……出てくる一人ひとりすごい、強いキャラを持ってて。どこを見ても、楽しめるんじゃないかなって思います。あと大熊さんもついてくださったステージング。普通のお芝居だけじゃなくて、面白い演出とかも加えられてて。看護学生の日常に隠れた思いだったり悩みだったりとかが、こういう演出によって際立っているというか。さらに面白くなっているなって。

(なの)たしかに。ステージングのとこは、わあって、来るものがありますよね。このコロナ渦で、こんな大人数の芝居ってなかなかできなかったし。やっとできる日が来るんだ!って思って。なんかやっぱ人間がいっぱい乗ると、それだけで、「うおっ、すげーな」ってなる。
(まみ)物理的な華みたいなの、ありますよね。
(えーこ)私はおすすめポイント2個あって。ひとつは、ふたりも言ってたステージングにあたる部分なんだけど、ここはユウコの独白になってて。現代から過去への回想だったり、全体を俯瞰しての台詞だったり。この随所に出てくるユウコの独白が、作品全体をキュッと締めてる感じで。めっちゃ好き。もう一個はお菓子を食べるシーンがめっちゃ多いんですけど、そこが地味にめっちゃ好き(笑い)みんな美味しそうに食べるからさ。

(まみ)看護師だったり医者にスポットライトを当てた作品は、舞台でもドラマでもいっぱいあると思うけど、看護「学生」にスポットライトが当てられてるって時点で、それだけでみどころがいっぱいな舞台だなって個人的には思ってますね。しかも、病院での実習風景とかじゃなくて、あくまでもバックヤード、が垣間見れる。白衣の天使とかって言われる、その卵である彼女たちなんだけど、同時にひとりの学生であるっていうことが。
(なの)私たちも通ってきたような、普通の学生たち。
(まみ)そうそう。普通の学生として過ごしてるシーンがたくさんあって。そこがおもしろいなって。あと、皆さんもおっしゃってたように、ステージングのシーン。群像劇で、ステージングがこんなにたくさんあるっていう芝居もあんまりないんじゃないですか。しかもステージングだけじゃなくて、そこにきっちり芝居も組み込んであって。そのバランスが、他では見ることができないものになってるんじゃないかなって。そこに実際は照明とか音響がつく。めっちゃ楽しみ。わくわくする。

上演に向けて意気込みを!
(なの)全員で5公演、走り抜けたい!
(えーこ)体調管理!
(とも)うんうん。あと、自分たちも少し舞台に立つシーンあるので、それもしつつ。皆さんのサポートも。どっちもしっかりして成功させたいなと思います。
(えーこ)自分は結構のめり込むタイプなので。同時に2つのこと考えたりとか、苦手やけど。そこを頑張って切り替えて。キャストとして出してもらう部分は全力で頑張って、衣装だったりとか、皆さんを不安にさせないようにサポートしたいな。
(まみ)私も、切り替えすごい大事だなと思ってます。舞台に出るときは、舞台の中できちんと人として生きたいですし、裏方の作業はキャストの方々の力添えがきちんとできるように。かつ、演出部の中でも私が一番年下なんで。できることをたくさん、小屋入りしてからも見つけて。冷静に俯瞰しつつ、いろんなこと尽力していけたらなって。あとは、睡眠時間ぜったい確保!
(えーこ)そうそれ、大事なことね(笑い)
(なの)よし、皆さんを最後まで、支えるぞ!
(4人)おー!!

がんばるぞ!
今後もどうぞよろしくお願いします。

文:足達菜野
撮影:山下真実、大西敦司、小西瑛子、三木万侑加

『フローレンスの庭』
2022/12/16(金)~18(日)
* 16(金):19:00-
* 17(土):13:00- / 18:00-
* 18(日):13:00- / 17 : 00-←new!
※受付は開演の60分前、開場は開演の30分前
会場:アイホール
 特設ページ↓ ご予約はこちらから!
https://kokuuryodan.jimdosite.com

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