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こまえのデザイン.視察日記(関西道路研究会・レポート①)

こまえのデザイン. (狛江市未来戦略室)の田代です。

今回のnoteでは、関西道路研究会から出席の招待を受け、狛江市職員1名が大阪に行ってまいりましたので、その模様をレポートしたいと思います。

大阪・関西万博公式キャラクター「ミャクミャク」(大阪市役所)

関西道路研究会とは

関西地方の道路行政の発展のため、道路整備等に関する意見交換や調査を行うことを目的として昭和5年(!)に設立され、戦後に再編を重ねながら現在も活発に活動されている団体です。

研究会のテーマは「社会実験」

今回の関西道路研究会のテーマとして、近年各地での実施が増えている「道路空間における社会実験」を取り上げ、目的や課題を共有し、検証しようというもの。今回は門真市・池田市・茨木市・大阪市、そして狛江市が事例発表を行うことになりました。

現地視察レポート(3市)

前述の門真・池田・茨木の3市は大阪の中心部から電車で20分程度と、東京における狛江市と同じような位置関係にあります。関西道路研究会の会議の前に少し時間があったので、この3市の駅前を視察してみることにしました。

まずこの3枚の写真をご覧ください。

京阪・古川橋駅南口ロータリー(門真市)
阪急・池田駅北口ロータリー(池田市)
阪急・茨木市駅西口ロータリー(茨木市)

そして、こちらが狛江駅北口ロータリー。

何だか駅前の雰囲気、似てないですか?

狛江市を含むこれらの市の共通点は、都心から電車で20分程度の距離にあり、高度成長期以降に急速に発展したまちで、日常の買い物や通勤・通学等にも利便性の高い住宅都市です。

どの駅前にもバスやタクシーのロータリーがでんと構え、スーパーや飲食店が入るビルと中層の集合住宅があり、そして5分も歩くと2階建ての戸建住宅やアパート、という落ち着いた街並み。

大阪と東京で地域こそ違えど、駅前に降り立った瞬間、まずは既知感が広がり、そして親近感に変わっていきました。

そして 、歩行者と自転車との共存は、これらの駅前でも課題となっているようでした。

古川橋駅前の高架下通路

茨木市をさらに深掘り

大阪府茨木市は私の母の故郷でもあり、小学生のころは夏休みに1か月間くらい祖母や叔父の家に、''ホームステイ留学"をしていたので、大阪や関西には親近感がありました。
小学生の頃に茨木市役所に隣接する緑道や公園で、いとこや地元の子たちに混じってよく遊んでいたこともあり、個人的に茨木市への再訪を心待ちにしていました。当時から30年余りが経過していることもあり、新しい道路が開通していたり、マンションが建設されていたりと駅周辺は昔よりだいぶ発展していましたが、かつて祖母の家があった辺りは懐かしい雰囲気がそのままに残っていました。

また、大きく変わった点としては、茨木市役所隣の市民会館があった場所に茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」が令和5年11月にオープンしていました。

「おにクル」には図書館・ホール・子ども支援センター・子どもの遊び場・プラネタリウムなどの文化・学習・交流機能や子育て支援窓口が集約した複合施設。オープンしてまだ間もないですが、平日にもかかわらず多くの利用者で賑わっていて、市民からも好評とのこと。こんな素晴らしい施設が家の近くにあったら毎日でも行きたくなりますね。

そして、整備されて50年以上が経過する阪急茨木市駅西口周辺の再開発の計画もあるのだとか。第二の故郷でもある茨木市がどんどん変わっていくことを知り、なんだか嬉しい気持ちになりました。

今回のnoteはここまで。次の記事では、本題の関西道路研究会の模様をレポートしたいと思います。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!
※このnoteは、狛江市未来戦略室の職員4人が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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