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アジア紀行~ミャンマー・バガン⑧~

オールド・バガン

アーナンダ寺院の西側の広場には、たくさんの白い牛が放牧されている。森のような木々の向こうに見えているのが、さっき参拝したアーナンダ寺院の仏塔だ。

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アーナンダ寺院を出てe-bikeにまたがる。日陰にとめておいたのに、いつの間にか日が高くなり、バイクは火傷しそうなくらい熱い。
門前からオールド・バガンでも屈指の高さを誇るタビィニュ寺院がそびえたつのが見える。
オールド・バガンは、バガンの遺跡群の中心地で、城壁で囲まれている。ここは考古学保護区に指定されていて、住居やホテル、レストランはない。かつてこの地区に住んでいた人々は南に移住させられたという。そこは現在「ニュー・バガン」と呼ばれている。
9世紀に造られたという城壁の門「タラバー門」を通過する。

baganタラバー門

オールド・バガンの城壁に築かれた門の中で残っているのは、このタラバー門だけである。門の両側の祠には土着のナッ神が安置されている。「ナッ」とは、精霊、魔神、死霊、祖霊などを表す言葉である。
e-bike でオールド・バガンの中を一周した後、次の寺院を参拝する。

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タビィニュ寺院(Thatbyinnyu Temple)

タビィニュ寺院は、12世紀中頃、パガン王朝の第4代アラウンシードゥー(Alaungsithu)王の時代に建立された。高さが約65mもあり、このバガンでは最も高い寺院だ。

タビィニュ寺院3

タビィニュ寺院2

タビィニュ寺院1

タビィニュ寺院4

タビィニュ寺院は1階部分しか見学できない。内部には全身を金で覆われた仏様がいらっしゃった。

タビィニュ寺院5

参拝を終えて、建物の横手に回ると、獅子が一体だけ残っていた。頭上には角があり、開いた口の下に顎髭がある。足は蹄のようで、前肢には走り毛があり、オスのシンボルがついている。

タビィニュ寺院6獅子

写真を撮っていると、一人のおじさんが話しかけてくる。砂絵売りのおじさんだ。自転車からいろいろ取り出して目の前に広げる。
特に買う気はなかったが、まだ獅子を見たかったので、この場を離れにくい。値段は1枚25,000チャットから始まったが、最終的には2枚で12,000チャットでいいという。あまりの熱心さに負けて、ついに購入。

タビィニュ寺院7砂絵のおじさん

時計を見ると午後2時を過ぎている。朝ホテルを出てから、すでに4時間以上経っている。太陽は頭上にあり、日なたに出ると朦朧とする。
どこかで本気で休憩しなくちゃ…。
一度ホテルに戻ることにして、途中、このBaganで何度も訪れることになる店「ウェザー・スプーンズ・レストラン」に立ち寄る。
冷たいライムジュースとパンケーキで生き返った気がした。

バガン2日目昼食

■バガン2日目前半。ここまでの行程。

バガン2日目前半行程

BAGAN2日目の記録、もう少し続きます。




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