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良妻賢母が子どもを苦しめる?

・うちの母は良い母でした。
・母は文句も言わず何でもこなす
完璧な母でした。
・私にトラウマはありません。

「良い母」を持った人は、大体このように言います。

子育てに一生懸命な母親は
子どもにとっては嬉しいものです。

周りから見ても完璧な母
家にいても完璧な母

そんな良妻賢母が、なぜ子どもを苦しめるか?
なぜ子どもに負担がかかるのか?

私の母に悪いところはないのに
自分はなぜこんなに生きずらいのだろう?

トラウマとは無縁の幼少時代だったのに
なぜこんなに苦しいんだろう?

特に両親を「良い親」と思っている人は、
・自分に欠陥があるのか?
・自分が劣っているんだ
・親のようになれない自分はダメだ
と、自分を責めることが多いのではないでしょうか?

良妻賢母の落とし穴はそこにあります。

「親の愛情」というベールで隠されていたり、
「立派な親」という壁があって、とても分かりにくいのです。

「良妻賢母の子どもが苦しむはずがない」という
思い込みが、本当の姿をうやむやにしてしまいます。

もちろん全ての良妻賢母の子どもが
そうだということではありません。

子どもが「この親は完璧だ」と思うことで
良い方に作用することも多いです。

そちらにばかり意識がいくので、
デメリットは無いように思われがちです。

しかし、メリットとデメリットは
いつでもワンセットなのです。

劣等感を感じやすい

立派な親を持った子どもは、劣等感を抱きやすいです。

これは私自身の話ですが、
私の母はいつもどこに行っても

「若い」「美人」「素敵」と言われる人でした。

子どもとしては嬉しい反面、

「お父さんに似てるね」と言われれば
「どうせ私は美人の母に似てないわよ」と傷つくし、

「姉妹みたいね」と言われれば、
「私が老けてるってことでしょ?」と、傷つきました。

たかがそんなこと?と思うかもしれませんが、
子どもからすると、絶望するほどの劣等感なのです。

そしてそれは大人になっても
「私は美人じゃない」「母のように愛嬌もない」
という思いが抜けないため、

母のように愛らしい女性を見ると、
強く嫉妬していましたし、悪く言っていました。

基本的に「自分に自信がない」ため、
恋愛でも不安や嫉妬が多く、苦しい恋愛が多くなったり、
他人がどう思うか?が気になりやすく、
人間関係が不得意でした。

自己犠牲していた母

私たちの母世代は、特に「我慢」を美徳としている世代なので、
「私はいいから○○を先に…」という精神が強いです。

そんな母の元で育てば、当然「自己犠牲」を覚えていきます。

家族のために母が食事を作る、掃除洗濯をする...
それを当たり前のように思っている方がほとんどだと思います。

家庭の中で「自己犠牲」しながら、家族の世話をしている母を見て
私たちは幸せそうに感じましたか?

黙って家事をこなす母は、いつもかたまにか、
愚痴を漏らすことはあっても、

「私はこれが最大級の幸せなの」
と言う母は、少ないはずです。

そんな母を見て、
「結婚しても幸せじゃないんだ…」
「子ども育てるって大変だな…」というイメージを持てば、
結婚したくないという思いが芽生えたはずです。

恋愛、結婚がしたいのにできない。という方の
典型的なパターンがこれで、

幸せな結婚が身近になかったが故に、
結婚に対するネガティブなイメージが
潜在意識の奥底に隠れています。

頭(顕在意識)では「彼が欲しい」「結婚したい」
と言っていても
心(潜在意識)が、それを拒んでいるため、
現実は彼氏ができないし結婚もできない、
好きな人ができても既婚者だった、とかになるわけです。

完璧な親などいない

人は誰しも完璧ではありません。

それと同じくらい、親も完璧ではありません。

子どもを育てながら人として成長できる人もいいれば、
子どもを奴隷のように振り回す親もいます。

「親はこうあるべき」という理想を捨てて、
人として眺めてください。

「子どもが言うこと聞いてくれない」と嘆く前に、
自分のエゴを子どもに押し付けていることに気付いてください。

良い親に育ててもらったのに生きずらいのはなぜ?
子どもといい関係になれないのはなぜ?

そんな方は一度無料相談へいらしてください。
問題の根っこをハッキリさせるとスッキリしますよ(^_-)-☆

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