今回のマニュアルはChatGPTだけではなく、BingやBardなども使って総合的に目次構成と記事を作るマニュアルです。
*ChatGPT-4(有料版)の使用して説明してますが、BardやBingでも代用できます。
目次構成で記事の質8~9割は決まる
「記事の内容、記事の質、記事の読みやすさ」、その元となるのが目次構成です。
「目次構成=記事の設計図」がしっかりとしていれば、記事の流れや読みやすさ、理解のしやすさが格段に良くなります。
読みにくい記事、SEOで上位表示できない記事は目次構成を作ってない、もしくは作っても適当だったりすることが多いです。
下記はマニュアルの解説動画です。記事では説明しきれない深い内容が含まれるので、何度も見て理解度を深めてください。
「ブログ 始め方」というキーワードを例にして解説します。
キーワードをGoogleで検索すると、検索ボックスの下に「絞り込み検索機能」(Vertical Search)が表示されます(キーワードによって変化)。
左から順に検索意図と関連性が高いものが表示されます。
「検索意図の4分類」で入力するプロンプト(命令)
ChatGPT-4のwebブラウジング機能を使っての出力結果
ChatGPT-4での出力結果
Bardでの出力結果
Bingでの出力結果
「ペルソナ」で入力するプロンプト(命令)
ChatGPT-4での出力結果
Bardでの出力結果
Bingでの出力結果
無料ツールを使って、検索ユーザーの検索意図を確認
GetKeywordで「キーワード」と「パスワード」を入力し検索ボタンをクリック。
パスワードを持っていない場合は「こちら」から取得。
【使い方の動画】SEO的にかなり重要なことを言っているので、見ることをおすすめします。
ページ上部にキーワードの「月間検索数、広告入札単価、競合性」が表示されます。
そのキーワードの難易度や上位表示できた時の売上を何となく予想することができます。
右側にキーワードのGoogleサジェストが表示されます。
Googleサジェストは検索時に表示される検索候補となるキーワードのことです。
今回の例で言うと「ブログ 始め方」と一緒に検索されたり、「ブログ 始め方」と検索した後に再検索されやすいキーワードなので、検索ユーザーの検索意図を把握するのに役立ちます。
Googleサジェストの表示基準は下記の通り。
検索ボリューム
多くの人によって検索された回数
トレンド
キーワードを内包するサイト数
ユーザーの検索場所や使用言語
ユーザーの検索履歴
左側にサジェストでよく出てくるキーワードが表示されます。
よく出てくるキーワードは記事内の見出しに含めるべき重要な単語です。
出現数が多いキーワードが重要なので、見出し候補を作るときの優先順位付けに役立ちます。
質問の内容や出現頻度から検索ユーザーの検索意図やニーズを把握できます。
メインキーワードの記事が他のキーワードでも検索上位10サイトに入っているか「同時ランク率」で把握します。
調べたデータを貼り付けたスプレッドシートはこちら。
①と②で確認した「検索意図、ペルソナ、関連キーワード」などから、目次構成の優先度付けをする。
Google検索から導き出される検索意図
「動画」が一番左にあるので、内容や具体的な手順・やり方を知りたいと予想できる
検索意図の4分類から導き出される検索意図
「ブログの始め方、必要なスキル、知識、ツール等を知りたい」、「実際にブログを始めたい、ブログの設定やデザイン、投稿の仕方等を実践したい」が検索意図(顕在ニーズ)と予想できます。
ペルソナから導き出される検索意図
「ブログの立ち上げ方法と運用の仕方」が検索意図と予想できる
① 検索上位10社の目次構成を無料ツールを使って抽出
ラッコキーワードで検索上位10サイトの目次構成を抽出する。
*h1のチェックは外す
CSVで目次をダウンロード
後に出てくる②~③のプロンプトに目次をコピペ後、ChatGPTに貼り付けます。
もしくはプロンプト生成用のスプレッドシートに貼り付けます。
*スプレッドシート(閲覧権限)をコピーしてお使いください。
スプレッドシートを使ったプロンプト作成方法は後で説明します。
② 1~3位のサイトの目次構成 読込プロンプト(命令)
③ 4~6位のサイトの目次構成 読込プロンプト
④ 7~8位のサイトの目次構成 読込プロンプト
⑤ 9~10位のサイトの目次構成 読込プロンプト
⑥ 目次構成 出力プロンプト
⑥の出力プロンプト「条件1の1行目」と「条件2」の内容を変えることにより、出力内容を意図した形にカスタマイズ(誘導)することができます。
⑦ スプレッドシートを使ったプロンプト自動作成方法
見出し貼り付け用のスプレッドシートに貼り付けます。
プロンプト生成用のスプレッドシートで①~④のプロンプトを「コピー → ChatGPTで読込実行」して最後に⑤で出力。
*⑤は〇〇のところなど、一部手動で入力する必要があります。
出力プロンプトの「条件1の1行目」と「条件2」の内容を変えることにより、出力内容を意図した形にカスタマイズ(誘導)することができます。
⑥ 目次構成 出力プロンプト
Bing、Bard用の簡易プロンプト
箇条書きのプロンプト例
ChatGPTでの出力結果
Bardでの出力結果(簡易プロンプト)
Bingでの出力結果(通常プロンプト) *エラーで出力できないことがあります
Bingでの出力結果(簡易プロンプト)
元の目次構成
改善後の目次構成
記事作成プロンプト
【重要】情報が正しいかどうかチェックするプロンプト(BardとBingを使用)
比喩表現・例え話しのプロンプト
まとめの作成 プロンプト
Q&A プロンプト
タイトルの作成 プロンプト
リード文の作成(一般的) プロンプト
リード文の作成(感情を揺さぶる内容) プロンプト
ディスクリプションの作成 プロンプト
ChatGPT版の記事のリライト方法
プラグインをインストール後、「WebPilot」を有効化された状態にする
ラッコキーワードでコピーしたURLをChatGPT(②のプロンプト)に貼り付ける
*そのまま貼り付けても改行されないので、手動でURLを改行してエラーが出ないようにする
ChatGPTを使っても、意外に時間と労力がかかると感じたのではないでしょうか?
今回の内容は「検索上位表示するため」のChatGPT活用方法なので、かなりSEO対策を意識した手法です。
「独自性、記事の質」などを意識しないと検索上位表示できないので、工数が増えてしまいます。
しかし、ChatGPTが作った目次や文章が参考になるので、0から考えるより飛躍的に時間を短縮できます。
今回使ったツール
GetKeyword:キーワードの検索ボリュームや関連キーワードなどを調べるツール
スプレッドシート:ChatGPT用プロンプトを作成
こまめのTwitter:https://twitter.com/komame_pro_affi
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@kono0503
公式LINE:https://lin.ee/gboG0BW