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コミュニティに対する考察(インタビュー)

noteを書きはじめることで出会った人と直接会って話して、未来を作っていくためのインタビュー記事企画。第4回はインスタアカウントで10万フォロワーを抱える古着女子を運営するかたぴー君。テープ起こししてみると、結構内容が詰まってたので、まずはかたぴー君が僕にインタビューする形になった前半部分をお届け。

「当時は雑誌チョキチョキのおしゃれKINGを倒したかった」(丸本)

かたぴー「はじめまして。合同会社yutoriっていうのを立ち上げまして、インスタアカウント古着女子を入り口にしながら、古着屋を立ち上げたり、そこで集客してコミュニティを作ってっていうふうに考えたりしてます」

丸本「最近で一番近いモデルとしていうと、サントニブンノイチのロザッチがやってたことと近いかもしれないね。でも単純に質問なんだけど、古着って1点ものだから、たとえSNSで可愛いってバズったとしても売り上げ的には1点しか売れない。結構スケールしづらいなぁって考えてしまうんだけど」

かたぴー「なのでカルチャーを、コミュニティを作ってキャッシュポイントが古着を売ることだけじゃなく、そのコミュニティから生まれたタレントのマネージメントだったり、そういうことを考えています」

丸本「なるほど、古着女子を窓口にコミュニティを作っていきたいんだね」

かたぴー「そうです。そこでいろいろお聞きしたいんですけど、丸本さんが作ったファッションチームFLASHって、学生が自主的に運営してっていうコミュニティじゃないですか?あれって今でこそオンラインサロンとかよく聞きますけど、めちゃくちゃ先鋭的でしたよね、当時」

丸本「FLASHはオンラインサロンのように有料制ではなかったけど、ツイッターで募集して仲良くなってLINEでクローズドな情報交換、運営方針なんかを話しあって、リアルイベントで収益化するっていうモデルだったね」

かたぴー「それをどうやって作ったのか?渦を広げていったかっていうのをききたいです」

丸本「当時はそういう概念がなかったんだけど、海外でレディガガがリトルモンスター.comっていうファンコミュニティのようなものをやっていて、それを参考にした部分もあったかなぁ」

かたぴー「なるほど」

丸本「コミュニティを持つことのメリットは、商品をリリースしたときにはじめからPRも購買数も担保されていること。例えばその当時僕はWEGOのPRをしていて、イチオシの商品が出たときにFLASHのメンバーが自主的にWEGO側が予想していたような着こなし方ではなく、メンバー独自のコーデでしかも本人のSNSでファンに届けてくれる」

かたぴー「ちなみにコミュニティを作るときに気をつけてることってありますか?」

丸本「普通に考えるとSNSで人気がある人を集めて、ひとつのチームにしちゃうのが一番てっとりばやい気がするけど、それは僕的には間違ってると思ってる。コミュニティの根本っていうのはそもそもマイノリティな人たちが、お互いの存在を認め合う場所だっていう持論があるんです。マイノリティたちが集まって“自分たちはマイノリティじゃない、1人じゃないよね”って確認し合う場所っていうのが始まりだと思ってるんです」

かたぴー「おもしろい。それはおもしろいです」

丸本「当時でいうとSNSでモデルとか名乗ったり読モとかってマイノリティだったんですよ。今でこそ雑誌モデルはSNSでスカウトされることがほとんどになってると思うんだけど、当時は雑誌モデルとSNS有名人はまったく別だった。ネットアイドルなんてバカにされてたんだよね」

かたぴー「当時はそうでしたよね」

丸本「それの代表格がこんどうようぢ、大倉士門、藤田富だったんですよ。今だから言えるけど、僕らにとっての当時のマジョリティが雑誌『CHOKiCHOKi』。チョキチョキKINGがマジョリティだったんですよ。僕たちはマイノリティ。まずはここに勝ちたかった」

かたぴー「チョキチョキのマイノリティとして始まったんですね」

丸本「そう、そして勝つために、WEGOっていうオフラインの場で毎週末のように“会える”イベントをすることで、コミュニティの熱を濃くしていってた」

かたぴー「毎回どのくらいの人が集まるんですか?もちろん場所によって違うと思うんですけど」

丸本「いや、逆に場所によって違わないのも特徴だと思った。SNSだから場所は関係ないっていうのも改めて感じた。人数制限しないときは300人くらいは来てたかなぁ。場所によって集客がほとんど変わらないなっていうところから、FLASHを各地に作れるなって確信も持てたんだよね」

かたぴー「どのくらいのスピード感で広げていったんですか?」

丸本「確かFLASH TOKYOを作ってから半年くらいたってからFLASH OSAKAを作った。運営できそうな人間が見つかったんで、そのあともどんどん6都市くらいに広げていった」

かたぴー「MOC.(モック:高校生によるファッション、ヘアメイクショー)がルーツなんですか?」

丸本「いや、そっちとは全然別。MOC.とかは本当にファッションが好きで、そっちを突き詰めていってる人たち。FLASHはファッションをキーワードに集まった仲間たちって感じだからね。だからMOC.とは似てるようで全然違う。そもそもFLASHを全国展開していったときのモデルケースはJリーグなんで。プロ野球のような、東京ジャイアンツ1強VS他の球団っていう感じではなく、Jリーグは本当にその地方に根付いている。そこをモデルにしていきました」

かたぴー「コンテンツ的にはやっぱりファッションショーなんですよね?」

丸本「いや、このコンテンツ過多な時代に頑張って2ヶ月に一回くらいしかできないファッションショーがメインコンテンツだと、あっという間に忘れ去られると思うんで、それ以外にもツイキャスを番組っぽくやったり、交流会を多めにしたり、ツイッターでメンバー同士がただやり取りするだけっていうのも含めてコンテンツ化されていった感じですね」

Takanori Kataishi

合同会社yutori CEO/元IT系スマホゲーム会社/BlueFlamingo Producer/元The Snatch! Producer/インスタで10万フォロワーを集める「古着女子」運営


(後半はかたぴー君のお話に移っていきます)

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丸本貴司

アパレルWEGOのPR、スマホ世代のマネージメント会社LEXINGTONをプロデュースし、こんどうようぢ、佐藤ノアなど数々のインフルエンサーを手がける。音楽アーティストXOX、suga/esをプロデュース。著書『ジェンダーレス男子』etc。株式会社ケテル代表取締役。

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