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いまの観光、そしてこれからの観光。

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宿は地域に生かされ、また地域を生かす存在。 ー「未来をつくる島ホテル」を見てー

先日、こちらの番組をタイからリアルタイムで見ました。舞台は、島根県隠岐郡海士町。 島の未来とともに歩むホテル。彼らが目指すものとは…?  ホテルオープン前から一年弱の密着取材を経て、出来上がった番組。海士町には伺ったこともあるし、島の方々ともつながりがあるので、いち視聴者というよりはおこがましくも島側の視点で見ていたように思います。とても誠実で丁寧で見終わった後も温かな余韻が残る、そんな番組だったなと感じました。 番組を見て、わたしの印象に強く残ったこと。 ホテルにフォー

2021年観光とワタシ

 noteを書くのは、本当に久しぶりになってしまった。慌てて、大晦日にこれを書いている。 それはこの一年、アウトプットがあまりできていなかった証拠でもあるし、書く筋トレを怠っていたということでもある。 のっけから今年の反省のような書き出しになってしまい、何とも年末感。  さて、こうして2021年のことを振り返えってみても、やっぱりいの一番に浮かんでくるのは、 旅と観光のことだ。休職をしていてもなお、旅や観光のことが頭から離れることはない。  特に今年は、タイ国内の規制であ

9月27日は世界観光の日

 本日9月27日は、国連の世界観光機関(UNWTO)が観光に関する国際DAYとして定めた「世界観光の日/World Tourism Day」です。 わたしは、旅が好きです。 その真意は旅や観光が持つチカラに、 すっかり魅了されているから。 旅のチカラは、単に経済成長だけでなく、 人々が動き互いに行き交うことで、相互理解の土壌ができ、平和へと繋がっていく。 旅する人も、旅先で暮らす人も、そこで働く人も、ひとりひとりが平和の担い手なのだとおもう。そう、あなたもわたしも。 よ

柔らかく尖りながら、前へ進む。_Entô開業プレスイベントに参加して

動くひと、会社、地域、 挑戦するひと、会社、地域には、その熱量に巻き込まれて色んなものが集まってくる。 人だったり、情報だったり、チャンスだったり。 また、そういうひと同士や会社同士、ときには地域間も互いに引き寄せ合う。 そして、そこからは新しいものが生まれる。 その日も、そんなことを実感する機会に立ち会った。 以前から、しごとのつながりでお付き合いがある島根県本土から離れた隠岐諸島。海士町にある、とあるホテルが新たなスタートをきる。 そのお披露目プレスイベントが東京で開催

インバウンドサミット2021振り返り

昨年に続き、今年もインバウンドサミット2021に参加しました。 どなたかが「観光業界のフジロック」とおっしゃっていたように登壇者は総勢105人、直前までぐんぐんのびた参加者も3,600人!と、今や観光の一大イベントに。オンラインでこの規模のイベントはなかなかないのでは。 それぞれのセッションでは、インバウンドだけでなく、これからの日本の観光について、さまざまな切り口で熱いトークが交わされ、チャット欄への参加者コメントも熱を帯びたものに。 ▲各セッションは同時進行で展開。お

ソンクランがはじまりました。

タイは旧正月ソンクランを迎えました。 毎年恒例の街角の水かけもコロナで禁止に。 いつもはこんなふうに、知らない人同士も 水を掛け合って、新年をお祝いします。 すごく楽しそう…! 我が家も水鉄砲用意していただけに残念です。 ソンクランとは、タイの旧暦のお正月のこと。 今年2021年は、4/13火〜15木まで。 また、4/12月は年末の閣議決定を受け、2021年のみ特別公休日として追加されたので、今年の年末年始の連休は4/10から6日間となります。 そんな、おめでたい週ではあ

タイ入国と、気になるASQ隔離生活について【後編】

2021.3.26_rewrite 隔離期間の短縮について2021.6.3_rewrite 隔離期間の延長について ----- さて、後編です。 前編では「日本出国からタイ入国」そして「ASQホテル到着まで」について書きました。 \ 【前編】はこちら!/ こちらでは、おもに出国および入国時の空港での手続きの様子やASQ隔離施設(指定ホテル)への移動、到着の様子を書いています。 後編では「気になるASQでの2週間隔離生活」 その詳細について、書いていきたいと思います。

タイ入国と、気になるASQ隔離生活について【前編】

2021.1.19_rewrite アプリのダウンロードについて 2021.3.26_rewrite 隔離期間の短縮について ---------- クリスマスイブの日。息子と仲良く遊んでくれていた友達とその家族がタイから日本へ本帰国した。 その少し前から、クラスの友達も数名本帰国。 また、この冬休み期間に合わせて、日本からタイへ入国した方々も多くいらっしゃるようだった。 日本とタイの間の特別便も少しずつ増えてきた矢先、両国ともに感染拡大がじわじわと拡がり、日本では12月

各国・地域の入国規制・制限からこれからの日本のインバウンド・アウトバウンドについて考える。

rewrite: 2020.8.22 もともと、私はこの4月から2年間ほど休職し、 主人の海外赴任に家族で帯同し、タイヘ行く予定でした。 当然、コロナの影響をもろに受けて、引き続き今も東京にいるわけですが、日系企業の駐在員など、タイへの渡航が開始され、入国に関する様々な情報や現状が少しずつ分かってきました。 タイやベトナムは、もともと日系企業も多いので、ビジネスの再開が期待されていました。 こちらの記事にもあるように、タイヘの特別便は、今後、週1便運航される見通しとな

観光に必要なのは、デザインの力。

大変、お待たせしました。 GoToトラベル事務局の公式サイトが、 本日やっと開設されました…! ▼旅行者向けサイト ▼事業者向けサイト 旅行者用サイトは、夏らしい〜仕様。 サイトURLを早速Twitterでシェアしましたら 「季節によって変わるのかな?」なんてツイートも。あ、そのアイデアおもしろいかも!、担当に伝えようと思いました。秋には紅葉、冬には雪とか、ね。できたら、いろんな地域の画像がたくさん見られると旅したくなるかも。 地域によって繁忙期が異なりますし、この事

人間は、旅をしたい生き物。

4連休が終わりました。 この連休の各地状況が気になっていたので、 何人かの観光事業者の方に個別インタビューしておはなしを伺ってみました。 大体の観光地や温泉街では、例年の7〜8割の客入り(感染症対策があるので施設はあえて満室にしないように予約管理をしています)だったとのこと。皆さんの地域や宿では、どんな状況でしたでしょうか…? 新しい旅のあり方と新しい接客業のあり方が、 どのようなものになっていくか、いまは誰も分かりません。ただ、対応状況などを蓄積、分析することで、旅行に

昨日、タイに行ってきました。

昨日はお昼に、タイでのお散歩を楽しみました。 …え!? このコロナ禍にどうやって海外旅行?? いえいえ、zoomで街歩きをしたのです。 そんな素敵な企画をしてくれたのは、 タイ在住日本人のKENさん。 KENさんとICEさん(タイ人)のおふたりは、普段からnoteで「今のタイ」をいろんな切り口で紹介してくれています。タイからのインバウンド誘致をされている方、おすすめです。ぜひ、noteをフォローされると良いと思います。 今回、その一環で、お散歩を通じてタイの日常を知って

GO TOキャンペーンが、始まります。

GO TOトラベル事業が、いよいよローンチ。 受託事業者の公募で、ごたごたがあり、 スタートがずれ込みましたが、 夏休みのお出かけ需要に何とか間に合った、 というところでしょうか。 なお、事務局を請け負う事業者選定については、 審査概要やその選定経緯も観光庁ホームページに公表されています。あれだけ騒がれた事業ですから、気になる方はご覧ください。 SNSを眺めていると、観光関連事業者を中心に「やっとか!」「待っていた!」といった声が聞かれる一方、Twitter上の一般世論

学校教育の、いま。

先日、息子の学校の保護者会に行った。 入学して最初の集まりだった。 4月以降の教育について、子供たちの様子、 これから来る夏休みのこと、PTAクラス代表の 選出。主に、そんな議題だった。 この春から、小学校の評価項目が変わった。 まず、冒頭に今年度から学習指導要領がかわり、 教育方針や評価の方法も変更になるとの 説明があった。 評価といえば、夏休み前の通信簿。 通信簿の記載内容も、当時どんな評価だったか、もはや記憶にないけれど。 例えば、いままでは、 ◯思考、判断、