見出し画像

我が家の梅仕事2019【梅シロップの作り方】

今年もこの時期がやってきました。
梅雨入り前になると、そろそろ今年も…!
と、そわそわ。
今年は天候等の影響により、青梅が全国的に不作だったようで、いつもより少し遅れての仕込み開始となりました。

▲いつも梅の注文をしている石川県のオーガニックフードのお店。


そんな状況でしたが、今年も青々とした無農薬の梅を送っていただきました。

ということで、毎年の記録も兼ねて今年の梅仕事についてレポート!
レシピもつけておきますので、よかったら参考にしてみてくださいね。


梅シロップのつくりかた〈材料〉
✴︎青梅…1kg
✴︎氷砂糖もしくは甜菜糖…1kg
✴︎お酢…20cc✴︎保存瓶…3〜4リットル用
✴︎消毒液…適量
〈手順〉
✴︎仕込みの所要時間: 2日間
✴︎仕上がり所要時間: 10日〜2週間程度(気候により前後)
1. 流水で洗う
2. アク抜きをする(1〜2時間)
3. 水気を拭き取る
4. ヘタを取る
5. 袋に詰めて、冷凍する
6. 保存瓶の消毒をする
7. 瓶に詰めて常温で保存する
8. できあがり
※1〜5で1日、6〜7はその翌日に作業。
※7のあと、10日〜2週間程度でできあがり(気候により前後)


******

1. 流水で洗う

一粒ずつ流水で丁寧に洗います。その時に虫食いや傷なんかもチェックします。

今回も甜菜糖と氷砂糖の2種類をつけることにしたので、1kgずつ分量がわかるようにボウルに分けて洗いました。

▲甜菜糖と氷砂糖。飲み比べも楽しい…!



2. アク抜きをする

洗った青梅を1〜2時間ほど水に浸して、アク抜きをします。


3. 水気を拭き取る

ふきんで丁寧に一粒ずつ水気を拭き取ります。
この時も傷などのチェック。痛んでいるものがあれば除きます。今回もハズレなし。本当にきれいで立派な青梅でした。

▲「この梅、なんか毛がふわふわ生えててかわいいね」と息子。今年も助っ人として大活躍。ありがとうね。いつまで一緒につくってくれるかな。


4. ヘタを取る

竹ようじで、ひとつずつ丁寧に取っていきます。ヘタが残ったまま漬けると、えぐみが出てしまうようです。作業は爪楊枝でもよいですが、少し長さのある竹ようじの方が余計な力がいらず、やりやすいです。梅を傷つけないように気をつけて。

▲ピョン!とヘタが飛んでいくことも。気をつけて。



5. 袋に詰めて、冷凍する

1kgずつ分けて冷凍用のジップロックへ。
IKEAのLサイズの袋にぴったり入りました。

ここまでが1日目の作業です。
一晩、梅を冷凍庫で凍らせ一休み。
続きは翌日に。


どうして梅を凍らせるの?
✔︎冷凍することで梅の繊維が壊れ、梅エキスが染み出しやすくなる。
✔︎その分、早く仕上がるので発酵やカビ発生のリスクが低くなる。

▲一晩経つとこんな感じに。


6. 保存瓶の消毒をする

ここから作業2日目です。
瓶は洗剤で洗った後、アルコール消毒(キッチン用の消毒スプレーが簡単です)をして拭き取ります。


7. 瓶に詰めて常温で保存する

梅と砂糖を交互に入れていきます。
今回、我が家は氷砂糖と甜菜糖の2種類
つけてみました。
最後にお酢を上から、回しかけておしまい。
お酢を入れるとサッパリした味に仕上がります。瓶は日の当たらない涼しいところで常温保存します。



8. できあがり

次第に砂糖が溶けて水分が出てくるので、毎日しゃかしゃかと混ぜて梅がしっかり砂糖水につかるようにします。砂糖を溶けやすくするのと、梅のカビ防止のためです。

仕上がりは、その時期の気温やお家の環境にもよりますが、だいたい10日〜2週間程度。
砂糖が全部溶けきったら出来上がりです。
甜菜糖は氷砂糖よりも溶けづらいので、少し時間がかかります。

ちなみにこちらは仕込み2日目の梅。
仕込み時期がいつもより遅かったのと気温が高めなので、心なしか例年よりもペースが速い感じがします。

梅仕事をはじめると「あぁ、今年も夏がやってくるんだなぁ」と季節の移ろいを感じます。
また、毎日毎日、梅の様子を愛でながら仕上がっていく時間も愉しい。
今年も美味しく仕上がりますように。

〈来年に向けてメモ〉
瓶に少し余裕があるので、来年は青梅を3kg用意して、1.5kgずつ仕込んでみよう。