新しい年がはじまった。コト始めや何か新たな目標を掲げる人も多いかも知れない。

私にはお気に入りのノートがある。ここに何が書かれているかというと、自分が叶えたいこと、欲しいと思ったもの、やってみたいとおもったことが、項目として書き留められている。todoリストにも少し似ているけれど、ことの大小関係なく、また短期的なものから将来的にこうなりたいという中・長期的なものまで、とにかく自由に書く。気付いた時に、気ままに。ただし、この時期までにこうしたいというような書き方はしない。期限切れになった時点で、その項目は死んでしまうから。

そして、達成された項目は１つずつ消していく。項目は不定期ながら常にアップデートされているので、すべてが消えることはない。むしろ、ゲームのように項目を消すことが目的ではなくて、いつも自分の関心や向いてる方向がどこなのかを知るために書き、そして消す、を繰り返している。それを続けることに意味があると思っている。

取り消し線を引かれた項目をみると、少なからず達成感もあり（このあたりはtodoリスト的）、自分の足跡や輪郭が見えてくる。ここまできたんだな、とか、自分はこういうことをやりたいのかなとか。きっと時間がかかるだろうなと思ったことも、ふと忘れた頃にこのノートを見ると『あれ、もう達成されてた』なんてこともよくある。書くことで自分の中にも自然と刻まれて、ちゃんとそうなるように行動できてるのだと思う。

例えば、2018年に達成されたのは、こんな項目。※項目自体が書かれた時期は、前年とは限らない。

✔︎家族でキャンプに行きたい 。→ 夏に友達家族らと一緒に奥多摩へ。キャンプ道具を一部新調したので、キャンパー魂が再熱。

✔︎死ぬまでに日本三大花火・長岡花火を現地で見たい。→ 夏休みに実現。圧巻！また行きたい。

✔︎オケを聴きにいきたい 。→ 日フィルのコンサートを息子と2人で鑑賞。

✔︎家族で海外旅行へいきたい 。→ これまた夏休みに台湾へ。家族での海外旅行デビュー！

✔︎味噌作りをしたい。 → 友達が先生役で楽しく実践。そろそろ食べ頃。今年も寒仕込みしようよと友達と計画中。

✔︎blogを書く。→ 丁度、2018年1月にnoteでの公開を開始。2018年は50記事（1ヶ月に4つのペース）。noteは続けるための仕掛けがたくさんあって楽しいし、上質な記事に触れられるのが刺激になる。今年もマイペースで。

また、具体的な数値あり目標としては『国内の旅館・ホテルに10泊以上する』という目標をたてた。  結果、15泊して目標は達成。仕事と自分の好きが一緒になった、我ながらおもしろい目標だったなと思う。

でも、今後はあえて数値を盛り込んだ目標は、立てなくてもよいかなと思っている。数値は確かに背中を押してくれる。でも、数値目標が無くてもノートに書き込んだ項目が、知らないうちに達成されているように、要は自分がしたい、やりたいと強く思ったことなら自然とそれに向かって、人は考え行動するものだと、身をもって分かったからだ。

ということで、新年になり、久しぶりにノートを見直して元旦に項目をアップデート。微修正も含めて新たな項目も増えた。やりたいこと、叶えたいことがたくさんあるのは幸せなことだなぁと思う。消えずに残っている項目をみるだけでワクワクする。

前述のように、私のやりたい、叶えたいは、時期にこだわった（いつまでにこれをしたい）ものではないので、『2019年』にどうこうしたいという目標は、正直無い。なのでここでは、アップデートされながら、これまでもそしてこれからも私のお気に入りのノートから消えずに残っているであろう『3つの目標』を誓いの意味を込めて書きたいと思う。

✔︎海外旅行へいく。もちろん国内旅行も。

…もはやこれは目標でもなんでも無いし、趣味の域も超えてる感覚があるけれど。仕事のような遊びのような、その感覚をずっと失わないでいたい、また、旅が持つチカラをいつも感じていられるように、いつも旅と共にありたいという思いを込めて。

ちなみに行きたい国・地域は、フランス、ドイツ、ベトナム、タイ、インド、マレーシア、インドネシア、フィンランド、ノルウェー、カンボジア、トルコ、ブラジル、ハワイ、グアム。それぞれにやりたいことがあるし、今後もどんどん行きたい国・地域は増えてアップデートされていく予定。

✔︎時間は有限であると意識すること。

…いつも心に留めつつも、あらためて。自分の時間は有限なので、心惹かれないこと、自分が得意では無いことに時間をかけない（自分が苦手なこと＝誰かの得意かも知れない）。また、相手の時間も有限であること、時間をいただくこと、共有できることに感謝する。

✔︎表現力、伝える力を磨くこと。

…SNSやリアルでの発信、コミュニケーション、プレゼン力。表現力・相手に伝える力をもっと身に付けたい。写真、言葉、文章。できたら英語で伝えることも。
たまに自分の思考を表現する適当な言葉が見つからなくてやきもきする。もっと自分の心情に近い言葉はないか。自分の言葉と受け手側の印象との距離感をなるべく近づけられるように、体温を宿した言葉でより伝わるように、いつも言葉や表現を探している。それには、ただひたすら本や読みものを通じてたくさんの上質な言葉たちに触れること、多様な価値観に触れること、そして自分の言葉で書き綴ること、それに尽きるのだろうなと思う。
そういう意味でも、noteは最適なメディアだなと思う。

ご覧のとおり、この『3つの目標』には期限もゴールもない。
でも、これらを実現していく過程は絶対に愉しい。色々な人に出会い、価値観に触れ、そしてまた新しくやりたいことがみえてくると思うから。

なんだか今年も愉しみで仕方ない。