コマツマヨ クリエイティブライター/コラムニスト

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コマツマヨ クリエイティブライター/コラムニスト

クリエイティブライター/コラムニスト。制作事例はこちら→https://komatsumayo-wo.studio.site/ コンセプト策定などの需要も高まってきましたのでインナーブランディング積極的に取り組んでおります。

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【ライターの裏側】インタビューが得意な私が、インタビュー前の徹底的な下調べはしない理由

ライター10年目を目前に自分の実績を振り返ってみると、とにかくインタビューの仕事が多い。 インタビューライターを目指して活動していたわけでもないのだけれど、私は現場を回す能力に長けているので、相手に対してぶっつけ本番で色々とお話を聞くインタビューの仕事ではずいぶん重宝していただけている。クライアントさんがそう言ってた。 あと、パンフレットとかホームページとかの仕事って、同日にカメラマンさんの写真撮影も行われることが多くてディレクターさんはカメラマンさんにつきっきりになるから、

    • 中学2年生で、アルファベットの「E」を逆に覚えていた甥の話

      高校2年生の甥がいます。弟の4人いる子供の長男で、野球部に所属して暑い日も寒い日も一生懸命頑張っています。 甥は小学校1年生になるかならないかの頃まで「まさる」という自分の名前を「あさる」とうまく言えない子でした。優しくておとなしくて、舌足らずな部分では発育の心配をしたこともあったけれど、小学校に入ってからは少年野球をはじめて急にお兄ちゃんぽくなって、そうした心配もなくなりました。 基本的におとなしくて気がやさしく、私の実家(じいちゃんち)にきてはいろんな手伝いをしてくれま

      • 冒険と言わずして何と言う

        ※こちらのエッセイは、「ことばとからだとこころ」というイベントの7月の課題作品として書きました。本来は縦書きで教科書のように仕上げた作品ですが、ここでは横書きで発表しています。 テーマは「思い出の場所」。 実家の隣には、雑草がぼうぼうに生えた広い空き地がある。 昔、その場所には廃墟があった。廃墟になる前は、スイミングスクールと喫茶店、百人以上が入る規模の宴会場を持つ和食レストラン、赤い絨毯が敷き詰められた高級中華料理店が入った施設だった。三十五年ほど前に閉館になり、

        • 【8/19大阪市内】大人向け・楽しい読書感想文講座

          ※お知り合いのご協力で会場費を下げることができましたので、参加費めちゃめちゃ下がりました! 夏休みなので大人の方も何か学べるイベントがしたいと思い、大人の方が参加できる(お子さんも可)読書感想文講座を開催します! 講座の内容は、私が開催している小中学生向け読書感想文講座の内容をベースに、前半では基本の確認、後半はバリエーションを広げて文章力を上げるワークショップ的内容です。 ライターさんをはじめ普段お仕事で文章を書く方、文章に自信がある方には物足りないかと思いますが、基本

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        • ただのエッセイ
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        • ライターの裏側
          8本
        • コマツマヨ 伝わる文章1日1テクニック
          15本

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          雨の日には、ミミズが土の中から這い出してくる

          ※こちらのエッセイは、「ことばとからだとこころ」という言葉イベント6月の課題作品として書きました。 テーマは雨。 しばらく雨が降り続いて、ようやく落ち着いたある日。窓を開けると、庭の土がぼこぼこしているのことに気づいた。 ぼこぼこの正体は、ミミズ。ミミズが、土の中から這い出してきた跡。 土の中から、どういう理由かわからないけれど地上に這い出してきて、残念にもアスファルトの上で干からびてしまったミミズを見た経験は、たぶん日本人なら8割あると思う。友人5人聞いたら4人が経験あ

          雨の日には、ミミズが土の中から這い出してくる

          好きな人と一緒になれない、バングラデシュの青年の話

          去年の終わりころ、バングラデシュ人の男の子と友達になった。オンライン英会話を初めて1年以上経ち意思疎通と雑談には困らなくなったが、活きた英語を使い続けるためにいろんな国の人と話したかったので、英語での軽いチャットに付き合ってくれるような人を探して海外の語学学習をメインとしたペンパルサイトを利用していたころ、彼が話しかけてくれた。 彼のおじさんが日本語学校をやっていて今まで何人もの生徒を日本へ送り出した。自分も日本にとても興味あり、近い将来日本で映像技術を学びたいから日本語を勉

          好きな人と一緒になれない、バングラデシュの青年の話

          【ライターの裏側】 インタビューでは、目的とダーゲットを伝えてからがスタート

          (株)ドロキアオラシイタに入社したときは「パティスリーブラザーズ」という洋菓子ブランド一つだけだった。そもそも広報として採用されたわけではなかったが、なぜか広報担当者になり、パティスリーブラザーズの新商品のPRや取材対応、ブログやSNSでの発信など広報活動全般を担当した。「焼きたてチーズタルトPABLO」を立ち上げに際しては当初から広報として関わり、当時まだ企業がSNSアカウントを持つことも珍しかった時代、さらに“中の人”という概念がほぼなかった時代に、私がまさに“中の人”を

          【ライターの裏側】 インタビューでは、目的とダーゲットを伝えてからがスタート

          【ライターの裏側】 インタビューで難しいのは、トークが上手な営業マンさん

          仕事の割合でいうと、私はインタビューの仕事が圧倒的。 ライターが「インタビュー」というと、芸能人や有名人、業界で目立つようなキラキラした人を取材して、WEBメディアに載せたり雑誌に載せたりするような文章を書くと勝手に思われがちなんだけど、私がお話を聞くのは主に中小企業の社長さんや社員さんです。入社1年目のフレッシュな新人さんにお話を聞くこともたくさんあります。 「インタビューが得意」と堂々と言っているだけあって、どんなに話が苦手な人でも、「はぁ、まぁ」しか言わない口下手の人で

          【ライターの裏側】 インタビューで難しいのは、トークが上手な営業マンさん

          【ライターの裏側】 「読まれる文章」は目指していない

          ライターのみなさんはおそらく“読まれる文章”を目標に日々精進していらっしゃると思います。そして多くの方が、ライターさんはたくさんの人に読まれる文章を書ける方だ、と思っていらっしゃると思います。 実は私はそうではないタイプのライターです。読まれる文章を意識して書くことはない……とは言わないけど、まぁそんなにないです。 なぜなら、“人は基本的に文章を読まない”というベースが頭の中にあるからです。 写真や映像は、なにもせず黙って座ってても、目さえ開けていれば向こうから勝手に飛び

          【ライターの裏側】 「読まれる文章」は目指していない

          【ライターの裏側】「写真もお願いできますか?」の依頼は基本ごめんなさい。高くても絶対にプロカメラマンを進める理由

          ライターさんのなかには、文章のみならず写真まで上手に撮られる方もたくさんいらっしゃいます。 取材ライターさんとか、ジャーナリスト寄りのライターさんは文章と写真がセットで成立するお仕事ですよね。 私も何度も、写真有りの案件の依頼がありました。 が、 過去10年、写真あり案件は全部断ってきました。 どんなにお仕事が欲しい時も、です。 その理由は、プロの写真が絶対的に素晴らしいと思っているからです。 ライターの仕事はいろいろありますが、私はインタビューする本人の魅力が溢れる

          【ライターの裏側】「写真もお願いできますか?」の依頼は基本ごめんなさい。高くても絶対にプロカメラマンを進める理由

          「ゆるっとライター個別相談会」を開催しようと思います

          先日より募集しておりましたお弟子さんが見つかりました。すごく素敵な方なので一緒にお仕事をするのが楽しみです。 さて、お弟子さん募集の件でたくさんの方にご連絡をいただき、なかには「条件に当てはまらないと思うけれど・・・」とご連絡いただいた勇気のある方や、すでにお仕事として成立しておられるにも関わらず一から学びたいという方もいらっしゃってありがたい限りでした。タイミングにより、お弟子さんが決まってしまってお話ができなかった方には申し訳ないです。。。 数名の方とお話をさせていた

          「ゆるっとライター個別相談会」を開催しようと思います

          国立音大出身の先生やバングラディッシュ人YouTuber、元アメリカ軍の韓国人小説家が、今、私を刺激する

          最近なんだか不思議なんだけど、相手のこと何も知らずに出会った人の経歴や経験がすごいことばかりでびっくりしている。 たとえば、昨年からピアノを習い直してるんだけど、今住んでいる場所は地元でもなんでもないからピアノの先生の当てもなく、ピアノの先生検索サイトでいちからピアノの先生を探した。 ピアノの先生検索サイトって、先生が教えることのできるレベル、使用するテキストの種類、得意なジャンル、ピアノの種類(グランドピアノ何台とか)しか情報がないので先生の経歴はあまり書かれてないことが

          国立音大出身の先生やバングラディッシュ人YouTuber、元アメリカ軍の韓国人小説家が、今、私を刺激する

          日本中がソワソワする日にソワソワしない。本当にそれでも、フリーランスでいいの?

          今日は、バレンタインデー。 Twitterである方が「バレンタインデーになるとソワソワしていたのが懐かしい」というツイートをしているのをみて あ、そっかぁ。今日は日本中の人がソワソワする日だなぁ と思い出した。 学生時代に比べると、誰からチョコをもらえるか、誰にチョコを渡すか、みたいなドキドキワクワクソワソワ感は減っていくけど、やっぱり大人になってもバレンタインデーの日は会社の女の子がみんなにちっちゃいちっちゃいチョコ配ったりしてなかなかワイワイソワソワするもんですよね。

          日本中がソワソワする日にソワソワしない。本当にそれでも、フリーランスでいいの?

          ライターさん、なんで対応エリア書かないの?

          ふと疑問に思ったのですが・・・。 noteには多くのライターさんがいて、みなさんプロフィールに「お仕事承ります!」「取材いきます」「全国出張できます」「インタビューします」と書かれているんですが、結構な方が「●県在住」とか「関西エリア対応可能」というのを書かれてないように思うんですよ。 私はライターですけどライター以外の仕事もしているので、仕事を誰かにお願いしたいと思うことがたまにあって、「いいライターさんいないかなぁ」ってときどき探してみたりもするんですよ。知り合いにライ

          ライターさん、なんで対応エリア書かないの?

          スマホ世代の若者の文章は、どうなっていくのだろう

          スマホで見やすいように、 こういう感じで、 改行する人が多いですよね。 文章も短い人が、 多いように感じます。 スマホ世代ならではの、 特徴ですかね。 これで慣れていくと、スマホで見る必要のない、レポートなどの文書になるとへんてこりんな文章を書いてしまうようにならないか心配になるのですが、どうでしょうか。 私がいろいろ見てみたなかでは こんな感じで 読点「、」がないパターンと こんな感じで、 改行ごとに、 読点を入れてるパターンが、 目立ちました。 文章講座でいつもお

          スマホ世代の若者の文章は、どうなっていくのだろう

          【ライターの裏側】 ライター講座を開くときは、レジュメは用意しない。

          レジュメ、で合ってますでしょうか? 横文字に疎いので間違ってたらすみません。 ときどき企業の社員さん向けに文章講座を開催するのですが、私の講座ではプレゼン資料を印刷したもは一切お渡しないと決めています。 毎回勉強会の冒頭に 「私の講座で資料をお渡ししていません」 とお伝えします。 何人かは「え、そうなんだ」って顔をされます。始まる前に「今日って資料とかないの?」と担当者に確認している方もいらっしゃいます。 講師を招いたセミナーや勉強会って、必ずスライドを丸々コピーしたような

          【ライターの裏側】 ライター講座を開くときは、レジュメは用意しない。