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泣いた音喜多

 妻がなんの因果か、元都議の音喜多さんが立ち上げた党から出馬するので、音喜多さんの同行が気になっているわけなのですが、どうやらかなり厳しい情勢っぽいです。

極めて厳しい情勢。見通しが甘すぎました。力を貸してください【北区長選挙】
https://otokitashun.com/blog/daily/20444/

 マジか。

 83歳で多選の現職 VS 35歳の音喜多さんだよ?

 ふつうは音喜多さんに入れるでしょ、勝つでしょ、とか思っていた僕は、北区を分かっていませんでした。

 さらに、さる情報筋からは「今のところの期日前出口調査の結果、トータルでは負けているけど猛追中」というニュースももたらされました。

 ガチでピンチな状況を、激しくリカバーしようとしているそうです。

 気になったので、駅前でやってる演説を聞きに行ってみました。

 したら、泣いてるんですよ、音喜多さんが。

 どちらかというと、クールで立板に水のように話す音喜多さんが、熱く未来のことを語り、その思いが溢れ出す中で、自分の弱さを語り、泣きながら、それでも頑張りたい、と語っていました。

 いや、こっちが泣けちゃうじゃないっすか。なんだよ、ばかやろう。

【おときた駿との出会い】

 最初に音喜多さんを知ったのは、都議会議員選挙の時。

 ぽっと出の若者がいきなり都議会議員選挙なんて無謀だし、バックグラウンドも外資系のファッション会社で、ちゃらい印象で、あんまり良いイメージ持ってなかったんですよね。

 政治っていうのは、もっと泥臭くて地べた這って市民の困りごとを解決していくもんなんだよ、と。

 しかし、ある時、ひょんなことから一緒に飲むことがあって。

 そこで彼の中高男子校の話が面白すぎて、笑いすぎて居酒屋を追い出されそうになったのです。

 僕も6年男子校だったので、あまりにも男子校のどうしようもないところが似通ってて。

 男子校で培われた、コンプレックスを抱えて、それを何とか乗り越えようともがいているところも、ちょっと似ていて。

 割と好きになりました。

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 かといって、政策に対する考え方とかは割と違って。

 彼は小さな政府志向ですが、僕は今でも十分小さな政府なんだから、これ以上小さな政府や緊縮化する必要はない、と考えていて。

 その辺りは距離感あります。

 でも、待機児童を何とかしたいとか、虐待は絶対に防ぎたいとか、養子縁組や里親を推進したい、とか、そういうところは共通しています。すごい勉強家だし。

 なんだかんだいって、僕より4つ年下にも関わらず、すごいなぁ、と尊敬している人です。

 ふつうあの年で、都議会で切った張ったやれないですよ。激務なのに子育てもちゃんとやってるし。

【このままで良いのか】

 僕は北区赤羽に住んでいて、正直北区の子育て支援行政や受動喫煙行政、まちづくり行政のイケてなさに辟易しています。

 北区の人や街は大好きで、住めて満足しているんですが、行政については申し訳ないですが全然ダメだと思っています。

 待機児童問題もあるし、赤羽駅東口前は水の出ない噴水とスモーカー天国だし、西口は通学路なのに囲いも無い喫煙所で激しく受動喫煙被害に遭っていたし、病児保育は全然足りないし、児相をつくる動きも遅いし、小学校はわけわかんないルールのオンパレードだし、もうちょっと何とかなるだろ、と。

 で、83歳で16年も区長やってる人が、もう4年やりたい、って終わった時もう四捨五入したら90歳だよ、と。

 しかも4年毎に2300万退職金もらえる、っていう謎の制度で、累計1億近く退職金もらえるっていう、区民としては全く納得できない仕組みが放置されているわけで。

【小さな変化を、地域から】

 とりあえず統一地方選は全く盛り上がってもなく、おそらくは若年層はいつもどおり選挙に行かず、このどうしようもない日本の政治状況は続くんだと思うんですよね。

 でも、自分が住んでいる街でくらい、小さな変化が起きてほしいな、と思うんです。奇跡のような、小さな変化が。

 北区のみなさん、少しでも良い街を、子ども達に残しませんか?


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