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IT音痴のおっさん経営者がプログラミングを習ってみたら

こういうツールが作りたい、と思った

 「部下のキャパをリアルタイムで捕捉したい」と思ったんです。

 今どの程度、そのスタッフが空いているか(キャパが空いているか)が分かんないと、

 上司「これやっておいて」

 部下「(心の声:はぁ?今パツパツなんだよ!!)・・・わかりました」

 っていうことが起こりがち。

 かといって、面と向かって「今、どの程度キャパ空いてますか?」と尋ねて、「全く空いていないです」とは、部下の心理的には答えにくく、「あの、がんばれば、、、」みたいに答えがち。

 バイアスかからずに、部下のキャパをリアルタイムで捕捉して、キャパの空き具合に合わせて仕事を振っていけるような仕組みができないものか、と思ったわけです。それも簡易に。

 チャットツールに100%、とか80%とか答えると、それが別のシートに記録されていくくらい簡単な。

 そうだ、じゃあ自分で作っちゃえば良いんだ!

 と思ったところ、そういえば自分、プログラミングできないんだった、とはたと気づいたわけです。


大学の授業で嫌いになる

 そもそも僕はプログラミングが嫌いでした。自分の行っていた慶應大学SFCはITが盛んで、20年前すでにプログラミングの授業は必修でしたが、そこで嫌いになりました。

 何が嫌だったって、

 「はい、C言語やります。1章の1。それでは printf() と打って Hello world を出しましょう」みたいに言われて、もう萎えるわけです。

 だって Hello world 出せたから何なの、と。そもそもなんでプログラミングとかやらないといけないか、俺はそこ腹落ちしてないから、みたいな。

 今みたく、分かりやすくスマホアプリが作れるよ!とかそういう時代じゃないんで、これできたらどうなるんすか!?っていうところから議論させてよ的な感じになっちゃったんですね。

 ほんとどうしようもない大学生で、だったらSFC入るなよっていう感じなのですが、とにかくもうそこでやる気を無くしたわけです。

 そこから、プログラミングもできずに学生ITベンチャー経営者になって、後悔したけど後の祭り。NPO経営者になってますますプログラミングから遠ざかって、今に至る、と。


救世主「みんなのコード」利根川さん現る

 だるいけど作りたいツールつくるために、(嫌いな)プログラミング勉強するかぁ、と思って、プログラミング学習を世の中に広めているNPO「みんなのコード」の利根川代表に相談してみました。「全ての子どもがプログラミングを楽しむ国にする」って掲げているくらいだし、(子どもじゃなくおっさんだけど)嫌いなプログラミングを楽しめまいか、と。

 するといきなり、

 「じゃあ、僕が家庭教師しましょうか?」と。

 なんなの。

 神なの、この人は。

 お言葉に甘えて、個別レッスンを受けることにしました。

 利根川さんのコーチングによって、何を作りたいか、を定義し、それに最適な方法(この場合はchatworkのbotを作成し、それに答えるとGoogle SpreadSheet に記録されるという簡易な仕組み )を考える。

 その上で、グーグル先生のお世話になって、既に誰かが作っているモジュールを探し、できるだけその組み合わせで、何とかする。

 そうしたことを、一緒に手を動かしながら教え、質問によって導きながら、伴走していってくれたのでした。


そして完成

 2時間の授業を2回して頂き、完成しました。

 Chatworkで週1回、コマbotから「キャパを教えてちょんまげ」と聞き、それにスタッフがシンプルに100%のうちどのくらいかを答えると、それがスプレッドシートに記録される、というもの。

 これによってスタッフのキャパの空き具合が分かり、1つ担い手が必要だったプロジェクトにスタッフをアサインが可能になりました。

 自分の作ったプログラムが役に立った時の喜びはひとしおです。嫌いだったプログラミングが、実は結構面白いことに気付かされました。


感想とその他

 今後も、「こういう仕組み、あったら良いなぁ」って思うことがめっちゃあるので、しこしこ趣味的に作っていけたら良いな、って思います。

 ちなみに、今回は完全なボランティアで利根川さんがやってくれたんですが、こういう「経営者向けプログラミング家庭教師」サービスって、立派にビジネスになると思うので、誰かやってくれませんか?(「みんなのコード」さんは「本業じゃないんで」ってされないそう(T_T))

 「何日間合宿で/何ヶ月のコースで勉強できます」っていうのは結構あるみたいなんですが、既にやりたいことがある人に向けてのマンツー指導ですね。

 そうそう話は変わりますが、この神的に良い人な利根川さん率いる、「みんなのコード」さんがエンジニア募集しているみたいです。

https://www.wantedly.com/projects/233800#_=_

 「みんなのコード」さんは、子ども達がプログラミングを学ぶためのオンライン教材を作られたり、プログラミングを教える先生を養成したりしているそうです。

 うん、僕も最初でつまづかなければ、プログラミング嫌いなおっさんになることも無かったので、プログラミング教育めっちゃ大事だけど、「誰から教わるか」がすごく重要になってくると思うから、みんなのコードさんのアプローチは極めて大切なんじゃないかなーと思いました。

 そんなわけで、みんなのコードと利根川さん、ありがとうございました!

 これからもフローレンスは、社員が最高の働き方ができるよう、経営者が自作でちまちまツール作りつつ、地味に働き方改革を積み上げていきたいと思います!!


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駒崎弘樹

NPO法人フローレンス代表理事。慶應SFC卒。05年〜訪問型病児保育を開始。08年Newsweek「世界を変える100人の社会起業家」に選出。10年から待機児童問題解決のため「おうち保育園」開始。後に小規模認可保育所として政策化。14年、障害児保育園ヘレンを開園。
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