火点し頃の蜘蛛踊り――瓜田李下視点

りえこ様の「火点し頃の蜘蛛踊り」を使用させていただきました。

ダイスロールの結果や各PCのステータス、KPとの会話、取得した情報などは基本的に全てPL間では非公開。RPでのみ共有可能としています。

KP:なした

PC1:乾千歳/高校生(PL:しゃる)

PC2:十朱詠/ジャーナリスト(PL:のすけ)

PC3:瓜田李下/配達員(PL:赤石)

PC4:佐賀ヒサシ/写真家(PL:栗)

***

それではシナリオ「火点し頃の蜘蛛踊り」、始めていきます。

***

——詠、李下、久の導入

8月30日午前10時過ぎ。

貴方たちは八肢島行きのモーターボートに乗っている。

良く晴れた空の下、波に揺られながら八肢島を目指すこの船には、貴方たち以外には操縦士がいるだけだ。
また、ボートには貴方たちの荷物の他、八肢島へ運ばれるのであろう、酒の入ったプラスチックケースが2つ積まれている。

操縦士がハンドルを握ったまま、顔だけを後ろに向けて話しかけてくる。

船乗り:「いやー、3人もあの島に運ぶのは珍しいなぁ」

船乗り:「聞いてたはずだが忘れちまった…あんたら、八肢島に何しに行くんだっけか?」

佐賀ヒサシ:「僕は写真家なので撮影に、今日は島祭りが開かれるんですよね」
十朱詠:「俺は、八肢島の島祭りの取材をしに行くんですよ!」にこって笑いかけます おっちゃーん
瓜田李下:「…俺は仕事です」

船乗り:「あー島祭りな、取材やら写真やら華やかなもんだなぁ」
船乗り:「おっ、そっちの兄ちゃんは配達員か。いつもご苦労なことだな」

佐賀ヒサシ:「あなたも島祭りを見に来たんですね」十朱さんに話しかけます
十朱詠:「そうなんですよ、でもあの島ってなかなか観光客いないらしいですね」

船乗り:「そうなんだよ、だから3人も乗せてくって聞いて驚いちまったよ!」

十朱詠:「おっ…あんたも島祭りを見に行くのか?プライベートで?」ヒサシ・・・

瓜田李下:東京バナナ喜んでくれるかな~って考えてる
瓜田李下:話ほぼ聞いてない
KP:かわいい
瓜田李下:首痛い人達に興味ないから海見てるわ

瓜田李下:馴れ合うつもりはない
KP:からちゃん・・・

佐賀ヒサシ:「はい、観光がてら写真も撮れればいいなと思いまして あなたは取材とおっしゃっていましたし僕たちは似たような職業ですかね?」
十朱詠:「あー、そうだな!島祭りの写真とか話とか記事のネタに出来るかなーってな 一応仕事で来てるから、あんまし遊べはしないんだけど…」

佐賀ヒサシ:「あ、一応これ僕の名刺です、よかったら…」
佐賀ヒサシ:「そちらのお二方も、よければもらってください」名刺渡します

十朱詠 -> KP:これオカルト記者ってバレ・・・る??
KP -> 十朱詠:偽の名刺用意してるんだったらそっち渡してもいいけど、普通の渡したらバレるね
十朱詠 -> KP:偽の名刺用意してっかなwwwwwww????
KP -> 十朱詠:幸運振る?wwwww

瓜田李下:「え、俺ですか?…どうも」話聞いてなくて海見てたからびっくりした

十朱詠 -> KP:振る・・・
KP -> 十朱詠:個別タブでどうぞ

十朱詠:CCB<=70 幸運
Cthulhu : (1D100<=70) → 13 → スペシャル

では貴方は普段から都合良く身分詐称できるように、偽の名刺を持ち歩いていたようだ。

KP:旅行雑誌どのレベルの雑誌?有名?
十朱詠:えーっ、マイナーで

瓜田李下:「すみません…俺もお返ししたいんですけど…生憎今日は名刺を持っていなくて」

十朱詠:「おお、じゃあ俺のも渡しておくなー」みんなに渡すよ~
船乗り:「おっ?ありがとよ」

久の名刺はフリーカメラマンという肩書に、佐賀久という名前が添えられたものだ。
佐賀ヒサシ:カタカナで呼んでね

詠の名刺には聞いたこともないようなマイナーな旅行雑誌の名前と、そこの記者である旨、十朱詠という名前が載っている。

十朱詠:がんばってるんです><

瓜田李下:「…俺だけ名乗らないのも、変ですよね 瓜田李下といいます」

佐賀ヒサシ:「みなさんよろしくお願いします、小さな島ですし着いてからも一緒になるでしょうからね」

十朱詠:「よろしくな!…りかくんは仕事っつってたけど、俺たちと同じで取材かなんかか?」

瓜田李下:「一応配達員やっています…八肢島には島祭りで使う酒を配達しに行くんですが…一応俺も島祭り繋がり、ですかね」
佐賀ヒサシ:「ではこのボートに積まれているお酒は瓜田さんの配達品だったんですね」

十朱詠:「へぇ!配達員かぁ…じゃあ皆…島祭りでも一緒になるな!よろしくな~^^」
瓜田李下:「そうですね よろしくお願いします」

貴方たちはそのような会話をしながら、八肢島を目指す。
3時間ほど船に揺られ、ようやく島が見えてきた。

***

午後1時。

詠、李下、久を乗せた船が八肢島に到着する。

殺風景な港には、小さなボートがいくつか泊められているが、漁夫の姿などは見当たらない。
港にいるのは、到着した3人を迎えに来たのであろう20代の男性と、少年の2人だけだ。

瓜田李下:!
瓜田李下:^^

菅原徹:「李下!」

瓜田李下:「!」
瓜田李下:「…徹!」

瓜田李下:駆け寄ろう!!!!!!

瓜田李下:「迎えきてくれたんだ」徹にです

菅原徹:「久しぶり!1年ぶりとかか?船疲れただろ、お疲れ!」
瓜田李下:「…本当に久しぶりだね 元気だった?」

菅原徹:「うん、わりと元気にやってたよ。李下はどうだった?」
瓜田李下:「まぁ、…俺の方もぼちぼち、かな」

菅原徹:「はは、そっか…あ、それお神酒だよな?運ぶの手伝うよ」
瓜田李下:「…うん、ありがとう」いや、ゆっくり出来る時にお土産渡します

菅原徹:「気にしないでよ!それ終わったらさ、久々だしゆっくり話したいんだけどいいかな?」
瓜田李下:「もちろん 俺も徹と久しぶりにゆっくり話したいしね」

瓜田李下:「色々聞かせてもらうよ?この島で暮らしてることとか含めて、俺の納得のいく説明をしてもらわなくちゃいけないな」

菅原徹:「は、はは…李下は厳しいなあ」

と、徹は困ったような表情で告げる。

瓜田李下:困るなーーーーーーーーーー!!!!!
KP:www

瓜田李下:「俺が厳しくなるときは大体徹のせいだよ」

瓜田李下:「とりあえず荷物だけ運んじゃおうか?」
菅原徹:「えー、そうかなぁ…あっそうだな、早めに終わらせようか」

菅原徹:「俺たち今からこの荷物運びに社まで行くんだけど、千歳くんたちはどうする?」
瓜田李下:盛り上がってんなぁ

乾千歳:「…!」

菅原徹:「特にやることもないなら、神主の蓮見さんに挨拶行ったらどうかな?暇なんだったら千歳くんが案内してあげてもいいし」
乾千歳:「…うん、特にすることないし行こうかな。案内なら任せて!」

十朱詠:「おーじゃあ案内お願い出来るか?」

佐賀ヒサシ:「僕もお願いします」
十朱詠:千歳くんについていくわよ

瓜田李下:おおくりからは黙って見てます

乾千歳:「あ、そうそう言い忘れてた。20時になったら夕食だから…そのときもうちまで案内するよ!」
乾千歳:「じゃあ社まで行こうか!着いてきて!」

船乗り:「…よし、それじゃあ俺はこのまま漁に出るぜ。帰りは明日のこの時間だったな」

船乗りは貴方たちにそう声を掛けて、島を発つ。

瓜田李下:あばよ
十朱詠:あばよ
佐賀ヒサシ:あばよ

貴方たちは改めて島を一瞥し、千歳と徹の案内に従って社を目指すことだろう。

***

港から真っ直ぐに坂道を登っていけば、林道に出る。

道の両脇に屋台の骨組みが並んでおり、どうやら祭りの準備中のようだ。
木々の間に、まだ灯りのついていない提灯がいくつもぶら下がっている。

佐賀ヒサシ:「今日は島祭りの日なんですよね、何時から始まるんですか?」

瓜田李下:「祭りの準備か、徹も行くの?」NPCにしか話しかけなくてごめん
菅原徹:「んー、俺はどうしようかな…李下は行きたい?」

瓜田李下:「うーん、まぁせっかくなら…でも徹が行かないなら俺も行かないかな」
菅原徹:「李下が行きたいんだったら俺もついてくけど…」

乾千歳:「17時スタートだよ。21時頃には終わるかな~」

乾千歳:「徹くんその人が瓜田さんだよね?二人仲良いんだね!」

瓜田李下:「…?誰?」
乾千歳:「ええ…あーーそういえば自己紹介がまだだったね」

菅原徹:「あ、そうそう!俺の幼馴染でさ、あんま愛想はよくないけどいい奴だよ」
瓜田李下:「……」愛想よくない?って思ってる

十朱詠:「へぇ~幼馴染だったのか!」

佐賀ヒサシ:「瓜田さんはこの島出身なんですか?」

乾千歳:「改めて…乾千歳です!今日皆が泊まる宿の一人息子だよ。…短い間だけどよろしく!」

十朱詠:「自己紹介するなら名刺渡しておくか!よろしくな!」千歳くんと徹に名刺渡すネ
乾千歳:「なるほど、幼なじみだったんだ~」

佐賀ヒサシ:「千歳くん、よろしくお願いします、そちらのあなたにも」名刺渡します

菅原徹:「あっご丁寧にどうも、俺は菅原徹です!」

瓜田李下:「いや、俺は違いますよ 徹がこっちに引っ越しちゃって」
瓜田李下:名刺交換流行っててうける

乾千歳:「おお、名刺だ!初めてもらった!」感動

瓜田李下:「すみません…俺は名刺ないんですが……」
十朱詠:「はは、そりゃ良かった!」喜んでもらえてうれしいです。

瓜田李下:無愛想で名刺でHO1を喜ばせてあげることも出来ないコイツナニ?

乾千歳:「大丈夫!俺も名刺持ってないし!あ、じゃあ…こっちで!」握手!しよう!
瓜田李下:「……どうも」するよ!!

佐賀ヒサシ:ニコニコ見ています
菅原徹:微笑ましいな~って感じ

乾千歳:「来てくれてありがとう!」ぶんぶん振っちゃう
十朱詠:^^

瓜田李下:「いえ…」ぶんぶん振られちゃう

そんな風に親睦を深めながら林道を進むと、長い石階段が見えてきた。
傾斜の急な50段もの階段だ。

乾千歳:「ここ上ったらもうすぐ!だよ!」先に行っちゃうぞ

瓜田李下:「これは…」酒と階段交互に見るわ…嘘…

佐賀ヒサシ:「僕たちは荷物があるので千歳くんのようには行きませんね…」

菅原徹:「結構な階段だよな~、半分は手伝うからさ!頑張れ!」
瓜田李下:「ごめん手伝わせて…」

乾千歳:「あ、そっか………ごめんね、観光に来る人とかめったにいないからテンション上がっちゃった」

十朱詠:「いや、結構キツイな」気合!!!!!

乾千歳:「俺も手伝う!」

瓜田李下:「えっ、ありがとうございます…すみません…」
瓜田李下:頑張ろう!

貴方たちが流れる汗を拭いながらも階段を上がり、鳥居を潜れば、パッと開けた社に出る。

木々に囲まれた広い社だ。

参道が導く本殿の入り口には、若い神主が微笑みながら立っている。
燈籠はあれども、狛犬などはおらず、本殿の床も地についている。

やや、異質な印象を受けることだろう。
また、本殿の隣には神主の住居と思わしき屋敷が建っている。

蓮見誠一郎:「こんにちは。外からいらした方々ですね?」

乾千歳:「こんにちはー」到着!

瓜田李下:「ど、どうも…」
菅原徹:「蓮見さん、こんにちは」
十朱詠:「こんにちは!」
佐賀ヒサシ:「こんにちは」

蓮見誠一郎:「私は神主の蓮見誠一郎と申します」

乾千歳:「蓮見さん、この人たちは今日うちに泊まるお客様だよ。案内しようと思って連れてきた!」

蓮見誠一郎:「おや、そうなんですね。わざわざ案内役を買って出るなんて、千歳くんは偉いですね」
乾千歳:「あはは、俺なりに家の手伝いしたいからね」

十朱詠:いいこ・・・

乾千歳:「…………」
蓮見誠一郎:「それは結構…君の父上母上も、君のような息子が居て誇りに思っていることでしょう」

乾千歳:「………そう、かな。そうだといいけど……」
乾千歳:小声

瓜田李下:「…?……お話中すみません、ホーク急便の者なんですが…荷物はどこに置きましょうか?」
瓜田李下:断ち切る!!

蓮見誠一郎:「ああ、ホーク急便さんの…ここに置いてくれれば結構ですよ、お疲れ様です」

蓮見誠一郎:「いつもいつもありがとうございます。貴方がたの働きのおかげでヤエ様も安らかな眠りにつくことが出来るでしょう」
瓜田李下:「…ヤエ様?」

蓮見誠一郎:「ヤエ様は古くからこの地を守っておられる神様です。今日のお祭りはこのヤエ様の目覚めを祝うものなんですよ」
蓮見誠一郎:「よろしければ貴方がたも、是非参加していってください」

十朱詠:「はい、そのつもりですよ!今日この島に来たのは、島祭りの取材のためなんで」
蓮見誠一郎:「おや、そうでしたか。それは有難い限りで…楽しんでいってくださいね」

佐賀ヒサシ:「そうなんですね!僕も元々島祭りに参加する予定でした」
十朱詠:「ええ、仕事ついでに楽しんできます」

蓮見誠一郎:「では、火点し頃にいらしてくださいね」

これ以降、自由行動となります。

瓜田李下:「徹、どうする?」指名です

菅原徹:「んー、やることも終わったし祭りまでは暇だよね?李下は一旦荷物置いた方がいいんじゃない?」
瓜田李下:「んー、そうだね…とりあえず宿舎に荷物だけ置きに行こうかな」

十朱詠:「…俺も荷物置きに民宿戻ろうかな、島祭りまで時間あるし」
十朱詠:行こう

菅原徹:「お、じゃあ案内するよ…あっ詠さんも民宿行くんだったらご一緒しますか?」

十朱詠:「あー悪いな、久しぶりに再会したっていうのに邪魔しちゃって…そうしてもらっていいか?」
瓜田李下:「…構いませんよ」

瓜田李下:「目的地一緒なわけですしね 行きましょうか」行くよ!
菅原徹:「気にしないでくださいよ、じゃあ行こうか」

菅原徹:「千歳くーん、俺たち3人で先に民宿行っとくね」声かけるよ

「はーいじゃあ先行っててー!」という千歳の元気の良い返事が返ってくる。

***

徹の案内で向かった先は、至って普通の、木造建築の一軒家だ。
二階建ての、和式の民宿である。

瓜田李下:「ここ?」
菅原徹:「ここ!」
十朱詠:「ここかぁ!」

瓜田李下:wwwww
十朱詠:入ります
瓜田李下:入るよ~~~!!

中に入ると、民宿の女将と思わしき女性が貴方たちを出迎えた。

乾秋穂:「八肢島にようこそ。どうぞごゆっくりお寛ぎくださいませ」

瓜田李下:「どうも…お世話になります」
菅原徹:「秋穂さんこんにちはー」
十朱詠:「こんにちは、今日はお世話になります」

乾秋穂:「はい、本土からわざわざいらっしゃるなんて…お疲れでしょう」

女将はそう挨拶すると、一階には大広間、厨房、トイレ、男女別の風呂場、千歳の自室、女将の部屋と夫の部屋があること。
二階には詠、李下、久の泊まる部屋の他、二つの空き部屋とトイレがあることを説明する。

<アイデア>振って

十朱詠:なに!!!!!!!???

十朱詠:CCB<=75 アイデア
Cthulhu : (1D100<=75) → 10 → スペシャル

女将を見たとき、この島に足を踏み入れたときから漂っていた不思議な懐かしさが、まるで形をとったかのように貴方は感じるだろう。

十朱詠:!!!!!!!!!!!!!!?

十朱詠:「……?」

瓜田李下:……?

民宿についての軽い説明の後、女将は貴方たちにそれぞれの部屋の鍵を手渡した。

乾秋穂:「私は一階の厨房に居りますので、何かご用件がおありでしたら、いつでも仰ってください」

瓜田李下:「ありがとうございます」鍵を受け取るよ!
十朱詠:「…ありがとうございます」受け取る

瓜田李下:オラ!!!荷物置くぞ!!!徹も行くぞ!!!!
菅原徹:は~い

十朱詠:部屋行くぞ!

各部屋の扉は襖となっており、鍵といっても簡易的なものだ。

***

瓜田李下:部屋はいろう~~~

襖を開けて中に入れば、布団の敷かれた、6畳の部屋が広がっている。
布団の他には座卓机があるだけで、コンセントすら見当たらない。
また、座卓机には茶菓子と浴衣、そして『金糸記』と書かれた和装本が置かれている。

瓜田李下:「よいしょ…着いたばっかりなのになんか疲れたな…絶対階段のせいだけど…徹あれ去年一人で運んだの?」荷物置きながら話します
菅原徹:「一応、結構きつかったなぁ」

瓜田李下:「だろうね…割と量もあるし去年の配達も二人で行ければよかったんだけどな」
菅原徹:「はは、確かにな」

ここで<聞き耳>をどうぞ。

瓜田李下:ccb<=25 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=25) → 63 → 失敗

瓜田李下:んーー一番気になるし金糸記なにげな~~く手に取ります

手に取った本は伝記のようだ。

『金糸記』

ある小さな蜘蛛は、こっそりと巣を作るのが下手であった。
どこへ行っても張った巣は箒で払われてしまい、餌にありつくことも出来ずにいた。
だが、ある男だけは屋根裏に住み着いたその蜘蛛を気に入って、自由に巣を張らせていたという。
ぶくぶくと成長した蜘蛛は家中に巣を張り巡らせ、男の家は糸だらけとなった。
しかし、早くに妻を亡くしていた男は家族のように蜘蛛を受け入れていた。
男が両手を広げても包めぬほどにその蜘蛛が大きくなっても、だ。
島の者たちは当然これを気味悪がった。
しかし、ある日のこと。
島を嵐が襲い、高波が島の全てを洗い流そうとしたとき、熊ほどの大きさとなったその蜘蛛は、素早い動きで小山の頂上まで登った。
そして金色の糸で絡めとり、男を荒波から救い上げた。
これを見て今までの仕打ちを島の者たちが心から詫びると、蜘蛛は島中に網を張り巡らせ、嵐から島を守ったのである。

瓜田李下:すごいじゃん

瓜田李下:クラピカだったら発狂してたわ
KP:目赤くなってたわ
瓜田李下:あっぶね~
KP:エンペラータイム発動するとこだったわ

瓜田李下:「蜘蛛…」特にどうとも思わない…ので閉じて普通に置きますね

瓜田李下:「あ、そういえば徹に渡したいものがあってさ」
瓜田李下:ガサガサ

菅原徹:「ん?なになに?」
瓜田李下:「これ」東京バナナだぞ

菅原徹:「あ!お前これ…!」
瓜田李下:「好きでしょ?」

KP:<聞き耳>振ってー

瓜田李下:ccb<=25 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=25) → 63 → 失敗

菅原徹:「好き!ありがとう…!こっちじゃこんなの売ってないからさー嬉しい!」
瓜田李下:「だろうね だから買ってきたんだよ」

瓜田李下:「…」

菅原徹:「ありがとう!李下は気が利くなー!」

瓜田李下:「…こんなの、戻ってくればいくらでも食べられるよ徹」
菅原徹:「…はは、まあ、な」

瓜田李下:「…前にも同じこと聞いたけど……なんで一回も帰って来なかったの?」
菅原徹:「いやー、俺も帰りたいんだけどさ、しばらくは帰れないっていうか」

瓜田李下:「…帰れない?」

菅原徹:「ほら、畑とかあるし!放っといたら枯れちゃうかもしれないじゃん?」
瓜田李下:「……」

瓜田李下:「本当に、それが理由なの?」

菅原徹:「…そうだよ!李下は心配性だな、そんな気にすることないって!」
瓜田李下:「…………」

菅原徹:「…あ、それでさ、ちょっとお願いがあるんだけど」
瓜田李下:「…………何?」

菅原徹:「これ、帰ったらうちの親に渡してくれないかな」

徹が差し出してきたのは、貴方も持っているだろう、交通安全のお守りだ。
貴方たちの就職が決まった際に、徹の両親が二人に揃いで贈ってくれたものである。

瓜田李下:コラーー!

菅原徹:「俺はしばらくはあっちには帰れないと思うから…頼むよ李下」

瓜田李下:お前が持ってろよ!!!コラ!!!

瓜田李下:「これ…」
瓜田李下:「…………わかった。渡せばいいんだね」受け取る

瓜田李下:「その代わり」

菅原徹:「ありがとう!…うん?」

瓜田李下:「こっちはお前が持っててよ」お願いします!持ち物に書いてませんでしたが!!!りかのもってるお守りを渡したいです

瓜田李下:お願いします!
瓜田李下:お願いします!!!!

まあお守りって普通は肌身離さず持ち歩いてるものですし、許可しましょう。

瓜田李下:ありがとうございます!!!!!!!!

菅原徹:「…!」

菅原徹:「………そっか、うん…わかった、大事にするよ」

徹のお守りと自分のお守りを交換しようとしたとき、徹のものが少し膨らんでいることに気が付く。

瓜田李下:「…?」見れる?

KP:この場で?
瓜田李下:いや…徹と別れた時にしようかな…
KP:分かりました。

菅原徹:「…よし、まだ祭りまでもうちょっと時間あるなー」

瓜田李下:「そうだね、どうしようか?」NPCに聞くな
菅原徹:「んー、俺は一旦家に戻ろうかなって思うんだけど」

KP:李下くん祭り行きたいんだっけ?
瓜田李下:んー行きたい!

菅原徹:「祭りの時間になったらまた来るよ、ずっと民宿にいるの?」

瓜田李下:あ~何時間くらいあるんだ?でも外行くかな……

始まるまでには1時間ほどあります。
17~21時まで行われているので時間を決めてくれれば融通は利きます。

瓜田李下:「んー、折角だし外出ようかな 18時にまた民宿前でいいかな?」
菅原徹:「了解!じゃあ時間になったら迎えに来るよ」

瓜田李下:「ありがとう、待ってる」

そう言って徹は、貴方に手を振って部屋を出て行く。

瓜田李下:あばよ

瓜田李下:どうしようかな 場所社とかしかわからん また長い階段登る…?
KP:社でいいの?

瓜田李下:最初に船着いたとこは何もない~?
KP:港ですか?

瓜田李下:海見たくなったわ~~~~
KP:wwww
瓜田李下:な~~んか海見たいわ~~~~~~
瓜田李下:港でも行くかぁ

***

PM4時

瓜田李下:な~~んか海見たくなったので港に向かいます
瓜田李下:海好きなのかも

貴方は、何気なく海を眺めたい気分になって港へと足を向けるだろう。

断崖絶壁に囲まれたこの島で、唯一低地に位置する場所である。

ここから住宅街や諸施設に向かうには、長い坂道を上がっていかなくてはならない。
実に殺風景な港であり、『八肢島案内板』と書かれた看板がある他には、小さなボートがいくつか泊められているだけで、特に目につくものはない。

瓜田李下:「なんとなく港にもどってきたけど…案内板なんてあったんだ」案内板見るよ~

この島の地図のようだ。
島の西側に、雑貨屋、村役場、図書館、小中学校、高等学校、病院など一通りの施設が揃っていることが分かる。

<アイデア>どうぞ。

瓜田李下:ccb<=70 アイデア
Cthulhu : (1D100<=70) → 92 → 失敗

瓜田李下:え?
KP:なーんにも分からん!

瓜田李下:シ…
瓜田李下:N
KP:こら!!!!!

他に何か調べたいものはありますか?

瓜田李下:色々あるんだなーって思っただけじゃん むかつく ボート!

港に泊められているのは、全て個人の沿岸漁業用と思われる小さなボートだ。

<目星>をどうぞ。

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 85 → 失敗

瓜田李下:は?
瓜田李下:しね
KP:まじか!?www
瓜田李下:むかつく
瓜田李下:無能

KP:ど、どうする…?
瓜田李下:無能すぎてびっくりした…ど、どうしようかなぁ
瓜田李下:これいっぱいあるの?
瓜田李下:ボートね

同種の小型のモーターボートがたくさん泊まっていますね。

瓜田李下:後でもう一回来ます…………
瓜田李下:ゴミ

瓜田李下:LINE「ごめん、思ったより時間潰せなくて、待ち合わせ少し早めてもいい?」って徹に送ります

八肢島のインターネット回線はとても遅く、通信が途中で途切れることもあるため、インターネットを使う場合は<幸運/2>を振ってもらいます。

KP:あ!!!!!!!!

メチャメチャ申し訳ないんですが徹と別れた時点で瓜田李下の目的は達成となります。
今後の行動は貴方次第ですのでどうぞ。

瓜田李下:ほら、私の目的が残ってるから
瓜田李下:まだあるから
KP:せやな

瓜田李下:ccb<=21 幸運/2
Cthulhu : (1D100<=21) → 24 → 失敗
(値間違えてます、本当は目標値32だったので成功扱いにしました。)

菅原徹:『あっそうなの?いいよーじゃあ17時でいい?』
瓜田李下:『うん、それで ありがとう』

瓜田李下:部屋戻ってお守りの中見たかったんだけど時間どうですかね
KP:ああ、それぐらいなら大丈夫ですよ。
瓜田李下:おっじゃあそうしたいです

***

それでは貴方は港から長い坂道を歩き、民宿へと戻ってきた。

瓜田李下:「(約束の時間まであと少しか)」

瓜田李下:「(…そういえば、さっきの徹のお守り…)」取り出しま~す

お守りの中身を取り出すと、その膨らみの正体は手紙だったと分かる。

瓜田李下:「(……!)」
瓜田李下:「(これ……いや、でも…)」罪悪感はあるけど…読みます

手紙の内容は以下の通りだ。

『母さん、父さん、ごめんなさい。
俺はもう、母さんや父さんと会うことができません。
この親不孝で、自分勝手な息子は、タイヤを滑らせて崖から転落したのだとでも思ってください。
雨の日でもスピードを落とさないバカな息子だったと、どうか笑い話にしてください。
今はこんな手紙しか書けません。
これからも二人で、できれば李下も入れて三人で、仲良く、喧嘩せず、幸せに過ごしてください。
育ててくれてありがとうございました。
徹』

瓜田李下:おい!?!??!?!?!??!?!
瓜田李下:は!?!??!?!??!
瓜田李下:バカ!?
瓜田李下:HO3!?
KP:?
瓜田李下:バカ!!!!!!!!!!?????
瓜田李下:バカじゃん!?!??!?!?
KP:???

瓜田李下:「な………なんだよ、これ……………」

瓜田李下:キレそう

瓜田李下:「会えないって、…幸せに、って…こ、こんなの………」

瓜田李下:17時くらいなら民宿飛び出します!!!徹!!!!!!!!!
瓜田李下:ふざけんな

感情のままに貴方が民宿を飛び出すと、ちょうど貴方を迎えに来たのであろう徹と鉢合わせるだろう。

菅原徹:「あ、李下!時間ぴったりだな…どうかした?そんなに急いで」

瓜田李下:「っ…、徹…!!なんなんだよ、これ、どういうことだよ、!」手紙持って詰め寄るからな
瓜田李下:は~~~メイン渡さなきゃ良かった

菅原徹:「!それ…!」
菅原徹:「……見た、の?」

瓜田李下:「見たのは、謝る、ごめん、…でも、でもこんなの…」

菅原徹:「…………何も、聞かないでほしい…」
菅原徹:「…なんて、流石に無茶なお願いかな」

瓜田李下:「…嫌だ、納得出来ない…何で、俺にも言えないことなのかよ、…徹、」

菅原徹:「………」

菅原徹:「……どうしようかなぁ……」

菅原徹:「……出来れば、ほんとに、何も聞かないでほしいんだ」
菅原徹:「……お前のことを…李下を、巻き込みたくない」

瓜田李下:「このまま何も知らずに帰れって言うのか…!?何も知らずに、もう帰ってこないお前のことをずっと待ってろって言うのかよ…!?」

瓜田李下:「この一年間、ずっと徹のこと待ってたよ、久しぶりに会えるってなって、嬉しかった、なのに、……」

菅原徹:「………ごめん…」
菅原徹:「…ごめん、李下……」

瓜田李下:「…俺はただ、お前の力になりたいだけなんだよ、あの日お前が俺に手を差し伸べてくれた時みたいに…」
菅原徹:「…っ、李下……」

瓜田李下:「あの日から、お前にずっと感謝してた……この恩をいつか返せればいいとずっと思ってたんだ…」

瓜田李下:「…好きなだけ俺のこと巻き込んでよ…、俺、巻き込まれたなんて、思わないよ、お前の力になれるなら……徹、」

菅原徹:「………………」
菅原徹:「……………あり、がとう…」

菅原徹:「……場所、変えようか。流石にここじゃちょっと話せない」
瓜田李下:「……うん」

菅原徹:「俺の家でいい?」
瓜田李下:「…うん、いいよ」

***

17:30

住宅街は人影がなく、静まり返っている。
遠くから、祭囃子が聞こえてきた。
みな、祭りに参加しているのだろうか。

瓜田李下:「………」
菅原徹:「……ここが、俺の家」

そこは小さな平屋の一軒家で、外の壁には畑仕事の道具がいくつか立てかけてある。

菅原徹:「とりあえず、入って」
瓜田李下:「……お邪魔します」入る……

玄関を通り中へ入れば、押し入れやちゃぶ台といった、ごく一般的な調度品の置かれた和室となっている。
また、奥には台所や洗面所、風呂場などがある。

<目星>をどうぞ。

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 47 → 成功

台所の隅に、『斑』と書かれた一升瓶が一本置かれていることに気付く。

菅原徹:「えーっと…まあ座ってよ」
瓜田李下:「あ、う、うん…」

菅原徹:「……何から話そうかな……」
瓜田李下:「…………」

菅原徹:「…………突拍子もないこと、だと思う…でも、今から言うのはほんとのことだから…」
菅原徹:「笑わずに、聞いてほしい」

瓜田李下:「…………うん、」

菅原徹:「…………俺さ、いや、俺だけじゃない……」
菅原徹:「………この島に住んでる人はみんな、蜘蛛人間って言われる化け物なんだ」

瓜田李下:あれ…?

瓜田李下:「蜘蛛、人間………?」

菅原徹:「…うん、いきなりこんなこと言われても、意味わかんないと思うけど」

瓜田李下:「でも、住んでるっていったって、徹は、もともとはこの島の住人じゃないだろ…それがなんで、…」

瓜田李下:HO1って………
瓜田李下:オイオイ
瓜田李下:マジか

菅原徹:「…きっかけになるのは、祭りの日に配られるお神酒だよ」

瓜田李下:「…!お神酒、って…俺たちが、運んできた…?」
菅原徹:「うん。あれにはヤエ様…とかいう神の血が入ってるらしくて、それが作用して化け物になる、らしい」

瓜田李下:「そ、んな…徹も、それを飲んだのか…?」
菅原徹:「…ああ、それで…蜘蛛人間は島から出たら、大きな蜘蛛になる、とかで」

瓜田李下:「でも、酒を運んだ後に帰ってきた他の配達員だって、酒を飲んだようなことを言っていたんだ、」無愛想ね~ふ~ん

瓜田李下:すべてわかりました くそ 騙されるところだった

菅原徹:「それは…多分だけど、飲んでない、んじゃないかな」
瓜田李下:「飲んで、ない……嘘を付いてた……あるいは…」

瓜田李下:そんなん口止めだよ!!!!!!

菅原徹:「……蜘蛛になるのを止めてる、霊石っていうのが島のどこかにある、らしくて…それのおかげで蜘蛛にならずに済んでるみたい、なんだけど」

瓜田李下:「霊石……」

瓜田李下:「…なんで、島に来た人に、酒のことを教えないんだ…?あの人達だって…今頃祭りに行っているはず、だろ…?」口止めだよ
菅原徹:「それは、島の外の人には言っちゃいけないって、言われてて…」

菅原徹:「………この島、おかしいんだ。神主の蓮見さんとか、島に逆らった人は次々消えていってる」

瓜田李下:「…ホーク急便の、徹と同じように島に残った人たちが今この島に居ないっていうのも……ずっと、おかしいと思ってたんだ…」
菅原徹:「………うん」

瓜田李下:「今こんな話をしていることがバレるのだって、多分、危ないんだろうね」
菅原徹:「………うん」

菅原徹:「………ほんとは俺さ、蓮見さんに…李下のこと島に足止めするように言われてたんだ」

瓜田李下:「!」
瓜田李下:「そう、だったんだ…」

菅原徹:「……でも、そんなことできない…できるわけ、ない」
菅原徹:「お前は……生きて、帰ってよ」

瓜田李下:「……」

瓜田李下:「俺は…、徹と一緒なら、どこでもやっていけると思う」
瓜田李下:「ここで、お前と一緒に化物になったとしても、きっと、お前と一緒ならいいのかもって、思えちゃうんだ」

瓜田李下:「でもさ、俺たちには待っている人がいるんだよ 帰ってきて、…俺の家でもないのに「おかえり」って、徹のお母さんとお父さんが、優しく声をかけてくれるあの場所が、俺は好きなんだ」

菅原徹:「……!」

瓜田李下:「ここで、何も知らないふりして、帰ることもできるよ…でも、そんなことしたら、もうそんな声も聞こえなくなると思うんだ。俺は、俺の大切なこの場所を、守りたい」

瓜田李下:「徹、帰る方法を探そう きっと、きっと何かあるはずだよ」
瓜田李下:「一緒に、一緒に帰ろう」

菅原徹:「………お前は、すごいな…」

瓜田李下:KPに言ってる?
KP:wwwwwwwwwwwww
KP:ちげーよwwwwwwwwwwwwwwww

菅原徹:「……霊石はさ、多分、本殿にあると思う」
菅原徹:「……見たことはないんだけど、島の人たちが話してるのを聞いたことがあってさ」

瓜田李下:「霊石………蜘蛛になるのを、止められる石、なら……」
瓜田李下:「……本殿、だね。」

瓜田李下:ま~た共犯だよ

菅原徹:「……ああ」

瓜田李下:これとったら絶対やばいやつなんだろうな~~wwwwwww何個あるのかは知りませんがwwwww
瓜田李下:ウケる(ウケない)

菅原徹:「……ごめんな、李下…こんなこと、ほんとならお前にさせるようなことじゃないのに」
瓜田李下:「謝らないでよ、お前の為なら、俺はいくらでも力を貸すよ」

瓜田李下:「…絶対、二人で帰ろう。……………何を犠牲にしても」
菅原徹:「…………ありがとう、俺も…お前と、帰りたいよ」

瓜田李下:「うん…。お守りは、このまま徹が持ってて。」
瓜田李下:「帰ったらまた、交換ね」

菅原徹:「…そう、だな………うん、また交換しよう!」

瓜田李下:今何時?
KP:18時くらいですね

瓜田李下:「……霊石を取ったあとのことだって、考えなくちゃいけないよね」
菅原徹:「あー…そうだよね、バレたらかなりまずいだろうし…」

瓜田李下:「そんな簡単に返してくれるとは思わないし…脱出手段は持っておきたい」
瓜田李下:「島から逃げる…となると、船、しかないよね」

瓜田李下:「港に船が沢山止まってるのを見たけど…、運がよければ……徹、行ってみよう」盗めるやつあるかもしれないじゃん!?

菅原徹:「……うん、こんな状況だし…構ってられないよね」
瓜田李下:「うん…」

瓜田李下:行こう!

***

貴方たちは長い坂を下り、港へと降りていく。

<目星>どうぞ!

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 23 → 成功

では李下は、その中に、鍵が刺さったままのモーターボートが一艇あることに気が付く。

瓜田李下:「!」

瓜田李下:「徹、あれ!」指さしま~~~す
菅原徹:「!鍵ささってるね…!」

瓜田李下:見に行くよ!

かなり小型のモーターボートで、大人数、3人以上も乗れば転覆の可能性もあると察せられる。

しかし、鍵を回してみてもエンジンがかからない。
どうやら壊れてしまい放置されているようだ。

瓜田李下:ア!!!

30分の時間をかけることで<機械修理>を行うことが出来ます。

瓜田李下:オラ!!!まかせろ!!

菅原徹:「あれ、壊れてる…?」
瓜田李下:「壊れてるな、どうにかなるかな…」

瓜田李下:ccb<=80 機械修理
Cthulhu : (1D100<=80) → 20 → 成功

貴方は手際よくボートを修理し、使える状態に戻すことができた。
エンジンがしっかりかかること、バッテリーは十分であることが確認できる。

瓜田李下:「これで…、なんとかなりそうだな、」

瓜田李下:もうこれは俺たちのボートなので鍵を持っていきます

菅原徹:「うん…脱出手段は、整ったね」

瓜田李下:「あとは…霊石、か…」
菅原徹:「………そうだね」

瓜田李下:「……実際に逆らって消えた人だっているんだし……一応、護身用に何か持っておいたほうがいいのかな」

(PLに畑仕事の道具とか使えるでしょ!?と提案されました)

菅原徹:「あーそっか…じゃあ俺、畑仕事に使ってる鉈、持って行こうかな」

瓜田李下:「鉈…!?い、いいね、強そう」
菅原徹:「そういうことに使うものじゃないけど…ないよりはましかなって」

瓜田李下:「手当できるようなものも欲しいね 徹の家にあったりする」

菅原徹:「あ、救急箱なら一応あるよ」
瓜田李下:「よかった、じゃあ少しだけ応急セット持って行っていこうか」

菅原徹:「わかった、……いつ、やる?」

瓜田李下:「……出来るだけ早いほうが、いいな」
菅原徹:「…そうだね」

瓜田李下:「今は人が多いし…祭りの後なら……皆疲れて眠っているんじゃないかな…」

菅原徹:「……今日の、夜?」
瓜田李下:「……うん」

瓜田李下:「……深夜12時、でどうかな」

瓜田李下:深夜12時決行で結構

菅原徹:「…了解!どこで落ち合う?」
瓜田李下:「…今度は俺が迎えに行くよ」

菅原徹:「うん、ありがとう……それじゃあ、一旦別れようか」
瓜田李下:「…そうだね…また、後で、だな」

菅原徹:「じゃあ…また」
瓜田李下:「うん、また…。」

徹は笑って手を振り、貴方を見送ってくれる。
時刻は20時前、貴方は民宿前まで戻ってきた。

***

夕食時に民宿へとふらりと帰ってくると、どうやら考えることは皆同じだったようで、玄関の前、または入ってすぐのところで再び4人は顔を合わせることとなるだろう。

十朱詠:再 会

佐賀ヒサシ:「あ、皆さんお揃いで」
瓜田李下:「!…ど、どうも」

瓜田李下:「皆さんも夕飯ですか」
瓜田李下:ヒサシヒサシぶり~!

十朱詠:「お、そうそう飯の時間だからな!」
乾千歳:「……ご飯できてるだろうから行こうか!」

十朱詠:行く!
瓜田李下:行こう

乾千歳:「母さん、ただいま!」行くよ
乾秋穂:「おかえり、千歳。皆さんも、おかえりなさい」

瓜田李下:会釈!

十朱詠:「ただいま戻りました!夕食楽しみにしてたんですよ!」ワクワク

乾秋穂:「夕飯のご準備、出来ておりますので…どうぞ堪能なさってください」

瓜田李下:「…ありがとうございます」
佐賀ヒサシ:「はい、ありがとうございます」

大広間の座卓机には、新鮮な魚介類や山菜を用いた料理がたんと並んでいる。
一流旅館の夕飯とは比べ物にもならないが、民宿らしい、素朴な温かさを感じる夕飯だ。

RP&情報共有タイムです。ご自由にどうぞ。このシーン終了後は21時まで時間を進めます。

瓜田李下:「………」

瓜田李下 -> KP:考え事をな
瓜田李下 -> KP:このあとのことを考えてます

十朱詠:「うまそー、いただきまーす」ごはんたべる!
乾千歳:「母さんのご飯は美味しいからね!いただきまーす!」

KP -> 瓜田李下:はい。

十朱詠:おいしい?
KP:とても美味しいです!

華やかさにこそ欠けるものの、母の味というべきか、あたたかい味がするものだ。

佐賀ヒサシ:「いただきます」
瓜田李下:「あ、…いただきます」食べるよ~

佐賀ヒサシ:「瓜田さんとはずっと会いませんでしたが何をされていたんですか?お祭りには行きました?」

瓜田李下:「いえ…お祭りは行かなかったんですが…徹の家で、ちょっと。」

瓜田李下:「お祭り、どうでしたか?」
佐賀ヒサシ:「賑わっていましたよ、この島でしか見られないという踊りが印象的でしたね」

十朱詠:「わっ、うまいな!…祭り楽しんできたぞ!蜘蛛踊りっていうのも踊ったしな」
瓜田李下:「あぁ、蜘蛛踊りですか」

乾千歳:「十朱さん踊るの上手だったね!すごかった」
十朱詠:どうも、めっちゃ踊るのうまいです

瓜田李下:「…」
十朱詠:「見よう見まねで案外出来るもんだなー!」

瓜田李下:「…楽しそうですね 俺も行けばよかったかもしれません」
瓜田李下:「……」

乾千歳:「瓜田さんも徹くんと来ればよかったのに!」飯うま

瓜田李下:「…神酒は飲まれました?」

十朱詠:「…?なんか元気ないみたいだけどどうした?」りかくんに言っています
十朱詠:「お神酒?あー…飲んでないな、俺は」

瓜田李下:「…そんなことはありませんよ…長旅だったので疲れたのかもしれません」

佐賀ヒサシ:「ああ、いただきましたよ 蓮見さんが配っていらっしゃいましたね」
十朱詠:「人多そうだな、って思って…屋台まわりながら千歳くんと、遊んでたよ」

瓜田李下 -> KP:うわ
瓜田李下 -> KP:まじか
瓜田李下 -> KP:ヒサシ~~!!!!

乾千歳:「結局飲めなかったね、十朱さん。俺は子供の時に飲んだことあるけど…お神酒がどうかしたの?」

KP -> 瓜田李下:フフフ

瓜田李下:「いえ、俺が運んできたものだったので、気になってしまって」

佐賀ヒサシ:「十朱さんと千歳くんは一緒にお祭りを回ったんですね 社の方までは行かなかったんですか?」
十朱詠:「あー、そっか!仕事で来たんだもんな」

乾千歳:「お神酒、毎年違う人が届けにくるんだよね。今年は瓜田さんだったんだ」
瓜田李下:「はい、去年は徹でしたね」

十朱詠:「うん、確かにそっちまでは行かなかったな!」

乾千歳:「社までは行かなかったな…。あ、うん。徹くんそのままこっちに住み始めちゃったけどね」
瓜田李下:「…そうですね」

佐賀ヒサシ:「へぇーそんなこともあるんですね」

十朱詠:「ふーん、住み始めちゃうくらいそんなにこの島のことが気に入ったのか…」
乾千歳:「……住みつく人はけっこういるね」

佐賀ヒサシ:「そうなんですか?小さな島ですがいいところですもんね 島民のみなさんにもとてもよくしてもらいました」

十朱詠:「…家族を置いてまでも、住みたくなる…か」
瓜田李下:「…」

佐賀ヒサシ:「?」

乾千歳:「………そっか、皆優しいもんね。祭り楽しめたようでよかった」

そんな風に会話をしながら、ゆっくりと夕食をとると時刻はもう21時。辺りはすっかり暗くなっている。
日も沈み、星ををちりばめたような藍が貴方たちを、島を包んでいる。

佐賀ヒサシ:「ごちそうさまでした、美味しかったです」

島祭りは終わった。
提灯の火も消え、ただ寂しげにゆるりと揺れているそれだけが、祭りの匂いを残している。

運命に弄ばれ、糸に囚われた蝶のように踊り狂う哀れな蜘蛛の行く末は。
生きるために、他者を喰らうのか。
生かすために、餌として身を献じるのか。
絡まりついた糸を解かんと、もがいた末に動きを止めるのか。
はたまた、囚われた糸から逃げ出し、新たな生を享受するのか。

それぞれの因縁が、思惑が、運命が絡み合って今、島を覆うほど巨大な巣を張ろうとしている。

島祭りは終わった。
しかし、貴方の提灯はまだ、火を点している。
貴方は、提灯片手に歩みを進めていく。
先の見えない、昏い昏い道を。
その果てにあるのは、希望か、絶望か。

——その提灯は、あなたの道しか照らさない

***

瓜田李下:「俺は、先に部屋に戻りますね やることがあるので」

佐賀ヒサシ:「千歳くん、これからお話聞かせてもらえますか?あ、その後十朱さんと瓜田さんともぜひ親睦を深めたいです」
瓜田李下:「えっ、」

瓜田李下:「あ、はい」
瓜田李下:「機会があれば…」

十朱詠:「お、またなー!」りかくんに手ひらひらします
瓜田李下:会釈!

***

"やるべきこと"を胸に秘めた貴方は、自らの部屋へと戻ってくる。

瓜田李下:ハァハァハァ…

瓜田李下:てか夜の本殿絶対鍵かかってるよな 
KP:どうかなぁ

瓜田李下:僕は鍵開けを持っていないので補正がつきそうなものを探したいですね ピンとか………物置とかにない…?
KP:ふむ、いいでしょう。

瓜田李下:ヨッシャ!
KP:今すぐ向かうんですかね?
瓜田李下:ん~~~~~まぁ鉢合わせても別にいっか 行こうかな

階下に降りると、廊下で話している3人と再び顔を合わせることになる。

佐賀ヒサシ:「あれ、瓜田さんも出かけるんですか?」

瓜田李下:「あ、どうも」
十朱詠:「お、よっす!」

瓜田李下:「いえ、ちょっと探し物を」
乾千歳:「探し物?何か落としたりしたの?」

瓜田李下:「そんな大したことではないのでお気になさらず 乾さん、物置を見てもいいですか?」
乾千歳:「えっ物置?別に平気だよ」

瓜田李下:いくら怪しくなろうがこの行動はとめさせないからな!名前どおりの行動してやる!!

KP:今何考えてる?
瓜田李下:えっ
瓜田李下:えーと
瓜田李下:ピンが見つかればいいって思ってるし鉢合わせたことに対しても別に焦ったりとかはないよ 物置許可もらえてよかった~って思ってる?

瓜田李下:「ありがとうございます」

瓜田李下:うける みんな俺に対して振り過ぎ
瓜田李下:不審に思われただろうけど、俺にはやらなきゃいけないことがあるんだ…!!!!!

瓜田李下:ピン探すよ 工具とか見つかればあるでしょ

物置は、至って普通のものだ。
工具の類を探すのであればまあ…普通あるだろうから<目星>ですね。

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 36 → 成功

瓜田李下:いい子だ

偉い!では雑然とした棚の中から、工具セットを見つけることが出来た。

瓜田李下:機械修理持ってるしなんか言われてもどうとでも言えるわ 工具セット?箱ごと部屋にもってこうかな

瓜田李下:今あるのが救急セット、鉈、ピン、船の鍵だもんな~
瓜田李下:わからない…いざという時に証拠隠滅したほうがいいかもしれないからライターも探したい

はーい、小さいものだしもう一度<目星>をお願いします。

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 88 → 失敗

瓜田李下:バカ
KP:アラ…

瓜田李下:徹にライター持ってきてほしいってLINE入れていい…?
KP:待ち合わせ徹の家じゃありませんでしたっけ

瓜田李下:あ、そうじゃん 有能
瓜田李下:勝ったな
KP:情報忘れるのやめろ!!!!!うっかり言っちゃってウワってなるんだよ!!!

瓜田李下:すぐ忘れるから
KP:ばか…もう忘れてても何も言ってやらんからな…
瓜田李下:わはは
KP:口ゆるゆるだよ~~~エーン

瓜田李下:徹車もってないの?
瓜田李下:こっちの島で
KP:あーーー田舎あるある:必須アイテム車 だもんな

瓜田李下:すぐ逃げられるように車出してもらうか 階段の下にとめとこう
瓜田李下:徒歩30分わりとかかるから怖いしな

菅原徹:シークレットダイス
KP:バイクなら持ってた

KP:今から李下くんどうするんですか?

瓜田李下:どうしようかな~欲しい物も揃ったし…仮眠取ったら補正かからない?って思ったけどそれは暇になる
KP:深夜12時とかに行動するならその時点では特にマイナス補正はかかりませんよ。

瓜田李下:判定8時か 
瓜田李下:ウ~ン

瓜田李下:とりあえず部屋に戻る~~ウ~ン考えます~
瓜田李下:みんななんの話してんの?襖なら聞かせろ(嘘でしょ?)

KP:聞き耳立てるの?
瓜田李下:でも李下はしないか……諦めます

瓜田李下:特にやることないんだけど斑って一升瓶調べられる~?情報無いなら徹に聞くわ
KP:何で調べるんですか?
瓜田李下:インターネット検索~

では<幸運/2>をどうぞ。

瓜田李下:ccb<=32 幸運/2
Cthulhu : (1D100<=32) → 89 → 失敗

ネット回線が途切れ、調べようとしてもエラーが表示されてしまう。

***

<聞き耳>振って~

瓜田李下:ccb<=25 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=25) → 25 → 成功

では李下は、廊下が何やら騒がしいこと…そして、「霊石」という言葉が聞こえたような気がする。

瓜田李下:「…!?」
瓜田李下:「霊、石…今のは…」聞き耳立てるわ

どうやら3人で話しているようだ。
詳細までは分からないが、霊石という単語が何度か聞こえてくるだろう。

瓜田李下:「(霊石の話…、三人で話しているのか…?乾さんはもともとはここの住人だから…)」

どうします?

瓜田李下:「(酒に口をつけてしまった佐賀さん、が、何かに気づいた可能性も出てきたな……)」

瓜田李下:「(……)」
瓜田李下:「(盗られるわけにはいかない、俺は、徹と二人でここをでるんだから…)」ここで出て怪しまれるわけにもいかないんすよね…聞き耳を続けます

うーん、もう一回<聞き耳>どうぞ。

瓜田李下:ccb<=25 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=25) → 10 → 成功

瓜田李下:霊石を狙ってることは気づかれたくないなぁ

「僕は霊石の………必要……探し……」

瓜田李下:「(……………)」

「…………どこ……見当……」「俺も……連れて……」
という会話が聞こえる。

瓜田李下:おい!

瓜田李下:「(…乾さんは、この島の住人だから…霊石の場所を知ってるのかもしれない…、まずい、な)」
瓜田李下:「(でも、まだ動けない……もう少しだ)」23時前くらいか

もうすぐ23時ってかんじですね

瓜田李下:「(…霊石は、渡さない)」じゃあ準備し始めます…カバンに入れたり…覚悟を決めるぞ ウオオ

はい、何を持って行くのか宣言お願いします。

瓜田李下:船の鍵、ピン、財布、携帯、絆創膏数枚だけカバンに入れます お守りはポケット あとは徹に
瓜田李下:任せた!

KP:工具セットにピンって入ってるものなの?
瓜田李下:えっ名前わからないんだけどなんかあの、細いやつ…(?)入ってると思ってた(細いやつ…?)
KP:ん…?

※審議の結果却下としました。

そんなことをしていると、貴方の部屋の襖がノックされる。

瓜田李下:「!」
瓜田李下:「はい、どうぞ」

佐賀ヒサシ:「瓜田さん今よろしいですか?佐賀です」

瓜田李下:「…あぁ、どうも……何か用ですか?」

佐賀ヒサシ:「はい、夕食の時御神酒を飲んだか聞いたでしょう?なにか知っているのかと思いまして…」
瓜田李下:「…いえ、さっきも言ったとおり、自分の運んだ酒ですし、皆さんは飲まれたのか気になっただけですよ」

佐賀ヒサシ:「僕が御神酒を飲んだと話した時瓜田さんが申し訳なさそうな顔をしているように見えたので、僕の勘違いでしたらすみません」
瓜田李下:「…そんな顔していましたか?すみません、あまり覚えていなくて」

佐賀ヒサシ:「そうですか…」
瓜田李下:「はい、気にするようなことではないかと」

佐賀ヒサシ:「菅原さんとは幼馴染みなんですよね、菅原さんはどうしてこの島に引っ越してきたんでしょうか…幼馴染みの瓜田さんなら知っていますか?確かにこの島はいいところですが…」
瓜田李下:「…都会で生活をすることに疲れた、と言っていましたね。確かにこの島は落ち着いていますし、ゆっくりするにはぴったりでしょうね」

瓜田李下:「…なんで、そんなことを聞くんです?」
佐賀ヒサシ:「僕は田舎から都会に出た身なので菅原さんの気持ちはピンとこないかもしれませんね ?いや、瓜田さんと神木を深めたくて、雑談でもと」

KP:強そう

瓜田李下:「そ、そうですか」

佐賀ヒサシ:親睦
KP:神木

瓜田李下:「まぁ、考え方は人それぞれ、ですからね。徹にはこの島が合っていたのかもしれませんね」

瓜田李下:「佐賀さんはこの島に、撮影をしに来たんですよね。…いい写真は撮れましたか?」

佐賀ヒサシ:「はい!今日のお祭りでも満足のいくものがたくさん撮れました あ、去年の神主さんも誠一郎さんだったんですかね?これは菅原さんに聞いた方がいいことかもしれませんが」
瓜田李下:「…?さぁ、俺は知りませんね 徹に聞いておきましょうか?」

佐賀ヒサシ:「ああ、頼めるのならお願いします、本当は菅原さんともお話したかったんですがねーまた明日会えるでしょうか」
佐賀ヒサシ:「なんだか僕ばかりずけずけとすみません、僕は人間の写真を撮ることが多いのでつい人となりに興味を持ってしまうんです」

瓜田李下:「わかりました。…いえ、俺こそ面白みもない返答ばかりしてしまって、すみません…」
瓜田李下:「あまり人付き合いが得意な方ではないので、不快な思いをさせてしまっていたら申し訳ないです」

佐賀ヒサシ:「でも瓜田さんも折角今日は島祭りだったんですから参加したらよかったんじゃないですか?」
瓜田李下:「そう、ですね 行こうとは思ってたんですが」

佐賀ヒサシ:「菅原さんと過ごしていたんですっけ、1年ぶりの再会と言っていましたもんね、話が弾むのもわかります」

瓜田李下:「久しぶりに徹と話したので、話に花が咲いてしまって…」
瓜田李下:「連絡はちょくちょく取り合ってはいたんですけどね 実際会うのとはやっぱり違いますね」

佐賀ヒサシ:「そうですね、僕も地元に弟を残してきているのでわかります」
瓜田李下:「まぁ、お祭りなんて地元でもやっていますし…今日行けなかったのは残念ですが、そっちに徹を連れて行きますよ」

瓜田李下:「…弟、を…そうなんですか…」

佐賀ヒサシ:「明日もなにか儀式を行うそうなんですが瓜田さんはそれは聞いていますか?」

瓜田李下:「?…いえ、聞いていません。儀式…?」
瓜田李下:「どんなものなんですか?」

佐賀ヒサシ:「はい、ヤエ様の眠りを祝う儀式だそうです」

瓜田李下:「目覚めの祭りのあとは眠りの儀式、ですか…儀式、何をするんでしょうね」

佐賀ヒサシ:「菅原さんは知っているんじゃないですか?僕も詳しいことはわからないのでぜひ島民の方に話を聞きたいんですがね」
瓜田李下:「…そうですね、聞いてみます。」

佐賀ヒサシ:「僕も瓜田さんと一緒に菅原さんのお話を聞くということは難しいですかね?」

瓜田李下:「えっ、一緒に、ですか」
瓜田李下:「そうですね、…えーと…俺は、構いませんが…」

佐賀ヒサシ:「本当ですか!嬉しいです、明日になりますかね、いつが都合がいいでしょうか」

瓜田李下:「……………帰りの船もありますし…午前中の方が都合はいいんじゃないでしょうか」

佐賀ヒサシ:「そうですね、では明日の午前中に もう遅いですし今日はこれぐらいでおいとまさせていただきますね、おやすみなさい」
瓜田李下:「……はい」

瓜田李下:「…おやすみなさい。」

貴方たちは別れを告げて、久は李下の部屋を後にするだろう。

***

瓜田李下:無能だったからピンセットチャレンジしたい(リベンジ)
瓜田李下:工具開いて ない…… ってなった
KP:いいよ
瓜田李下:やった~

KP:物置に向かう?
瓜田李下:物置!ピンセットを探します もう無能にはなりたくないです 頼んだダイス

階段を降りると、千歳の部屋の前でうろうろしている久の姿を目にするだろう。

瓜田李下:何してんの?

瓜田李下:「……あれ」
佐賀ヒサシ:「あれ、瓜田さん こんな時間にどちらへ?」

瓜田李下:「さっきぶりですね、何してるんですか?」
瓜田李下:「俺は物置に用があって」

佐賀ヒサシ:「僕は千歳くんたちとの約束があったんですが姿が見当たらないんです 僕も物置に着いていってもいいですか?」

瓜田李下:「別にいいですが…乾さんを探さなくてもいいんですか?」
佐賀ヒサシ:「はい、いずれ部屋に戻ってくるでしょうし ありがとうございます」

では貴方たちは二人で物置に入っていく。

佐賀ヒサシ:「また探し物ですか?僕も手伝いますよ」
瓜田李下:「ありがとうございます。ピンセットを探しているんですが……では、お手伝いしてもらってもいいですか?」

瓜田李下:まぁピンセット見られたくらいじゃなんもわからないだろうし失敗したら一緒に探させるわ
KP:ん?ピンセットを探してるの?

瓜田李下:あれ?
瓜田李下:ウン?
KP:ピンセットってあれだよね、挟むやつだよね
瓜田李下:ピン…

佐賀ヒサシ:目星かー?

瓜田李下:セットいりません
KP:セットいらないは草

<目星>どうぞ。

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 39 → 成功
瓜田李下:ヒサシいらない

では貴方は、ヘアピンの入ったケース?みたいな…そういうあれを見つけることが出来た。

佐賀ヒサシ:CCB<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 99 → 致命的失敗
佐賀ヒサシ:クソッタレ

では貴方たちが物を探していると、久は棚に足を引っかけて盛大に転んでしまうだろう。HP-1d2。

佐賀ヒサシ:1D2
Cthulhu : (1D2) → 1

瓜田李下:「あ、見つかりました、…!?」

ドンガラガッシャーン!

佐賀ヒサシ:「す、すみません…」

瓜田李下:「えっ、だ、大丈夫ですか…?」
瓜田李下:「い、いえ、…怪我はありませんか?」

佐賀ヒサシ:「少し擦り剥いただけです、目的のものは見つかりましたか?」

瓜田李下:「あ、俺絆創膏持っていますよ」
佐賀ヒサシ:「本当ですか、ありがとうございます」

瓜田李下:応急ふってあげようか?wwwwww

瓜田李下:「気をつけてくださいね、はい、ありました」
瓜田李下:「ありがとうございます」ヒサシ転んだだけだけど

佐賀ヒサシ:「いえ、僕は何もしていないので…ピンなんて何に使うんですか?」

瓜田李下:「……徹が探していたので、俺も手伝っていただけなんです」

佐賀ヒサシ:「そうですか では僕はこれで 今度こそおやすみなさい」
瓜田李下:「はい、階段、気をつけてくださいね」また転ぶなよ~

***

そうこうしてるうちに結構いい時間になりますね。

瓜田李下:おっ
瓜田李下:ヒサシが上に上がったの確認してから家出ようかな

久は女将の部屋に向かったようだ。

瓜田李下:ねーーwwwwwwwww
瓜田李下:はやくでないと見つかりそうwwwwww
瓜田李下:何してんだよwwwwww

瓜田李下:えーwwwこの間に出てもいい?wwwwwwwwwwww
KP:いいよwwww
瓜田李下:じゃあ出ますwwwwww

瓜田李下:徹の家に向かいます

***

では、民宿内でのてんやわんやに乗じて外に出た貴方は、特に問題なく徹の家へと向かうことが出来る。

瓜田李下:ある意味ありがとうヒサシwwwww
KP:おもろすぎ

菅原徹:「……李下、来てくれたんだな」
瓜田李下:「…お待たせ、徹」

菅原徹:「……はあ、いざやるのかと思うと緊張するな…でも、お前が力を貸してくれるなら、ちょっとは心強いよ。ありがとう」
瓜田李下:「……そう、だね。こんなこと人生の中でするなんて思わなかったし、俺も、緊張してる」

瓜田李下:「…絶対に成功させよう、徹 俺たちの家に、帰るんだ」
菅原徹:「……だよね、……うん、帰ろう。李下」

瓜田李下:「…一応、ピンとか必要なものは持ってきたんだ」
菅原徹:「お、そうなんだ?ピンかぁ、なんとかなるかなぁ…?」

瓜田李下:「必要になるかもしれないから…民宿でライターとかも探したんだけどなくて…徹もってる?」
菅原徹:「ライターか、それならあるよ…他に持ってくものあるかな」

瓜田李下:「さっき話した、救急セットは持ってきてほしいな あと徹は、鉈、かな」

瓜田李下:「徹車とかバイクとか、もってる?」
菅原徹:「あー、バイクならあるよ」

瓜田李下:「盗った後は出来るだけはやく港に行きたい。バイク出してもらってもいいか?」
菅原徹:「そう、だよな…分かった」
瓜田李下:「…ありがとう」

瓜田李下:「そういえば、徹の部屋にあった一升瓶って何…?徹あんなにお酒飲むっけ」
菅原徹:「あ、あれ?あれは去年間違って倉庫から持ってきちゃったやつなんだよね」

瓜田李下:「…そうなんだ」うーんそっかぁ

持ち物の準備はこれで大丈夫ですか?

瓜田李下:大丈夫です!

はい、では社の方に向かうということで。

瓜田李下:はい…

***

バイクに乗って向かう、ということでいいですか?

瓜田李下:はい

社に向かうために貴方たちは、静かな林道を走らせる。
灯りのついていない提灯だけは、まだ木々の間にぶら下がっているが、ひどく静かだ。

<目星>をどうぞ。

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 84 → 失敗
sccb<=90 目星
Cthulhu : (1D100<=90) → 97 → 致命的失敗
菅原徹:シークレットダイス

瓜田李下:無能×2ですか?

社に続く階段近くまで差し掛かろうかという時に、バイクがエンストしてしまう。

キーッ

瓜田李下:うそ!?
瓜田李下:おーい

菅原徹:「…うわ!」

KP:KPの出目がウォーミングアップ始めたよ~~~

瓜田李下:「…うわっ、!?」

瓜田李下:「ど、どうしたの徹…!?」
菅原徹:「う、うわー…最悪だ、何もこんなときに…」

菅原徹:「エンストした、っぽい…」
瓜田李下:「…動かないのか…?」

sccb<=65 島民の聞き耳
Cthulhu : (1D100<=65) → 10 → スペシャル
KP:シークレットダイス

男性:「!誰だ!」
瓜田李下:「……!?」

その瞬間、貴方たちに向けて光が向けられる。
どうやら懐中電灯の光のようだ。

瓜田李下:何!?!?!?!
瓜田李下:もー!!!

菅原徹:「こ、これやばくない…!?」
瓜田李下:「あぁ、だ、だいぶ…!」

男性:「動くな、ここで何をしていた?」

そう言って男は貴方たちに近付いてくる。

瓜田李下:「…バイクで島を案内してもらっていたんです…俺は明日帰るので…最後に、島を回りたくて…」コワッ
瓜田李下:「そしたらバイクがエンストしちゃって……」

運命のダイスロール…<信用>行ってみようか

瓜田李下:ccb<=70 信用
Cthulhu : (1D100<=70) → 15 → 成功

男性:「…そういうことか」

菅原徹:「…ってあれ、松葉さん…?」

瓜田李下:「…そちらは…見回り、ですか?」

瓜田李下:「え?」
瓜田李下:「知り合い…?」

菅原徹:「あ、民宿の旦那さんだよ、千歳くんのお父さんだね」
瓜田李下:「!そう、なんですか…どうも…」

男性:「……ああ、去年越してきた菅原か。ならもしかして、そっちもホーク急便の人か?」
瓜田李下:「…はい、今年は俺が酒を配達しにきたんですが…」

男性:「…そうか。まあ、ならいいが…紛らわしい真似はしてくれるな」
瓜田李下:瓜田李下じゃん

瓜田李下:「…すみません、気をつけます」

と言って松葉は貴方たちを解放する。

菅原徹:「す、すみません」
瓜田李下:「…………危なかった、な」

それ以降も松葉は見回りをしているようで、林道と社の周りをうろうろしている。

瓜田李下:「…厄介、だな………」
瓜田李下:「…これ、バイク治るか…?」機械修理

30分ほどの時間が経過しますが、技能を振ることは可能です。

今24:30くらいかな

瓜田李下:ccb<=80 機械修理
Cthulhu : (1D100<=80) → 34 → 成功

では李下は時間はかかったものの無事エンストを直すことが出来た。

瓜田李下:「…あんまり時間はかけたくなかったけど…帰りを考えると、治しておいたほうがいいしな…」

菅原徹:「あ、直った!?すごいな、ありがとう李下…」
瓜田李下:「いや…行こう徹!」

瓜田李下:バイク隠して置いておきます
瓜田李下:階段付近 
KP:林の中ってこと?
瓜田李下:うんうん

瓜田李下:いいか 鍵は抜いていくんだぞ 俺たちのバイクだからな

ん~<隠す>+20でどうぞ。

瓜田李下:ccb<=35 隠す+20
Cthulhu : (1D100<=35) → 16 → 成功

瓜田李下:wwwww
瓜田李下:出目いい

では見事に隠すことが出来た。ちょっとやそっとでは見つからないだろう。

瓜田李下:ヨッシャーー!!!

菅原徹:「…それで、どうする…?松葉さんが見回りしてるみたいだけど…」
瓜田李下:「……見つかったら、まずいね、今度こそ危ないかも知れないし…」

瓜田李下:こんなことなら隠れるを持っておけば

菅原徹:「社周辺に居られるのは、まずいよね…俺たちの姿も見られてるわけだし」
瓜田李下:「本当に、ね…」

瓜田李下:うそつくか!?でも信用…こわい…
瓜田李下:なんか起こして注目をそっちに集めたいな…ライターもってるよ(それはよくない)
瓜田李下:やらないけど…

瓜田李下:「………松葉さんの注意を惹きつけたい」

菅原徹:「…どうやって…?」

瓜田李下:「………徹、ライター、持ってきた、よね」
菅原徹:「…!う、うん」

瓜田李下:「これを使って…火を付けよう 流石に松葉さんだって動けなくなると思う」バイクないほうにな

瓜田李下:「俺は、覚悟決めてきた…ここで捕まるわけには、いかないんだ。」
菅原徹:「李下………うん、そうだな…俺だってもう、後には引けないんだ…やろう!」

瓜田李下:炎上のるど

瓜田李下:「あぁ…!」

瓜田李下:登ったらこっちのもんな気がするから、階段からちょっと離れた所くらいで木に火をつけたいです 松葉さんが慌ててるのを確認したらダッシュで駆け上がる 完璧
瓜田李下:だから火つけたら階段付近に隠れるかな…隠れる…?隠れる……いや、火にきをとられてこっちなんか見ないよ
瓜田李下:うんうん

KP:道添いの木ですか?
瓜田李下:自分、服二枚着てるんですけど
KP:wwwwwwwwwww

瓜田李下:一枚に火つけてそれ投げてもいいですか?
KP:面白!?
瓜田李下:許可を

面白いのでいいでしょう、どのぐらい遠くまで飛んだか<投擲>で判定します。

瓜田李下:いける

瓜田李下:ccb<=25 投擲
Cthulhu : (1D100<=25) → 71 → 失敗

瓜田李下:うん
瓜田李下:はい

では投げたシャツは比較的道に近いところに落下した。

ライターの弱い火は緩やかに燃え広がっており、もう暫くすれば次第に大きな火となっていくだろう。
じわじわ燃えてくって感じですね。

菅原徹:「このままここに居たらまずいよね…?行こう!」
瓜田李下:「そうだね…、行こう…!」

sccb<=90 島民の目星
Cthulhu : (1D100<=90) → 90 → 成功
KP:シークレットダイス

では暫くして、松葉が火に気付き慌てたようにしている姿が目に入るだろう。

階段を上っていくと、本殿が見える。
瓦屋根に、木材の壁を持つ古い建物である。

瓜田李下:「あった、…ここが…!」入ろう入ろう入ろう

<知識>どうぞ。

瓜田李下:ccb<=75 知識
Cthulhu : (1D100<=75) → 51 → 成功
sccb<=80 知識
Cthulhu : (1D100<=80) → 45 → 成功
菅原徹:シークレットダイス

本来、本殿の床は高く張られているものである。
しかしこの建物には階段もなく、床が地面に接しているため、不自然に感じるだろう。

瓜田李下:「……?なんで、この本殿、こんな低いんだろう…?」
菅原徹:「…?本当だ、なんでだろう…?」

本殿の扉には、錠前が付けられている。鍵は閉まっているようだ。

瓜田李下:「……やっぱり鍵…かかってるよね」

瓜田李下:壊すか
KP:即決で笑う
瓜田李下:結局無駄
瓜田李下:任せな

菅原徹:「こんなとこでゆっくりしてる時間なんてないよね…」
瓜田李下:「……手段を、選んでる時間なんてない」

動かないものが対象なのでロールは結構です。ダメージのみお願いします。

瓜田李下:「……俺に任せて」

瓜田李下:1d3かな?
KP:ダメボは?

瓜田李下:1d3+1d4
Cthulhu : (1D3+1D4) → 1[1]+3[3] → 4

KP:シークレットダイス
sccb<=45 島民の聞き耳-20
Cthulhu : (1D100<=45) → 53 → 失敗

…では、李下が力を込めて殴りつければ、簡単に本殿の扉は壊れてしまう。

瓜田李下:だははは

菅原徹:「…よ、よし…!」

瓜田李下:「…、行こう、徹…!」入ったもん勝ち
菅原徹:「っ、そうだね…!」行くぞ!!!

奥に質素な祭壇があり、そこに巨大な蜘蛛の像が鎮座していること以外、特に目につくものはなさそうだ。

瓜田李下:「…、どこだ、霊石…!」めぼしても変わらない?
KP:していいよ

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 23 → 成功

李下は、像がある部分の床に、何かを動かした跡があることに気付く。

瓜田李下:「なんだこれ…?何かを、動かした跡…か…?…もしかして…!」

瓜田李下:「徹、手伝ってくれ」像動かそうとしてみる!
菅原徹:「わ、わかった!」

SIZ20との対抗になります。

KP:あー振らなくていいです。
瓜田李下:はい

貴方たちが二人で大きく重いその像を、横に押して動かしてみれば、床に人一人が通れる程度の穴が現れ、そこから地下へと続く石階段が伸びている。
先は暗く、良く見えない。

瓜田李下:だから低いのか~~!!!

菅原徹:「こ、これ…!」
瓜田李下:「……!」

瓜田李下:「…見るからに、怪しいね、…霊石は…この下、かな」

菅原徹:「はは…いよいよまずそうなところに来ちゃったのかもな…でも、」
菅原徹:「……お前と、生きて帰るためには…行くしかない、よな」

瓜田李下:「徹…。あぁ、……絶対に、お前を助ける…」
瓜田李下:「お前と一緒に帰る…!」は~~~こわいよ

瓜田李下:スマホの明かりつけよう

菅原徹:「…うん、俺は…帰りたいんだ」行くか!

瓜田李下:行くよ!!!

先の暗い石階段を下って行けば、段々と空気が湿り気を帯びていく。
暫く歩いていると、仄かに階下が明るくなっていることに気付くだろう。

石階段を下りきった貴方たちの前に広がっていたのは、広い、広い、洞穴だ。
その岩壁の至る所には奇妙な目の描かれた札が貼られており、いくつかの燭台が、中央の像——本殿にあったものとは比べ物にならないほど大きな蜘蛛の像、を囲むように立てられている。

その像の前には、貴方たちを待っていたかのように微笑む蓮見誠一郎の姿があった。

瓜田李下:ウワ

瓜田李下:「………!!!」

蓮見誠一郎:「……おや、徹くんと…ホーク急便の方ですね?こんなところまで、どうなさいました?」

瓜田李下:「…蓮見、さん…」
菅原徹:「は、蓮見さん……」

瓜田李下:「………………」
瓜田李下:「………霊石を、頂きに来ました」

蓮見誠一郎:「なるほど…それが、どういうことを意味するかはご存知で?」

瓜田李下:「…わかって、いますよ。わかっているから、来たんです」

蓮見誠一郎:「徹くんが全て話してしまったんでしょうか、いけませんね…それは島民だけの秘密だというのに」

菅原徹:「……俺は、この島から出たい。出て、家族が待つ家に…帰りたいんだ」
瓜田李下:「徹は島民なんかじゃない、貴方たちの汚い蜘蛛の巣にかけられた、俺の、大切な家族だ…!霊石も…徹も…すべて、帰してもらいます…!」

蓮見誠一郎:「………そうですか、ですがそれは…出来ない相談ですね」

誠一郎は、蜘蛛の像の目に嵌められていた、卵ほどの大きさの石を取り外す。
そして、彼が2、3歩下がったその瞬間、

ぬるり。

天井から降りてきたのは、大きな影。

貴方の視界を埋めたそれは、薄暗い中で怪しげにその輪郭を表した。
イボだらけの膨らんだ体、紫がかった剛毛の生えた長い脚、優に貴方たちの身長を超えるその巨大な塊の正体は……蜘蛛だ。

それは、5つの赤い瞳を動かし貴方たちを捕らえた。
捕食者の、餌を見る目だ。

その巨大な蜘蛛は今まさに、貴方たちを食わんとしている。

——忌まわしき八肢の神を目撃した貴方たちは1/1d20のSANCです。

瓜田李下:ccb<=65 SANC
Cthulhu : (1D100<=65) → 10 → スペシャル
sccb<=50 SAN
Cthulhu : (1D100<=50) → 71 → 失敗
菅原徹:シークレットダイス

瓜田李下:オシッッ

s1d20
Cthulhu : (1D20) → 4
菅原徹:シークレットダイス

菅原徹:「…っ、な…!」
瓜田李下:「………っ、!?」

瓜田李下:「な、なんだ、こ、れ、……!!?」
瓜田李下:「こ、これが………、!?」

菅原徹:「な、あれが…そんな、…!?」

これより、八肢の神、及び誠一郎との戦闘に入ります。

瓜田李下:「徹、大丈夫、か、!」

瓜田李下:これ大丈夫なんじゃない?セーフ?

行動順は八肢の神→李下→徹→誠一郎となります。

菅原徹:「あ、ああ…!さ、さすがにびっくりしたけど…だ、大丈夫」

1R

瓜田李下:「あぁ、よかった、離れるなよ…!!」
菅原徹:「李下も、気を付けて…!」

八肢の神のターン

schoice[噛みつき,糸を吐く]
Cthulhu : (SCHOICE[噛みつき,糸を吐く]) → 噛みつき
八肢の神:シークレットダイス

sccb<=40 噛みつき //ダメージ+毒(POT17)
Cthulhu : (1D100<=40) → 44 → 失敗
八肢の神:シークレットダイス

八肢の神はその鋭いハサミで貴方たちの肉に食らいつこうとする。

瓜田李下:きも

だが、そのハサミは貴方たちに当たることはない。

李下のターン

瓜田李下:「…お前は、俺が…、絶対に助ける…、何に変えても……!」守るためのこぶしを振ります

瓜田李下:戦ってやる!!!!!!!
瓜田李下:ヤエ様

瓜田李下:でも、霊石見つけてないんだよ
瓜田李下:目星

これで1ターン消費することになります。

瓜田李下:いいよ

瓜田李下:ccb<=75 目星
Cthulhu : (1D100<=75) → 18 → 成功
瓜田李下:出目がいい

では貴方は、誠一郎が取り外した石が霊石だろうと察することが出来る。

瓜田李下:「あれ、か、…徹、霊石は、蓮見さんが持ってる…!」小声で共有
菅原徹:「!わ、わかった…!」

誠一郎が攻撃対象になると、八肢の神が間に割り込み、攻撃を受けようとするため、まず<DEX*5>の判定に成功してからでないと行動が行えません。

sccb<=45 DEX*5
Cthulhu : (1D100<=45) → 43 → 成功
菅原徹:シークレットダイス

sccb<=50 鉈
Cthulhu : (1D100<=50) → 42 → 成功
菅原徹:シークレットダイス

s1d6+1+1d4 //鉈ダメージ
Cthulhu : (1D6+1+1D4) → 5[5]+1+3[3] → 9
菅原徹:シークレットダイス

sccb<=16 回避
Cthulhu : (1D100<=16) → 24 → 失敗
蓮見誠一郎:シークレットダイス

蓮見誠一郎:「…!」
菅原徹:「…っ、ごめん、蓮見さん…!」

sccb<=55 CON*5
Cthulhu : (1D100<=55) → 87 → 失敗
蓮見誠一郎:シークレットダイス

徹は、誠一郎を庇おうとすると八肢の神をかいくぐり、誠一郎の体に向かって鉈を振り下ろす。

瞬間、血飛沫が舞う。

瓜田李下:強いwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
瓜田李下:流石に草
瓜田李下:ぎゃはははは
瓜田李下:死んだ?

夥しい量の血が、その場にあふれ、誠一郎は倒れ込む。

瓜田李下:「…、!」

瓜田李下:容赦ない 意志の強さを感じます

蓮見誠一郎:「……ぐ、こんな、ことが……」
瓜田李下:「………あとは、霊石、を…!」

それと共に、誠一郎が手にしていた石が転がり落ちる。

そして、先ほどまで貴方たちを喰らわんとしていた八肢の神は、再び天井の巣穴へと戻っていく。

瓜田李下:いやでも、ほら、ターンまだ…あるじゃん…?ヤエ様が…何かしてくるかも、じゃん?
瓜田李下:ええええええ
瓜田李下:wwwwwwwwwwwwwwwwww
瓜田李下:wwwwwwwwwwwwwwww
瓜田李下:帰っちゃったwwwwwwwwwwwwwwww

…戦闘終了です。

瓜田李下:えぇwwww
瓜田李下:運命…?
瓜田李下:ウン…
瓜田李下:帰る…wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
瓜田李下:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
瓜田李下:ぬるげー
瓜田李下:ヤエ様帰っちゃったし俺も帰るか
瓜田李下:多分これもうちょっと長引くはずだったんだろうなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
瓜田李下:運命
KP:ウン・・・・・・
瓜田李下:帰るかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

瓜田李下:「霊石………、!!」拾う
菅原徹:「これが、霊石…」

瓜田李下:「…?蜘蛛、は、帰ってった、な…」

青白い光を閉じ込めた卵大のその石こそが、貴方たちの求めていたものである。
それはまるで、地獄の底で垂らされた一本の糸のような。

——そう、一本の、糸のようなものだ。

瓜田李下:「これ、が………」
菅原徹:「これが、あれば…」

瓜田李下:「……行こう、徹………!!!!!!」
菅原徹:「………うん、帰ろう…!」

瓜田李下:手を引いてここを出ます!!!!!!!!!!!!!!!
瓜田李下:バイクバイク バイクあるとこにダッシュ

貴方たちが本殿から出た瞬間、

サイレンの音が、鳴り響いた。

瓜田李下:「…!!?」

島中を震わせるその唸りが、緊急事態を知らせるものであろうことは察しが付く。

そう、これは島民たちへの警報だ。

同時に、貴方たちへの警告でもある。

島の空気が一変した。

よそ者である貴方たちには、弁解の余地など、一切与えられはしないだろう。
島中の島民が、蠢きだすのが感じられる。

——今後、移動するのであれば、<隠れる>の判定に成功する必要があります。
<隠れる>の判定に失敗した場合、島民に見つかってしまうことでしょう。

瓜田李下:「……こ、れは…!急ごう、徹…!!!」

瓜田李下:バイクで飛ばしてもダメ?

戦闘が想定より早く終わったため、ボーナスとしてバイクに辿り付くまでは問題なく出来たことにしましょう。

瓜田李下:ワーイ
瓜田李下:港までバイクをかっ飛ばしたい 俺たちは帰るんだ

KP:人に見つかっても止められても無視して、バイクで突っ切るということですか?
瓜田李下:うん
瓜田李下:全部無視
瓜田李下:なりふり構わず港に向かう!!!

瓜田李下:シナリオブレイカーですか?
KP:ハハハ
瓜田李下:すみませんすみません

それならば、<隠れる>のロールをせずとも港に向かうことが出来るものとします。
※他PCたちがPvPを所望していたため、消化不良にならないためにも許可しました。

瓜田李下:ありがとうございます

<運転>ロールをどうぞ。

瓜田李下:バイクはもってない…

sccb<=60 運転(二輪車)
Cthulhu : (1D100<=60) → 47 → 成功
菅原徹:シークレットダイス

瓜田李下:全力の悪役になってやる

では、徹は必死でバイクを走らせ、貴方たちを血眼で追う島民を躱して港へと辿り着くことだろう。

瓜田李下:しねって言われても知らないからな
瓜田李下:俺が悪役だ

瓜田李下:「…………っ、」

瓜田李下:霊石ってどのくらい?
瓜田李下:そんな大きくない?
KP:卵大だね
KP:そんなに大きくないかな
瓜田李下:あ~~んお守りにいれたかったわ…残念

瓜田李下:「絶対に、絶対に帰るんだ………っ、お前と……!」
菅原徹:「っ、ああ、帰ろう…!」

バイクから降りた瞬間、貴方たちの方に向かって駆けてくる三人の男の姿が見える。

瓜田李下:「…………!!あれ、は」
瓜田李下:「……、来た、か…」

菅原徹:「……!!」
佐賀ヒサシ:「!!」

瓜田李下:「……………」

十朱詠:「はぁ、はぁ……おい、お二人さん…迎えの便は、明日だぜ…どうしたんだよ」

瓜田李下:「…………貴方たちだって、そんなに慌ててどうしたんです?」
佐賀ヒサシ:「そりゃああんな警報が鳴ったら誰だって慌てますよ…」

瓜田李下:「はは、まるで蜘蛛の巣にかかったかのような顔をしていますね。」
瓜田李下:俺は悪役だ

乾千歳:「………徹くん、瓜田さん…」

瓜田李下:「…」

菅原徹:「…………千歳くん」
菅原徹:「……ごめん、」

十朱詠:「あの警報ってよ、犯罪を犯したら鳴るらしいぞ…なに、したんだよ」

佐賀ヒサシ:やべっ俺泥棒したわ
KP:wwwwwwwwwwwwwwwww

瓜田李下:「………」
瓜田李下:「さぁ、なんでしょう」

乾千歳:「……霊石、だろ」

瓜田李下:「……………」
瓜田李下:「…全員、目的は一緒だったみたいですね なんとなく、察してはいましたが」

佐賀ヒサシ:「…」

乾千歳:「そう、俺たちも同じこと考えてたんだよ。だから…今更隠す必要なんてないんじゃない?」

瓜田李下:「…そうですね。…もう、少しだったんですけどね……。」
瓜田李下:「俺は…貴方たちにこの意志を譲るつもりは、ない」

瓜田李下:石
瓜田李下:石も意志もあげられないよぉ
KP:そうだね

十朱詠:「…俺は、母さんに…約束したんだよ…千歳を、この島から…呪われた島から出してやるって」

瓜田李下:「………」

佐賀ヒサシ:「僕は状況は把握出来ませんが千歳くんを助けたい気持ちはきっと十朱さんと同じです」

乾千歳:「……母さんと約束したんだ。この島を出て生き残るって」

瓜田李下:「あなたたちには、申し訳ないと、思っています」

十朱詠:「俺は、俺は…死ぬ気で、その石を奪い返す!!」

瓜田李下:「……でも…、でも俺は決めたんだ……何を犠牲にしようとも…………俺は…徹と帰る…!そのためなら…、俺は、悪役にだって、何にだってなってやりますよ…!」

乾千歳:「!兄さん…っ」

瓜田李下:「徹、お前は、絶対に俺が助ける…!」オラ!!!!出目で殴ってやるからな!!!
菅原徹:「………俺たちだって、譲れないんだ…俺は李下と、帰るんだ!」

十朱詠:俺は死んでもいいので千歳くんを逃がすためだけに行動する
乾千歳:;;;

それでは先ほどのダイスロール通り、戦闘には2R遅れて千歳、3R遅れて久が参加することになります。

戦闘開始です。

戦闘順は李下→詠→千歳→徹→久となります。

なんか可哀想な気がしてきたので遅れてくるRは1R縮めます…
(キーパリング甘くて申し訳ないです、PLからの許可は得ました)

※ここからダイスは全てオープンで振っています。

~戦闘ダイジェスト~

※KPは詠への技能マイナスを忘れていました(すみませんすみません!!)
詠と徹が受け流しで100F、千歳がこぶしで96Fという酷い出目でした。

詠の蹴りにより、徹は意識を失いその場に倒れ込んでしまう。
遅れてやって来た千歳に向かって、詠が声を掛ける。

十朱詠:「千歳!!霊石どっち持ってるか確認しろ!」

乾千歳:ccb<=90 目星
Cthulhu : (1D100<=90) → 3 → 決定的成功/スペシャル

では千歳は補正+15%、徹は霊石も何も持っていないということが分かるだろう。

乾千歳:「…何もない、瓜田さんが持ってるはず!」

徹はふらつく体を押さえながらも、立ち上がる。
しかし、最後にやって来た久の殺人的な威力を振るう蹴りによって、李下はあえなく意識を手放してしまうのだった。

戦闘終了です。

李下の体が、どさり、とその場に崩れ落ちる。

島民は遠くで蠢いているようだが、火事の後処理に困っているのか、まだ港に来る気配はない。

十朱詠:「っ!!!」りかくんにかけよろう!!
佐賀ヒサシ:「今の内に霊石を…!!」

菅原徹:「…っ、李下…!」

乾千歳:「!そうだね…」かけよる
十朱詠:がさごそします

菅原徹:「…李下、なあ、うそだろ…?」

徹は倒れ込んだ李下に近寄り、声を掛ける。

菅原徹:「李下、なんで…お前が、お前がいなきゃ、意味ないよ…」
菅原徹:「お前が帰ろうって言ってくれたから、俺は……何を犠牲にしても…あの場所に帰らなきゃって、そう、思えたのに…」

菅原徹:体抱き起こしていい!?
瓜田李下:うんいいよ!?

徹は涙を流しながら、意識を失った貴方の体を抱き起こす。

菅原徹:「二人揃って帰って来なくなったら、母さんも父さんも、心配するだろ…っ」

意識を失った李下にただ寄り添う徹に、詠が声を掛けてくる。

十朱詠:「……あのさ」徹くんに言います

菅原徹:「……っ、な、に…?」

十朱詠:「……っ」
乾千歳:「…っ、徹くん……」

十朱詠:「この鍵、どこの船なのか…教えてくれ」

菅原徹:「…………あの、船のだよ…壊れてたのを、李下が直してくれたんだ」

そう言って徹は、一つのモーターボートを指差す。

十朱詠:「…ありがとよ」すぐ行きます
十朱詠:振り返りません・・・

乾千歳:「……ありがとう、徹くん………ごめん」おにいちゃんについてく・・・

菅原徹:「………」

***

菅原徹:「……李下、…李下……」

そう、貴方の名を呼ぶ徹の声で、ゆっくりと貴方の意識は持ち上がる。

瓜田李下:「…う…、…徹…、?」

菅原徹:「…李下…っ、?無事、なのか…?」

瓜田李下:「…俺…、……」

菅原徹:「よかった、もう、助からないかと…っ」
瓜田李下:「…徹…?」

瓜田李下:「…そっか、……失敗…した、のか…」

瓜田李下:「もう少し、だったのにな…」
菅原徹:「……うん………そう、だね」

瓜田李下:「ごめん、徹……」
瓜田李下:「お前のこと、助けられなかった…、」

菅原徹:「…っ、俺のことはいいんだよ、それよりどうしよう、お前だけでも…!」
瓜田李下:「いい、…もう、いいんだよ、徹」

菅原徹:「なん、で…なんでそんなこと、言うんだよ!」
瓜田李下:「………」

菅原徹:「船だけどうにかなれば、李下は助かるだろ…だから、」

瓜田李下:「………。…もう少し、したら、お前も、蜘蛛になっちゃうのかな」

瓜田李下:「………」
菅原徹:「…………そう、だろうね…」

瓜田李下:「…こんなことなら、俺も、酒…飲んじゃえばよかった」
菅原徹:「…何、言ってるんだよ……馬鹿なこと言わないでよ」

瓜田李下:「そしたら、ずっと、お前と居られたかもしれない、のに」

菅原徹:「……そんなこと、言ってる場合じゃないだろ…」
菅原徹:「お前は…人間で、いてよ…」

瓜田李下:「………」

瓜田李下:「徹…俺、お前に出会えて、お前がいてくれたから、変われたんだ」
瓜田李下:「何もかも失った俺に…全てをくれたのは、お前、だよ…徹……お前はずっと、俺の太陽だったんだ」

菅原徹:「……っ、恥ず、かしいこと、言うな…」
瓜田李下:「はは、ちゃんと、聞いてよ…、」

瓜田李下:「…俺、少しでも徹の役に立てた…?お前の力に、なれたかな」

菅原徹:「っ、当たり前だろ…役に立つとかじゃないよ、お前に会えて、俺はそれだけで嬉しいって思ってたんだよ」
瓜田李下:「……っ、…そっか、なら、よかった」

菅原徹:「………俺さ、李下と俺の関係を言葉にする時っていつも…ちょっと、悩んじゃって」
瓜田李下:「…うん」

菅原徹:「……幼馴染、が一番近いんだろうけど、なんか違うなって…親友、だけど、それだけじゃないし…」
瓜田李下:「…、っ、うん」

菅原徹:「……やっぱり、思ったんだ…李下は、俺の家族だよ…これが一番しっくりくるんだ」
瓜田李下:「……うん、っ…、」

瓜田李下:「俺も、ずっと、ずっと、考えてた こんな家族が居てくれたら、毎日、幸せなんだろうなって…」
瓜田李下:「俺も、お前の家族だって、思って、いいのかな…、?」

菅原徹:「…李下って頭良いのに、変なとこで馬鹿だよね…当たり前だろ、俺も…俺の母さんと父さんも、ずっとそう思ってたよ」

菅原徹:「だからさ…ほら、」
瓜田李下:「……そっか、ありがとう、…徹…っ、」

瓜田李下:「………っ」

そう言って徹は、交通安全のお守りを取り出す。

瓜田李下:「………」

瓜田李下:李下も取り出し…ます…

菅原徹:「…交換、出来なかったな……これは俺が、持ってていい?」
瓜田李下:「………うん、お前が…、もってて、…絶対に、無くさないでよ」取り出したお守りを握り締めます;;;;;;;

菅原徹:「うん……蜘蛛って、俺…ああなっちゃうのかな」
菅原徹:「…………嫌だなぁ、あれ、気持ち悪かったし……」

瓜田李下:「…………はは、そう、だね」

瓜田李下:「……」

瓜田李下:「お前が、どんな姿に、なろうとさ、」
瓜田李下:「俺たちが、家族であることには、変わりないよ…徹……っ、」

菅原徹:「……っ!」

菅原徹:「……ありがとう、李下……ごめん、ごめんな…」
瓜田李下:「…謝らないで、よ…」

菅原徹:「…はは、ごめん…って、また言っちゃったよ」

瓜田李下:「……な、徹」
菅原徹:「…うん。なに、李下?」

瓜田李下:「俺のこと、見つけてくれて、ありがとう…俺に、大切な事、たくさん、教えてくれて…ありがとな…っ」
菅原徹:「そんなの…っ、俺の方こそ、ありがとう…お前のおかげで、俺これまですごい楽しかったよ…」

菅原徹:「…今だって、俺、ほんとはめちゃくちゃ怖いんだ…でも、」
菅原徹:「ひとり、じゃ、なくて良かったなって…そんなひどいこと、ちょっと考えてて」

瓜田李下:「…馬鹿、だな…いつだって、俺はお前のそばにいるよ…っ、」

菅原徹:「…………ありがとう、李下」
瓜田李下:「……うん、徹」

瓜田李下:「この島がさ、蜘蛛で溢れて、人間なんて俺だけになったとしたらさ…」
瓜田李下:「やっぱり俺、餌だと思って狙われちゃうのかなぁ やだなぁ、」

瓜田李下:「………そうなったら、徹が、俺のこと食べてよ」

菅原徹:「……っ、やめろよ、その冗談…全然、笑えないって」

瓜田李下:「はは、なんでよ…そしたら、もう、ずっと、一緒だ」
菅原徹:「………笑えないって…っ、」

瓜田李下:「…冗談、だよ、冗談」
瓜田李下:徹に寄り添って…蜘蛛になる時を…待ちます

菅原徹:「……もう、なんだよ……でも、そうだな…約束するよ、……なんてさ」

みしり。

その音と同時に、彼の体に異変が起きる。

彼の手は、こんなに長かっただろうか。
いや、そもそも——こんな色を、していただろうか。

あり得ない方向に捻じ曲がったそれは、もはや人の手足ではない。

紫がかった長い毛の生えた手足は、そう、あの暗い地下で貴方と対峙した、忌まわしき神のものだ。

ばき、ぼき、ぼこり。

肋骨が肉と皮膚を突き破る。

そこに現れた四肢……いや、八肢は、苦しげに蠢いている。
目は赤く濁り、全身を紫の毛が覆うと、裂けた口から大きく鋭い歯が覗く。

微かに残った人としての理性を掻き消すかのごとく、変貌に伴う痛みが彼の脳を支配する。

痛い、痛い、痛い。

痛みに悶える彼の姿は、もう、人の形を失ってしまっている。
残るのは目の前の人間を、食したいという欲求だけだ。

彼の目に貴方はもう、ただの食事にしか見えてはいない。
彼はその動物的な欲望のままに、貴方の体を、血を、肉を、貪り踊り食う。

貴方は肉を噛みちぎられ、咀嚼される痛みの中…これで、ずっと一緒に居られるという意識が一瞬よぎる。
そんな、薄暗い喜びの中、貴方の意識は遠のいていくのだった。

お疲れ様でした。瓜田李下はロストとなります。


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