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本の選方

本を毎月のように購入しては読み耽る私ですが、ネットではあまり小説を読まないんですよね。それは、書店で本を選ぶときにほぼ確実に自分が読みたいと思える小説だけを抜き出す方法を使っているけど、それがネット小説だと使えないからなんです。ということで、私が書店で本を選ぶときの方法を紹介しようと思います

1 表紙と題名を見る
これは普通の人もやるように、とりあえず題名を見ます。なるべく端的に内容がまとまっているもの、もしくは引っかかる言葉の羅列の本をなるべく選びます。三秋縋さんの作品が良い例だと思います。
次に表紙の絵は作品の手触りや風景をつかめる部分なので、なるべく確認します。ただ、絵師と著者は別ですから、あまり深読みはしないようにします。

2 プロローグを読む
プロローグの数ページは必ず読むようにします。そこでだいたい言葉のセンスやキーワード、作品のテーマに近いものがつかめるはずです。言葉のセンスが合わなかったり、テーマが見えない作品はここで読むのを止めます。
プロローグがなければ、大体一場面分は読むようにします。その場合はだいたい次のステップまで続けます。

3 最後の数ページを読む
禁忌の読み方のようですが、作品のオチを先に読みます。これが作品のテーマに直結しますし、おおよその展開が理解できます。つまらないハッピーエンドや肌に合わないものは棚に戻します。大体の作品はここで脱落することが多いですね

4 中盤を読む
作品の大体真ん中に当たる部分を読みます。これは作品の雰囲気や言い回し、ページを捲りたくなるかどうかを判断します。過去にあったのが、作品のテーマも落ちもすごく良かったのに、すべての文で改行が挟まるせいで目が疲れて読めないという作品があってから、この方法が導入されました。

5 一日置く
ここまで読んで、一旦は棚に戻します。そして次の日にもう一度書店を訪れて買うかどうかを判断します。これは、作品は必ず引き込まれる体質なので、そのときには読みたいと思っても、読むのは数日かかります。その間読みたいと思い続けられるかを判断します。買った当日は読んでも、その後積読になってしまう本も多くありましたから、こうなりました。

最初の頃は面白そうだなと思ってはすぐに図書カードで本を買っていたのですが、いつの間にか使い切ってしまうんですよね。それから、なるべく無駄な買い物を控えるようにした結果がこのような方法になりました。特に私はセカイ系の作品が苦手だったり、奇跡で人が助かるだけ、無条件で能力を手に入れる展開が嫌いというこだわりの強い人なので、合う作品が少ないんです。こうすることで自分が読みたいと思える本にかなりの割合で出会えるようになりました。

もし私のようにちょっと変わった方法で本を選んでいるという人がいたら、コメントで教えてください。それではまたいつか

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