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no.5 競書会へおじゃましてみた

2021.1.14

年明け初めて地元の小学校ボランティアにお邪魔しました。毎週木曜の午前限定ですが1年生、3年生、4年生のクラスへ、主に算数の学習補助を中心に子供たちと関わらせていただいております。
現場の先生方の‘技‘を一つでも多く盗むべく、毎週忍と化しています。そんな気付きを実践へとつなげるための記録投稿です。

【1年生】
 今週は1組へおじゃましました。冬休みを挟み約2週間ぶりだったので教室へ入った瞬間の子供たちの反応も新鮮でした。
さて、今日の単元は、、、「おなじかずずつわけよう!」
12個のクッキーを4人で分けると一人何個かな~?
どうやって分けるかな~?の考え方を学ぶ単元です。
気づき:指示は簡潔に。話し言葉の一文ずつが短いです。特徴的なのは、学習のまとめを先生が行っていた点。子供たちは最終的に一つの‘‘方法‘‘を雛形として会得したようです。
「テストででたら、お皿を書くんだよ、絵をかいて考えようね」
実践編:指示は簡潔に、これ本当にまねしたいスキルです。気づいたコツとしてはあれやこれや心配して後から付け加えないこと、です。自信もって、簡潔に。
挑戦:本時はあまり子供との関りは少なかったです。休み時間に何人かの子がけん玉やお手玉を披露してくれました。褒めるに限る。意欲的な子にはじゃあ今度は30回できる?など、レベルアップを求めてみました。楽しそう(笑)

【3年生】
毎週であれば算数の時間でしたが、今日は「競書会」でした。自分が担任ならば、競書会本番にどんな指導をするだろうか、と考えながら参観。
3年生は特に初めての毛筆です。文化の体験の中に、今も昔も受け継がれている「文字に込めた思い」を伝えたいです。
気づき:先生の役割の一つはスムーズな進行。事前に折り目を付けた半切を用意しておく、廊下に新聞紙を敷き詰めておく等…。準備大切。
集中の長さや深さは個人差があるもの。ノルマや作業の集団行動に雁字搦めにされすぎず、普段から競書会の時の雰囲気のようにゆとりをもって見守っていく姿勢を貫きたいです。
実践:事前準備、という点は子供の作業時間を確保するためにも欠かさずやっておきたいです。
挑戦:乾かす場所に困っている子や、最終的に提出する作品を決めあぐねている子の相談など、なるべくなるべく、公平にひいきにならないように事務的なお手伝いさん役に徹してみました。

【4年生】
同じく競書会の時間にお邪魔しました。実は4年生のこのクラスはいわゆる帝国と化している面が見え隠れしており、少し子供たちの変化に注意して目をかけているクラスでもあります。
教室の後ろに習字の作品飾ることってありますよね、それをじっくり見ていくと、直されてない子が一人もいないんですよね。書写の時間の目的って個人的には「きれいに書くこと」よりも「丁寧に書くこと」だと感じています。
気づき:がっさっと、筆先の跡が残っている子には口頭で説明していますた。練習ならともかく本番でその指導は賛否が分かれそうな…と感じつつ。また、2時間連続の授業で間に20分の長い休み時間を挟む時間割でした。その休み時間には漢字の追試や算数のプリントの直しなど…習字道具を出したままの机で取り組んでいる子が数名…。焦りやハンディの意味合いは共感しますが、休みは休むべきかと…。考えさせられます。
実践:具体的な指導が欲しければ後ろに回って、一緒に書く、かな。口頭説明だと伝わりにくいことも多いので。
挑戦:丁寧な字はまずは、環境から!ということで指や服を汚さない紙の運指や机や教室を汚さないための準備など少しお手伝いさせてもらいました。うまくかけた作品が汚れてしまったら大変です。

もし、自分が先生の立場なら…子供の立場なら…両社の視点に立って、じゃあどうするか?瞬時に判断する訓練には本当によい機会をいただいています。コロナ禍にあっても温かく受け入れてくださる先生方に感謝です。

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