見出し画像

一度も着られなかった君を再生するよ。

オークションサイトで着物を探していると、仮絵羽(かりえば)という品が出てくる事があります。

これは、おそらく呉服屋さんでどんな柄か見せる為に反物から着物の形に仮縫いしたもの。

これが仮絵羽として売られていた物

つまり未仕立てで、一度も着物として袖を通されていない物という事。

でも何十年もそのまま放置されていたのか、色褪せていたり、シミが着いていたりして、どうしようもなく、オークションに出されたのかなぁって想像します。

残念なシミ…

一度も着物になれなかったなんて、悲しい…。こんなにキレイなのに。

なのでやっぱりこれもドール用の着物にします。

仮縫いなので、解くのも簡単。
解いたら、アイロンをかけて半日ぐらい干してから、畳んだり、円筒を芯にして巻いたりして保管します。

すごい豪華でキレイでしょ

アイロンは、当て布をするか、裏側からかけたりします。

匂いが強い場合、オシャレ着用洗剤で洗ったりする事もあるのですが、これは金彩といって金とか銀の着色があるので、これは洗うと取れてしまうので、洗いません。

どうしても匂いを取りたい場合は無香料のファブリーズとかをかけて取ります。

色の濃い着物は、色落ちする場合があるので、洗ったりアイロンをかける時は注意が必要です。アイロンをかけた後、きちんとアイロンの表面をキレイにしておかないと、アイロン側に色の汚れがついていて、他の白い物などをアイロンかけした時に移ってしまうという失敗を何度もやらかしています。水分+温度で色が落ちやすいので、気を付けてくださいね。

以上が仮絵羽の説明と、解いた後の処理方法でした。

古着をお持ちでなく、着物リメイク用に購入を考えている場合、オークションサイトで「仮絵羽」で検索してみてください。素敵な着物地が見つかる場合もありますよ✨

それではまた〜👋

この記事が参加している募集

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?