私の読書

ずっと読書が好きなんだという話と実家の本たちの話をしたら、

私の今の読書についても書かねば・・・!
と勝手に使命感に駆られた。
よくよく考えてみると、読書に関するゆるいルールがいくつかあるので紹介します。

ルール①好きな作家さんの作品を片っ端から読む

これは、高校時代に現代文の授業をやってくれた先生(本当はもっと語りたい最高に面白くて大好きな先生)が、読書の極意として教えてくれたうちの一つ。
高校から実家を離れ、”家にあるもののうち読んでないものから選ぶ”ができなくなった私は、広すぎる都会の本屋さんでどこを歩いて何を買えばいいのかわからなかったのだけれど、この極意を教わってからは、そういうことか!と、好きな作家さんの作品をググってから(高校時代はググるとかいう言葉あったのだろうか)お買い物に出かけるようになった。

先生曰く、「違う物語であっても、同じ人が書いたものをいくつも読んでいると作家の人となりが見えてくるんだよ。きっとそうなるからやってみてほしい。」

ほんとそれ。好きな作家さんって、作品がどうこうではなく、その人自身のファンになっちゃうんだよなあ。そんな感じだから、どの作品にも絶対に「らしさ」が垣間見えて、そうそうそう来なくっちゃ!となるわけ。
あー楽しい。

ルール②読書ノートをつける

ここ2年くらい意識してやっている事。私の読書ノートは、好きな文章をピックアップして写すだけ。感想書くのは嫌いだからしない。
気に入った表現を忘れたくなくて始めてみたら、案外楽しくて続いている。

読書中は写したい文章のページをドッグイヤーしておいて、週末の夜なんかにせっせと書き写す。借りた本は折れないから、手元にノートがあればすぐ書く。

ノートは文庫サイズの薄っぺらなものを使っているので、ちょっとのお出かけにはノートだけを持って見返したりなんかする。
自分が気に入った言葉コレクションなので、もちろん、最高に楽しい。

本のタイトル、作者、読んだ時期(アバウト)を書いたらあとは言葉コレクション。

実はこのノート、本当の名前は「鑑賞ノート」で、映画や美術館の記録も同じように書いてある。ただ、圧倒的に本の方が多い。

ルール③ビジネス書系はkindle

1年ほど前からkindle paperwhiteにお世話になっている。

昨年、キューバの高速バスに乗り合わせたヨーロッパ人がことごとく電子書籍持っているのを見て(私は分厚い文庫をリュックに1冊とキャリーに1冊入れていた)、旅好きの本好きはkindle買うしか!!!!と即決。

実際持ってみると、超便利。
旅好きの本好きはまじでkindle買うしか!!!!です。

私は紙媒体大好き人間なので、kindleは基本的に出先用。(ジップロックに入れてお風呂も。)
ただ、ビジネス書は家用であってもkindleで買うことにしている。

小説って、時代が変わっても本としてしっかり楽しめるものだから、
将来親になったときに子とシェアしたくて、紙の本を購入(というかコレクション)している。一方、この目まぐるしく変わる世の中において、ビジネス書(時代を語る系とか自己啓発系)は、数年後に時代遅れの紙の塊になりかねない(自論:ビジネス書は腐る)。そんなものを子とシェアする気はないので、データ購入のみにするのが合理的。


と、わたしのゆるい読書ルールはこのくらい。これからどう変わるかなあ。そうそう、これから読書する上で意識したいことに、

「歴史的ベストセラーと呼ばれるものを読む」

がある。これ実は、冒頭に出てきた高校の先生が教えてくれたもう一つの極意。歴史的ベストセラーになるようなものは、やはりそう言われるだけの文学的価値があるのだそうな。読書ルール④としてこれを語れる大人になりたいところ。

サポートなんていただけたら嬉しくて私歌っちゃう