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知っている街を歩いてみたら

かつて住んでいた加古川へ行ってきました。
神戸に引っ越ししても用事があるのでたまに訪れています。
少し時間があったので加古川駅近辺をふらふらと歩いてみました。
新しくマンションが建設されている以外は特に変わりはありませんでした。

引っ越しをしてもちゃんと訪れる街もあれば、そうでもない場所もあります。
自分が育った徳島県小松島市はもうお墓参りでしか訪れません。実家が徳島市に移転したから。
大学時代を過ごした岡山は、新幹線の乗り換えで岡山駅に一度降り立った以外、歩いていません。
新卒の頃に住んでいた大阪へはたまに行きます。友達に会ったり観劇へ行ったり。でも、住んでいた中津のマンション付近は縁がなく全く訪れていません。
結婚して16 年過ごした加古川は、時々用事があるのでこれからも訪れる予定です。

こう並べてみると、かつて住んでいたその土地を訪れるか否かの違いってほぼ「会う人がいるかいないか」で決まっているような気がします。

前にも少し触れましたが、私は大学在学中に人間関係に挫折しています。その後、黒夢にハマりライブ友達ができたのですが、大学を卒業する頃には彼女たちとも疎遠になりました。

つまり、岡山に「会う人」がいないんですね。

「会う人」はいないけど、何かのきっかけで再び岡山を訪れることがあったら、私の心はどう揺れるのだろう。

暑さの引かない加古川の街を歩きながら、うすぼんやりとした記憶の彼方にある岡山での思い出に面映ゆくなるばかりでした。

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