見出し画像

ミュージカル「オン ユア フィート!」観劇

現在、Queenの歩みを刻んだ映画「ボヘミアン・ラプソディ」がブームですが、私は、グロリア・エステファンの半生を描いたミュージカル「オン ユア フィート!」を観に行きました。

主役のグロリア・エステファンを演じるのは、元宝塚歌劇団宙組トップスターの朝夏まなとさん。

歌はうまいが音楽に挫折した母と、ベトナム戦争で体が不自由になった父、優しい祖母と妹という家庭で育ったグロリアは、すでに音楽活動をしていたエミリオ・エステファンと出会い、アーティストとしての人生を歩み始めます。

ラテン音楽はアメリカでは受け入れられないと周りから反発を受けつつも、アイデアで大衆を巻き込むことに成功するグロリアとエミリオ。

望んでいた生活を手に入れた二人やその周りで、やがて歪みが生じ始めます。

そんなある日、事件が起こり、一度立ち止まることを余儀なくされます。

明るいラテン音楽が充実したこの作品は、太陽のように明るく、驚異的な手足の長さや大きな瞳を持つ朝夏まなとさん(まぁ様)にぴったりの作品でした。

前回の宝塚歌劇団退団後第一作目であった「マイ・フェア・レディ」よりも、いきいきと弾けるまぁ様。

クラシカルなヘアスタイルやドレスよりも、ウェービーヘアや活動的なデニムワンピース、パンツスタイルがよく似合う人です。

若い頃の観月ありささんのような雰囲気がとても可愛らしく、まさに明るく利発で爽やか(これは観月さんの名前、「ありさ」の由来)。

エミリオ・エステファン役の渡辺大輔さんも、キャラの濃さでお芝居を盛り上げていました。

結婚するなら無駄に明るくポジティブに、考えることを決してやめない人がいいよね!と再確認。

客席もペンライトを持ってダンスに参加できるので、更に気分爽快でした。

観劇後、梅田芸術劇場シアタードラマシティのエスカレーターをのぼりきって冷たい風を頬に受けたとき、現実に戻ったな…と切なく思うほど、お芝居の魅力に全身がとらわれていました。

やはりミュージカルっていいですね。

最近、全然、宝塚歌劇団のチケットがあたりませんので、この機会に趣味の裾野を広げてみようかと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?