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私の知らないお国言葉

dマガジンで週刊ポストを読んでいたら、ご当地ビール特集が目に止まった。
ご当地出身のグラビアアイドルが地ビールを紹介していた。
水着姿の可愛い女の子と地ビール。
非常に夏らしい企画である。
私の出身地である徳島県の地ビールも紹介されていた。
柚香を使うことが特徴である上勝町の地ビールだ。
ビールジョッキを片手にグラビアアイドルの園都さんが微笑んでいる。
薄桃色の素肌にペールホワイトの小さなビキニがお似合いだ。
インタビュー記事にちょいちょい阿波弁(徳島県の方言)が放り込まれている。
「ごっつい(すごい)」、「〜じょ(〜なのよ)」など。
「ごっつい」は私もよく使う。関西でも通じるのだ。「〜じょ」はそもそもあまり使っていなかった。同じ意味である「〜なんよ」を使いはするが。

そんなことを思いながら読み進めていると、最後の1行にたどりついた。
「おいしいけん、飲んでみょん♡」
みょん?みょん?何それ、知らんよ、私。
「けん(〜から)」はわかる。
「みょん」は初めて出会う阿波弁である。

たぶん、「〜(して)みてね」の意味であろうと推測する。
この年で初めて知る地元の方言に、しばし衝撃を受けていたのだが、そのうち使ってみたくなった。
今度、家族や地元の友人(少ない)と会った時に使ってみようと思う。
「みょん?あんた、何言よん?」
誰も「みょん」は使わない。
地ビール級の冷たい反応が期待できそうだ。


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