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こんな雑誌を読んできました~20代社会人編~

20代社会人時代…フィガロジャポン(madame FIGARO japon)  TVBros.

フィガロジャポン(madame FIGARO japon)…社会人1年目は仕事も遊びも忙しすぎてほとんど雑誌を読んでいませんでした。電車移動中にやたら桐野夏生さんの小説を読んでいました。当時、桐野夏生さん原作のドラマ「OUT」が放送されていて、録画を見るのが帰宅後の楽しみでした。

社会人二年目に転職をしました。ゆるやかな生活に変わり、雑誌を読む余裕もできて、書店で手を伸ばしたのがフィガロジャポンでした。モデルはほぼ外国人。特集もほぼ海外の観光地。お洋服はハイファッション。と私の地味な生活にとって全然実用的ではない内容。それが良かったんです。生活ネタや健康情報を織り交ぜている充実したファッション誌は魅力的です。ただ、当時、私がファッション誌に求めているものはそれではありませんでした。ここではないどこかへ連れていってくれるもの。それが私にとってのファッション誌でした。フィガロのなかでいつも注目していたのは、海外の映画監督のインタビューです。印象に残っているのは、韓国の映画監督であるキム・ギドクさん。話している内容や作品紹介に惹かれて一時期キム・ギドク作品にハマりました。目を背けたくなるような残酷と野蛮のなかに、強烈な純粋さとメルヘンを魅せつける作品は、いつも私を1週間ほど放心状態にさせました。作品をいくつか観た今、あのインタビューをあらためて読みたいです。


TVBros.…姉に勧められて読み始めました。振り返ってみると、姉に雑誌を紹介されるの3冊目ですね。こちらは完全なるサブカルチャー雑誌といっても過言ではないでしょう。連載陣が豪華で、松尾スズキさんや光浦靖子さんの書くコラムが好きでした。年末恒例のダジャレカルタも面白かったです。TVBros.は、よく昼ドラの特集も組んでいました。私は中学生の頃から東海テレビ制作の昼ドラが大好きでした。特に、中島丈博先生が脚本を担当する作品は録画必須。もちろん、TVBros.は中島丈博先生の代表作である「真珠夫人」、「牡丹と薔薇」の特集も組んでいて、垂涎ものでした。

TVBros.には、ピピピくらぶという読者の投稿コーナーがありました。私は一度ネタを採用してもらいました。テレビネタを送るのが基本なのですが、「ある雑誌で読んだ姉妹で女優をされている人たちの少し変わった関係性」に驚いたことをはがきに書いて送ったら、掲載してもらえました。数か月後、はがき採用者へのプレゼントということでテレホンカードが送られてきました。封書に書かれた私の名前の漢字が間違っていましたが、誰でももらえるものではないので嬉しかったです。


次回は30代人妻編です。

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