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若年層には新築住宅取得が難しくなっています。

昨日は午後から中小企業診断士の多田先生に事務所に来て頂き、補助金申請をしていただきました。資格事業立ち上げで補助金が頂けると楽になります…通って欲しいです。

今日は新築住宅のお話し…フラット35などの住宅建設融資を行なっている住宅金融支援機構の調査による2021年度の建築費用は全国平均で3,572万、首都圏では3,899万円、愛媛はそのほかの地域で考えると平均は3,572万。

土地付きの注文住宅の平均購入価格はその他の地域で3,980万、全国平均だと4,550万円にもなっています。

住宅金融支援機構HPより

ここまで建築費が上がってくると返済が大きな負担になります。
4000万を35年金利1.55%の全期間固定で借りたとして、
毎月12.6万円程度の返済となります。

頭金をいくら準備しているかによって借入額を減らすことができますが、
新築住宅はもう夢…の時代になりつつあるのでしょうか…

建築費を抑えよう…そう考える方はローコスト住宅という名称の建築屋さんに依頼されるのでしょう。ローコスト住宅がなぜ安くできるのか、

ひとつは注文住宅ではなく、広さや間取りなどがあらかじめ決められている規格型だからでしょうか。気に入った間取りがあればいいですが、ない場合には高くなっていきます。

二つ目は、規格化を進めることで、材料の一括仕入れ、加工方法の統一で材料費を抑制しプレカットなどによって、現場での作業を極力の低減していきます。

そして、工期の短縮を図り人件費などを削減したりではないでしょうか。

気をつけてもらいたいのは、延床面積での坪単価ではなく、施工面積と呼ばれる工事をする面積での坪単価マジック❓施工面積という考え方がよくわからないのですが、要は実際の面積より大きい面積で坪単価を表示すると坪単価が安く感じるということです。

坪単価はあくまで目安、実際に工事した家の金額を坪数で割った数字であり、目安にはなりますが、物件により間取りも仕上げやデザインも違うのであくまで目安にしかなりません…。

当社で考えると、ハウスメーカーのようにモデルハウスも宣伝広告もしておらず、社員は私だけなのでそこに関するコストがないので安く建てれます。

ただ、プレカットより手刻みの方が長持ちすると思ってますし、資材も長持ち、風合いの良さから無垢が多く、ローコスト住宅のように一括購入はしないのでそこは高くなります。また職人さんの人件費はコストカットの部分ではないと思っており、工期はかかりますが丁寧に仕事をしてもらうので職人の人件費はどうしても上がりますが、そのぶん長く使える家になります。

私は家は時間をかけて造った分だけ長持ちすると思っています。3ヶ月で建てた家が40年持つとすれば、半年かけた家は100年持つと思います(メンテナンスは必要ですが)。長く住む家ですから腰を据えて建てさせて頂きたいと思います。この前、20年経っても室内の塗り壁にヒビも入っていないとお客様に褒めて頂きました。

ローコスト住宅よりは高くて、ハウスメーカーよりはリーズナブル…ですが長持ちする家です。坪単価ではなくて、建物の耐用年数をメンテナンスも含めた費用で割った年数単価で考えていただくと当社の魅力は伝わると思います。

今年もコツコツといい家を造っていきますので、よろしくお願いします。


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