楽しそうな自分が嫌いという捻くれた私が、今一番吸収すべきだと感じた娯楽は.
子供の頃からなぜか、娯楽に浮かれていたり、きゃっきゃしている自分のことが、後になってすごく嫌になるんです.捻くれています.
捻くれ者は悪くないと思いますし、なりたくないとも言い切れないのですが、でも理由が分からないのもあってすごくストレスなんですよね.
だから、幼少期は酷いものでした.遊びに出かけることに罪悪感を感じ、愉しそうな顔をできるだけ家の中ではしないよう踏ん張ることもありました.更に言えば、恐らく、家庭の環境も原因の"一つ"だったのでしょう.よく母親には浮かれた私を見られるたび、嫌な顔をされるか、怒られるかしていました.でもそんなこと今更言っても仕方ありません.なんとか直したいとは思っています.
今でも休日に遊ぶ気分になるのには凄くエネルギーを必要とします.もしくは、後になって憂鬱な気分になってしまうかです.ああ、全くなんで私は愉しそうにしてしまうんだ、楽しんでしまうんだ、なんて沈みがちで.全くやになっちゃいます.
さて、そんな私ではありますが、ふと、今日思ったのです.
私はもっともっと映画を鑑賞するべきだな、と.
今度の10月、私は知人の2人と共にある一つの作品を展示します.先日その展示開催スペースへ企画書を持ちこんだ際にそこに展示する写真もサンプルとして持参したのですが、ある人から「映画のような作品だ」という感想を戴きました.一瞬、「作り物のつもりで作ったんじゃない.なのに映画みたいだなんて!」とソッポを向きそうになった私でしたが、実は最もなことかもしれない、むしろ有難いコトかもしれないな、と思ったのです.
「そこにある"ストーリー"が伝わっている証拠かもしれない.」
今日改めてその出来事を思い返していたら、私は映画のような写真作品を作ろうとしている気がしました.映像ではない、静止画たちの集まりで見せる映画…文章が無くとも伝わるような何かを、表現できたら…そう思いました.そしてそのためには、映画という作品を、観客側として鑑賞することも肥やしだぞ、と言い聞かせようとついさっき考えていたところです.
数時間をじっと観ることで得られるものは、その時間以上に大切なものかもしれない.罪悪感なんて何もないじゃないか.
…ということで、今日はこの記事を書き終えたら映画を一本観ようと思います.今日は負い目なく楽しんでみてやるぞ、そう意気込む小宮です.
それでは、また.
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