楽しい話ができると思ったら勧誘でした!!

年明けにアイドルショップに買い物に行った。
そこで2人組の男性に「誰推しなんですか?」声をかけられた。
そこから僕は〜が好きで〜とかの話をし、なんか反応が悪い、薄いなとは思ったけど、それは最近ファンになったのかな?と感じていた。そして別れると思いきや、もっとお話したいので「この後お時間ありますか?」と言われたが予定があったので断ると、すかさず「じゃあLINE教えてもらっていいですか?」となった。やっていないとも答えられず、また友達ができるかもしれないと思った僕はLINEを教え、後日会う約束をした。

そして、当日。
待ち合わせ場所に行ったら、あの時いた2人組のうち1人が別の人間でビジネスバックを持っていたのでその瞬間あぁビジネスの勧誘か〜!!と思いいつ帰ろうか考えた。
とりあえずランチだけで帰ろうと強く意思を持ちファミレスへ。
ちなみにこの段階ではまだアイドルの話とかをできることに微かな希望を捨ててはいない。

実際にファミレスに入ると、仕事がどうとかの話になったのでもう色々と期待はできないなと思ったのでとにかく時間が経つのを待っていた。何故ならこのファミレスは混雑時は90分強制退場だからだ。
やけに意識が高い話をしたり、不幸がどうのこうの言ってくる。
こちらも真面目に回答しているのに回答になっていないみたいな顔をしてくる。
おそらく向こうの決め手となる言葉を僕はなかなか吐かないのだろう。
なんだか無性に腹が立ってきたので少し嫌味や棘のある言葉を言った。
なんとも気分が悪い日曜で、最悪だと思った時に神の一声。「お時間なので…」
店員サイコーー!!
という気分を打ち砕く「近くに他どっかあったっけ?」「マックがありますよ」
「じゃあそこにしよう」もうこちらの都合なんて無視だ。
そこで断れれば良かったのだが話の途中ということと、単純にムカついていたので最後に何かかましてやろうという思いがあったのも事実だ。

2軒目。
相手は完全に焦っていた。
僕が後30分くらいで帰りますと言ったからだと思う。
着席して5分ぐらいで空気が変わった。
「生命力って知ってる?」
ビジネスの勧誘だとすっかり思っていた僕はお腹の下の方からゾワゾワと込み上げ、心拍数が上がっていくのが分かった。
ビジネスではなく宗教でした〜〜!!!!
そこからはもうどう帰るかしか考えていなかった。
今思えばタバコ吸いに行きたいとか電話が来たとか言い訳は幾つもあったのだろうが、全く余裕がなかった。
意を決して「やりません。帰ります。」と伝えると「なんで?一回やってから考えた方がいい!!」となった。目は完全に据わっていた。
初めて味わう恐怖だった。本能的に逃げろ!!と思った。
とにかく「いいです。帰ります。同じ趣味の友達ができて楽しい話ができると思っていたのに残念です」と言い席を立った。
「いやその楽しい話をする前に君の人生に大事なことだから」とか言っていた。
間違いなくマックの食器を片付けるの人生で最速だったな。
様々な路地を縫い、後ろを気にしながら駅まで行き、電車に乗った。

コロナになってから人との関わりが薄くなり、無意識に関われる人間を求めていたのかもしれない。僕は普段、ライブハウスやクラブに遊びに行き、友達もできたので今回も同じ趣味の友達ができたと思っていた。
「知らない人について行っては行けません」「連絡先を教えてはいけません」と小さい頃親に言われていた事をまさか今更心に刻むと思わなかった。

最後に、僕は何を信仰していようが全く差別はしません。それは心教の自由があるからです。
ですので、今回僕たち〜を信仰していて。というものであれば、もう少し話だけは聞けたかもしれません。どっちにしろ形は違ったと思います。

正直もう声を掛けられたお店には当分行けないな〜〜。

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