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「人が興味を惹かれ、見たくなる動画とは」

こんにちは、dely株式会社でデザイナーをやっています。@kazkobay(kobayashi)です。人が心動かされるを考える。Part2は、kurashiruの業務をしている中で考えたことを言語化しようと思います。

「世界でも稀有な数の動画を制作/配信しているkurashiruというサービス」

kurashiruでは月1000本以上の動画を制作し、配信しています。廃止している媒体も様々で、Instagram / Facebook / youtube / line / アプリ / web /タクシー広告 / TVコーナー枠などなど複数の媒体に出稿していますが、そういった映像を日々配信すると同時に、kurashiruではどの動画が、どのくらい見られているのか、データを毎日計測しています。

今回はそのデータを実際に見比べながら、どういう動画に人は心動かされているのかを考察してみました。

動画再生回数の上昇から見る「人に見られる動画」

今回は2018年1月に制作した動画と2018年5月に制作した動画で特に再生数に差が出たもので、検証してみました。
この4ヶ月の間に、配信したInstagram上では再生回数が120%上昇しており、この要因は様々あるのですが、今回はブログの表題通り、人間の心が動かされる観点から考察してみます。

① 動画サムネイルの改善

左右2つのレシピを比較して、どちらが美味しそうに見えるでしょうか?
右の写真は食材の温度感や、照り、空気感が伝わってきませんか?
一方で左側のレシピはどことなく冷めていて、美味しさがうまく伝わりにくいように見えます。
ユーザがSNS上で動画を見るのは一瞬ですので、サムネイルでの一瞬の引きが非常に重要で、実際に右の動画の方がよく再生されていました。

② 入りの3秒のカメラカット

この2つの動画の最初の3秒の動きの違いがわかりますでしょうか?
上の牡蠣のレシピは「カメラが固定」なのに対して下のアイスは一瞬、
「カメラが寄りのカット」が入っています。この一瞬のカットを入れることで、よりそのレシピのシズル感をインパクト大きく伝えることができ、人が惹きつけられているのも一因になっているかと思いました。

kurashiruは「動画×データ」を追求できる最高のあそび場

kurashiruで動画クリエイティブを作る魅力は何と言っても「データ×映像」を追求できることかなと個人的には思っています。

人がどういうポイントに惹かれるのかを考え、それを形にして制作/発信し、データから客観的に見ることができるのは、月に1000本以上の動画を自社で作っているからこそできることであって、kurashiruは日本でも数少ない実験ができる面白い場所なんじゃないかと思っています。(映像制作会社やエージェンシーなどでは制作本数や媒体を一気通貫で行なっていないため)


また、この辺りは今後web動画が伸びていく中で、映像制作者として非常に需要が高まるようなポジションではないかと思っています。
もし読者の方々の中で今後の映像とweb動画の未来を考えていきたい。という方がいれば、ぜひご連絡ください。一緒にお話しましょう。

今回はこの辺りで

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