見出し画像

沖縄2日目(前編):予定変更の代償

メダル入手場所:古宇利オーシャンタワー
訪問日:1月24日
入手場所:オーシャンタワー内 2階(有料エリア)
刻印機:あり(50円)

古宇利大橋とハートロックの計2柄3種

不穏な雨風

都内では最強寒波が来ている頃、寒い場所から逃げるように沖縄へ来た私はぬくぬくとした気候で…寒い!

沖縄といえ、最強寒波には敵わなかったようだ。マフラーこそ要らないが、コートが手放せないくらい寒い。
気温もそうだがとにかく風が強い。さらに小雨も降っており、昨日は日傘として大活躍した折り畳み傘も今日は雨傘へ早変わりだ。(さすが晴雨兼用傘)
こんな調子で自転車に乗れるのだろうか…

本来古宇利島に行くのは翌日、水曜日の予定だったのだ。古宇利島は主に外をまわるので天気の良い明日の方が断然適していた。
なのにどうしてわざわざ小雨予報のあった火曜日に変更したのか。
その原因は夜ご飯である。

経緯としては、
沖縄に来たらアグー豚が食べたい→せっかくならしゃぶしゃぶで食べたい→念のため事前に予約できるところにしよう!→古宇利島に近い今帰仁村にあるお店なら予約できそうだ→「水曜は定休日になります」

(薄々気付いている人もいるかも知れないが)私は車の免許を持っていないため、電車のない沖縄での移動手段はバス移動のみになる。
(明日行く予定の)美ら海水族館から向かうことも出来なくはないが、ルート的に遠回りな上、バスの本数も少ないため美ら海の滞在時間が短くなってしまう。

予報では小雨は朝方までとのことだったので、古宇利島に着く頃には雨が止むと賭け、火曜に古宇利島、水曜に美ら海方面へ予定を変更した。


決死のサイクリング

古宇利島方面行きへは1日3本しか運行していない「やんばる急行バス」に乗り、古宇利大橋の手前でバスを降車。
そこにある美テラスさんで自転車を借りることに。

本来飲食店舗もあるらしいが、現在は事前予約のレンタサイクルのみの営業らしい。
昨日のように現地に着いてから借りれない…ということにはならないので安心だ。

お店の人から、一通りの説明を聞いて利用料金を払って…
電動アシスト自転車は18時まで乗り放題で3,000円。多少値は張るが、島を繋ぐ古宇利大橋を渡って島一周もできる。普段から自転車に乗るのが好きな人間からすれば文句ない値段だ。

それでは出発…というところでお店の方からこう言われた。

「橋の方が風強いんで気をつけてくださいね」

私はこの言葉を甘く見ていた。
なんてたって、美テラスから古宇利大橋まで200m弱。
そこまで距離がないのだからそんなに変わらないだろうと。
とりあえず橋の手前まで来てみると、先ほどの言葉の意味がよく分かった。

橋手前までくると、先ほどから吹いていた風は横殴りの海風に変わる。
例えるなら春一番程度だった風が大型台風並みの暴風に早変わりと言った感じだ。

古宇利大橋の手前
写真だと風の強さが伝わらないので残念だ。

さて、この強風でどう橋を渡ろうか…
普通は安全にゆっくり漕ぐなり自転車を押しながら移動すべきなのだが、正直自転車を押そうにも風に押し返されてしまい、まともに進めない。

そうなれば方法は一つ。逆に猛スピードで突っ走り、風に押されて漕げない場合はアシスト機能で無理くり進むしかない。
ということで、ギア・アシスト共にMAXの状態で橋を渡り始めた。

自転車は原則車道とはいえ、この状態で車道を走ったら絶対事故る。安全のためにも今回は歩道を走ることにした。
それでも出来るだけ風上側に寄り、風に対して常に30°程車体を傾けた状態で走らないと風に煽られ車道に落ちてしまう。

本来なら橋から見える島々や海の景色を眺めながらのんびり渡れるのだろうが、そんな悠長なことは言ってられない。
とにかくしっかり前を見てバランスを保つのに必死だった。
今まで幾度となく色んな場所を自転車で走っているが、決死の覚悟で運転したのは人生初かもしれない。


まるで台風中継

なんとか橋を渡り切り、ひとまず古宇利島に入ることが出来た。

このままタワーへ向かっても良いのだが、天気が悪化する前に島1周をしておきたかったので、先にハートロックのあるティーヌ浜方面を周ることにした。

島を1周する県道は海岸から少し内側を通っているため春一番程度の風で済んでいる。
いや、普通ならそれでも漕ぐのが難しいくらいの強風なのだが、海風を経験してしまったため完全に感覚がマヒしている。

少なくとも、島を出るまではもうあれ程の暴風を味わうことも無いだろうと思いながらティーヌ浜へ降りると早速、本日2度目の暴風を喰らうこととなった。

ティーヌ浜のハートロック
本当は砂浜のところまで降りれるのだが、あの暴風ではこれが限界

ティーヌ浜へ来たらポットホールも拝まねば…!と、すぐ近くのトケイ浜にも来てみたのだが、観光雑誌に載ってるあの岩がどうしても見つからない。

浜の端から端まで探しても見つからず、また相変わらずの暴風で歩くのも一苦労だったので、それっぽい感じの岩を眺めて浜を後にした。


古宇利オーシャンタワー

古宇利島を時計回りにぐるっと1周し、古宇利オーシャンタワーに到着。
全自動のカートに揺られながらタワー下まで来たところで、ひとまず昼食を取ることに。

食後にと注文したデザートがなぜか一番最初にやってくるという、ちょっとしたハプニングがあったものの、とても美味しくいただくことが出来た。

古宇利大橋を眺めながら食事を楽しめる
一番最初にやってきたデザートくん

お腹も満たしたところでそろそろメダルを入手しに行かねば。

メダルはオーシャンタワー内の2階にあるとのこと。
ただ、すぐにメダルへ…というのも味気ないのでタワー内を散策してからメダルは確保しよう。

タワーの2・3階はパノラマビューになっており、古宇利大橋をはじめ、景色を一望できる。さらに、最上階のオーシャンデッキでは幸せの鐘を鳴らすことができる。

生憎一緒に鳴らしてくれる相手はいないが、ここまで来たのだから鳴らしに行こうではないか。
何やら「ヤバいヤバい」と言いながら戻ってきた先客とすれ違い最上階に到着すると、

出ました、本日3度目の暴風です。

鳴らすどころか、もはや鐘の前に辿り着くのもやっとの向かい風。なんなら風で勝手に鳴ってるのよ。
なんとか鐘をならしながら音を収めてみたのだが、鐘の音より風の音が目立っていた。

暴風下ではこの状態の写真を撮るのも一苦労
ここをタップするとその時の音声が楽しめます

タワー2階まで戻り、本来の目的であるメダルを。

エレベーターの近くにあるので、そちらから行った方が近いかも

こうしてメダル購入したわけだが、この後メダル集め史上(恐らく)初の事件が起きてしまうとは…

つづく


おまけ(今帰仁城跡)

※古宇利島の内容が多すぎたため、泣く泣くおまけ行きに…

古宇利島に向かう前に行きたい場所があった。
それは世界遺産にもなっている今帰仁城跡。

古宇利島のレンタルサイクルの予約が10時からだったので、そこから逆算して8時過ぎには到着。当然私以外の観光客なんてまだいない。
受付のおばさんに若干引かれながらも敷地内を散策した。

特段歴史が好きというわけでは無いので、詳しいことまでは分からなかったが、石垣のグスクは目を見張るものがあった。また、訪れた頃はカンヒザクラが咲いており、少し早いお花見も楽しめた。

今帰仁城跡
カンヒザクラ
もう少し遅い時期なら満開の花道になっていたかも

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?