自分らしいファッションとは何か？を考えるために必要な材料となる、「なりたい」「似合う」「好き」について整理するワークがあります。

詳しくは、自問自答ファッション通信・あきやあさみさんのこちらのnoteをご覧ください！

こちらのワークは、自問自答ファッションを知ってまだ間もない頃に「講座を直接受けなくても、自宅で自分だけでファッションに向き合えるワークを授けてくださるなんて…！」とあきやさんの懐の広さとファッション(そしてファッションに悩んでいる人たち)への愛を深く感じ、わくわくしながら取り組んだワークでもあります。

実際に考えてみたところ、「なりたい」「似合う」「好き」について、まとめて１つのnoteにすることが文字量的にかなわず、それぞれ独立したnoteにまとめました。

ナルシストかもしれませんが、最後の「スキ考」の記事は、私が今まで書いた中でも一番お気に入りだったりします。

書く前までは、自分にとって一番存在感が大きいのはきっと「なりたい」の要素だろうと思っていたのですが、熱量＆文字量からいっても「好き」が何よりも自分を内側から突き動かすのだなぁ…と驚きがありました。

で、最近ではついに自問自答ファッション講座も受けることができ、少しずつ試着の旅を敢行するようになってJIMON-JITOUが前進している感じがあります。

なのですが、思い返してみると「なりたい」「似合う」「好き」について、それぞれ熱い想いはnoteに書き出したものの、それらを上手く統合するという本来のワークの主旨に関しては完全に忘れてたぞ？と気づきました。

繰り返しますが、このワークは

ことで、自分らしいファッションスタイルを見つけるというもの。

今ひとたび「なりたい」「似合う」「好き」をしっかり言語化して、今度こそ３つを上手くブレンドさせた解を導きだしたいと思います！！！

なので、今回は【再考】と銘打ちまして、あらためてこれらについてしっかり把握しなおしていきましょう…。

とはいえ、どこから手をつけたものかなぁ…自分で書いたnote長すぎて読むのダルいなぁ…(ｺﾗ!)

と思っていたのですが、あるときとっても参考になるコンテンツに出会いました。

それが、私の敬愛する(そして目下のところ推しである)精神科医の名越康文先生がオススメしている「体癖(たいへき)論」という考え方です。

私はまだ軽くしか知らないのでここで詳しく説明するのは避けますが、たぶんイメコンとかMBTIにゴリゴリはまったことがある人(つまり私)には興味深い考え方なんじゃないかな。

▲　体癖論の話はしてないけど、この名越先生のゲーム実況回はとても面白くて人気なので見てくれ。編集も見やすいヨ。

wikipediaを使って紹介しますと、

体の造りと性格は影響しあってんじゃない？という話です。

MBTIの16タイプに比べると、体癖論は(主に)10タイプと数は少な目です。

しかし、体癖は１人の人間は2〜3タイプを同時に抱えていることが多いそうで、組み合わせの数でいえばもう数えきれないほどあるということですね。(いえ、組み合わせの問題なので数えきれはするんですが、私は数学が苦手なのでわかりません)

体癖論を学んでいる方にオンライン上で診断してもらったことがあるのですが、私は６種-１種-４種とのことでした。

６種が一番強く、次点で１種が４種よりも微妙に強いが、４種自体も数値としてはまぁまぁ高いということです。

何が何やらですね。

パーソナルカラーで例えるなら、「１stスプリング・2ndサマー」みたいなことです。

ところで完全なる余談なのですが、ファッション講座のアンケートの際にイメコンに関する事前質問の項目があり、そこに私は「サマーと診断されたが納得いかず、その後別のところで2回受けたらスプリングになり、それをきっかけにスプリング向けの色味が大好きになりました」という内容のことを書いて送りました。

受講日当日、対面でお会いしたときにあきやさんが「でも湖森さんがサマーと診断された理由も、分からない気がしないでもないんですよね…🤔」とおっしゃっていて、そのとき私は「本当に!?サマーの色ぜんぜん似合わないし、やっぱりスプリング一択じゃないかなぁ😗」と思っていたのですが。

後日ふと思い出したのですが、スプリングだと診断してくださった2、3回めのアナリストさん(それぞれ違う人)にも「サマーとも悩んだし、サマーで決定してもいいんじゃないかと思ったんですが、最終的にはスプリングにしました」とまったく同じことを言われてました！忘れてました！！！

サマーではなくスプリングに最終決定になった理由については、お二人とも「なんとなく」とおっしゃっていました。なんとなくスプリングの民です。

なので、今後は「(本当はけっこう好きなんだけど似合わないし)サマーの色みは選ばないようにしよう…」という考えは封印というか成仏させようと思います。

ちなみに、サマーに関するアナリストさんの話がなぜ記憶から消されていたかというと、１回めの診断でサマーと言われたときにサマー向けの色みのアイテムでメイクをしていただいた自分の顔があまりにもひどかったからです。

メイクをしてくださったのはプロ中のプロの方なので、メイク自体がおかしかったわけではないのですが。

結果からいえば、「濃いメイクがとても似合わない」ということだったのだと思います。

話は戻りまして、じゃあ６種-１種-４種とはそれぞれ具体的にどういうタイプなんだ？と言いますと…

私なりの噛み砕いた表現で説明すると、

６種…のんびりマイペースで平和を愛するヒッピー。自由が好きだが誰かに支えてもらわないと生きられないヒモ体質。

１種…物静かで考察好き。プライドが高く、「賢さ」にこだわる。脳内はよく動くが実際の行動には繋がらない。

４種…表向きは共感力の高い癒やし系、裏面は情緒不安定なかまってちゃん。

です。
わかる…！
私という人間があまりにも簡潔に表現されている…！

まぁ体癖論の信憑性はよくわからないので置いておきまして、自己理解はすごく深まったのでこの材料をもとにさらに自問自答していきます…。

つまり、湖森を構成する要素は「のんびりヒッピー(＋プライド高めのインテリ)(＋二面性のあるちょっと面倒くさい人)」ということになりますね。

納得しかない。(インテリというほど頭は良くないけど)

それでこれが偶然にも、過去に書いた「なりたい」「似合う」「スキ」に少しリンクしている部分もあるのですね。

【なりたい考】では、「着のみ着のまま」や「ヒッピーぽさ」という言葉が出てきます。
身体を締めつけない、ナチュラルな素材や色みを使ったリラックススタイルが理想だったのです。

そして、【似合う考】ではサーフ系(と言うのか？便宜上このように書きます)のスタイルの話をしているので、プライド高めインテリ感はないのですが、このサーフ系スタイルはパーソナルデザインのアナリストさんに「大人の女っぽく見られたいです！」と当時の私が希望を伝えて作っていただいたものだったので、現実の私の「似合う」からは少し背伸びして良いオンナ感がかなり強く加味されているのです。

リアルな私の「似合う」は、骨格ストレート(クラシックタイプ)をもとにするなら、トラッドやマニッシュな正統派の服装で、硬めの素材やリッチな小物を使ったファッションになります。

サーフ系スタイルを勧めてくださった先生にも、内面が少しPDグレースの真面目さを感じさせる、とも言われていたので性格的にもこういったのは似合うんだろうなと思います。

そして、二面性のある情緒不安定ちゃん。
【スキ考】の中の一部で、私は不穏さの感じるものやあえて不安定な心地になるものが好きだと書きました。
一見可愛らしいのに、実はその裏側にシビアでグロデスクな世界観が潜んでいるものがたまらなく好きだと。

これもまさに一致してますね。

というか、【スキ考】のnote自体が、さらに３つの「スキ」要素に細分化して書いているのですが、それ自体が「ナチュラル-インテリ-不穏」の構成なので、もはや入れ子構造すぎてわけがわかりませんね。

前置きがいつものことながらとても長くなってしまったのですが、これらの要素をひとつにまとめてコーディネートとして昇華すべく、さらに話を進めていきましょう。

詳しいやり方については、あらためてあきやさんのnoteをご覧ください。

まずは「なりたい」について明確にしていきます。

以下、あきやさんのnoteの見出しや考えの進め方の構成を真似させていただいております！🙇‍♀💦

1.「なりたい」を書き出そう

まずは理想像のイメージを作ってみました。

人の目は完全に度外視して、自分が来世で生まれ変わったときに着たいアイテムを選びます。

ナチュラルな雰囲気で、ていねいな暮らしを送ってそうな人です。

(ちなみに左上の黒いアイテムはターバンです)

ネモフィラ畑が似合うような、華奢で儚くて穏やかで、人当たりも柔らかい感じ。

雑誌でいうと、『リンネル』や『ナチュリラ』です。

芸能人でいうと、黒木華さんの小さな小鳥のようなかわいらしさが理想なのです。

【なりたい雰囲気を突き詰めた結果】

・体のラインを拾わないシルエットが曖昧なワンピースは着太りが気になる
・顔立ちのインパクト(アクティブキュート)と、ナチュラルファッションの印象が合わない
・ストライプ柄は直線的なので、曲線パーツの多い顔の自分には似合わない
・底が薄くて華奢なシューズは、存在感がなくなってしまい、遠目からだとまるで靴下のように見えてしまう
・穏やかなだけのファッションはなんだか居心地が悪く、「性格のイイ人」に擬態しているかのような罪悪感がある…。

穏やかなナチュラルコーデは憧れである分、同時に己のコンプレックス(とくに内面)が刺激されやすくて、着ていて嬉しくはあるのですがだんだんと息苦しくなってくる感覚がありました。

次はここに「似合う」を足して、ひとまず安息の地を確保しましょう。

2.「なりたい」に「似合う」をミックスする

ナチュラルな要素は残しつつ、ややトラッドな英国スタイルを意識して、「(素材や印象が)硬め」「リッチ感」をイメージしたアイテムをミックスします。

さっきまではネモフィラ畑でお花を摘んで花冠を作っていましたが、ここでは摘んできたお花を押し花にして観察日記をつけ、それを自分だけの図書館に記録しているイメージです。

【変えたポイント】

・シルエットが広がりやすいシャツワンピースに上からベストを重ね、着太りしやすい上半身(骨ストゆえ)をスッキリさせる。Vネックで首元も軽くし、ベストで覆うことで顔まわりにはストライプ(直線)が来ないようにする。
・眼力に負けないように、柔らかいブラウンから主張の強い黒のアイテムにチェンジ
・シューズは硬い素材で、形の存在感があるものに(あきやさんにオススメしていただいたSANDERSのシューズ！英国ブランドですね)
・バッグは四角型のカッチリした装飾の控えめなものに

このコーディネートかなり好き！
すごく統一感ありません？

しかし、安定感はあるもののこの服を着るたびにわくわくしそうか？…というとなんだか少し違う。

私はもうちょっとアッパラパーで、社会から数ミリはみだしていたい。

「え？オトナなのにそんなもの身につけます？」って思われそうなものが欲しいのだ、ほんのちょっぴりだけ。

敷かれたレールの上を走りたいが、そのトロッコから手足はブラリと外に出しておきたいのだ。

つまりはパッフィンビリー鉄道？

あと、ほどよい「のんびり」感はあるんだけど、「おしゃまさん」っていう感じのおめかし感が足らない。

というわけで、最後は好き勝手に胸キュンするものを足していきます。

3.「なりたい」と「似合う」に「好き」をプラスする

自分的に「乙女心」を象徴してくれるベロア素材とパールを使った耳飾り。

可愛さはありつつも、ニットとシャツワンピースに合わせたモノトーンなので気恥ずかしさもあまりなく身に着けられそうです。

そして、たくさんの花びらが刺繍されたトートバッグ。

ここでは、摘むのでも押し花にするのでもなく、花の優雅な香りがする紅茶を楽しんでいるイメージです。

このトートバッグには前面部分に文字が刺繍されているのですが、その文章が

なのでピッタリな世界観ではないでしょうか？🍪

最終的に完成したこのコーディネートのテーマは「昼下がりのお茶会」です。

『不思議の国のアリス』も意識しています。

裾のふわりと広がったワンピース、黒のリボン(アリスはリボンカチューシャ)、黒いメリージェーンのシューズ、かしましいほどに咲きほこる色とりどりの花たち。

空想世界を冒険する、ちょっぴり理屈っぽくて変わり者のアリス。

うーん、現実的なコーディネートを考えつつも結局は妄想だらけになってしまいました。

しかし、何よりもそれが自分らしいと言えるのかもしれませんね。

出来上がったファッションは、確かにあきやさんがおっしゃる通り「わたしそのもの」という気がします。

確かに「好き」を足す前のほうがファッションに統一感がある！とやってみて実感しました。

しかし、毎日着たい！と思うのは圧倒的に完成形のほう🙌🏻
あらためてやってみて良かったな、と思いました。

そして、今回で確立された、

のんびりヒッピー🤘🏻

　　　　＋

英国インテリ感🎩　＆　不穏なカオス感👾

という自分だけの公式というかファッション作りのレシピは、今後また別の制服案を作るときにも大切にしていこうと思う。

一度考えたことのあるテーマも、時が経って再考すると新たな答えを見つけることもあるんだな！👀

というわけで、ここまで読んでくださってどうもありがとう。