表面張力臨界点突破

こんばんは。調子はどうですか?

妄執に囚われ、このままでは好きなものも、似たような何かで代用し得ると感じました。この気づきは想定外で、恐ろしい。似ている、ということは、裏を返せば構成要素が近しく見えているだけで、全くの別物です。一生等しくはならない、偽物の何か。

考えているうちは、振り払おうとしているうちは、まだまだ執着しているのです。

お腹が空かなくてもたくさんご飯を食べ、とうに切れているはずのホルモンの効力を過信し、とにかく自然に逆らって生きているようです。身体は一向に減らず、こんなしがない感情にもきちんと重さがあるんだねなんて。

市営バスに揺られながら聞き流すリリックはきっと血反吐のついたあの人の一行であるし、私が軽々しく吐くこの文章を読んでいる貴方の一秒も同じように貴いものです。

バスを降りたら少しだけ相対的音量が上がって、冷たい空気にどつかれています。