もりもと

92年生まれ、奈良在住 / 大学卒業後、障害のある人の生活支援の仕事やNPO事務、休職…

もりもと

92年生まれ、奈良在住 / 大学卒業後、障害のある人の生活支援の仕事やNPO事務、休職、柿収穫の季節バイトを経て、現在は宿直の仕事などをしつつ、次の生き方を模索しています。

マガジン

  • シェアしたい文章

    誰かに紹介したくなった記事をひっそりとまとめています。 ※フォローしているライターの方の文章を勝手に追加してしまっています。不都合等あれば外しますので教えてください。

  • 読み返したい文章

    僕自身が、しばらくたってからもう一度読んで、じっくりと確認したいと思った文章を集めています。※著者の方の確認をとらずにマガジンに追加してしまっています。もしご迷惑でしたらぼくのnoteの記事(どれでも)にコメントするなどしてお教えください。

  • 何度でも行きたい図書館

    好きな図書館について書いたのをまとめてみました。

  • 適応障害によるうつ状態から回復まで。

    2023年春、適応障害でうつ状態と診断されてから、回復するまでに書いたものをまとめました。奇数番号のもののみ途中から有料とさせていただいていますが、無料である程度は読めるので、うつを発症された方やその身近におられる方など、参考にしていただければ幸いです。

  • スキ÷ビュー>0.1

    ダッシュボードで、スキ/ビューが10%より多い文章を集めました。(2023.9.3現在)

最近の記事

  • 固定された記事

自殺で家族を亡くした子どもたちが生きる世界を変えるのを、少しだけ手伝ってくれませんか?

雨風が強い。 風が窓を打つ音が聞こえる。 宿直明けの午後、予想のつかない天気のせいで、図書館かカフェに出かけるタイミングを逃した。ベランダに干しっぱなしにしていた洗濯物を取り込んでからキッチンでこれを書いている。最近お気に入りの作業場所、キッチンで、ノートパソコンを開いてカタカタしている。 早めに読まないといけない本を読み進めるのをちょっとだけ先伸ばしにして、noteを書く。おとといと昨日ははてなブログを書いた。なんとなく、書くことで気持ちを落ち着けたいモードに入って来

    • 受け身では届かない声を、誰かが傍にいる場所で聞きに行くことー「本読みデモ」のニュースを読んで。

      先週中にしないといけないと思っていた作業が、今週末までで良かったと知って、少しほっとして、noteを書いている。 奈良は大雨だ。 長靴を履いて溜まっていたゴミを出しにいったら、昨年秋に柿収穫で使っていた長靴についた土がちゃんと取れてなかったみたいで、マンションの階段が土まみれになってしまったので掃き掃除をした。 思えば、去年の今頃はすでに不安が強くなっていた。 4月に診断を受けて休職をし、退職したあとで秋に柿収穫の季節バイトをして、そのあとは宿直の仕事やこまごました仕事を

      • 読書会に参加したことがない。

        体調を崩して、家で静養している。 時間があるので、最近はじめたpodcastのことを書こうと思う。 いつの間にか、stand.fmやpodcastの配信を全部で3つくらいするようになっている。友人と、テーマを決めて喋る機会があるのは楽しくて、ありがたいなと思う。 昨年休職中に何度かお邪魔していた「休む人のためのカフェ」というのを運営する「あわひ」という任意団体があって、そこが運営するpodcast、「あいだの生き方ラジオ」のパーソナリティを昨年の下半期にやっていた。 そ

        • 一人暮らしの人への”おふろば足湯”のすすめ。

          すっかり寒くなってきた。 市街地が寒くなってくると、去年の11月に、すでに寒かった奈良の五條市で寮生活をしていたときの工夫が活きる。2か月前まで、柿収穫のバイトを寮に住み込みでやっていたのだ。 ダウンの下にウィンドブレーカーを着こめば寒い日の原付移動にも耐えられることを僕はもう知っているし、マスクはもはや感染予防じゃなくて顔の防寒アイテムだ。ニット帽も欠かせない。 今日は、寮生活中にやっていた、ランドリーバスケットを使った”おふろば足湯”について紹介しようと思う。 足

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        記事

          僕がACEサバイバーというくくりで人と関わろうとしている理由

          ※2024年1月26日に一部修正(2段落目)  アベマプライムで放送されたりして、ACE(小児期逆境体験)という言葉が少しずつ広がりつつある。虐待や家庭内暴力や親の死、離別、家族の精神疾患や依存症、服役など、逆境体験を子ども時代にした人が、大人になってから心身の疾患にかかりやすかったり、犯罪をしてしまう可能性が高いという研究結果があって、そういった経験をした人にはより手厚いサポートが必要と言われている。  文化資本的な問題とか、社会経済学的な理由だけではなくて、子ども時代

          僕がACEサバイバーというくくりで人と関わろうとしている理由

          図書館は、予約なしで行けるクリニックで、薬になる言葉を借りにいく場所だった。

           年末に電話で話した友人に、「薬はもう飲んでないの?」と聞かれた。友人には以前、ぼくが春にうつ状態になって精神科に通院していることを伝えていた。 過去に家族が精神病になった経験もあるから、自分がうつになる前から精神科の薬のことはある程度わかっていた。精神科の薬は一度飲み始めると断薬に時間がかかることが多い。薬の進歩は目覚ましいし、薬のおかげで助かっている人やQOLが上がっている人がたくさんいるのは知っている。だけど僕は薬に頼るのが少し不安だった。初めて受診した日、家族歴や過

          図書館は、予約なしで行けるクリニックで、薬になる言葉を借りにいく場所だった。

          よく読んでもらった10の文章から、来年も読まれてほしいものを3つ

           冬は油断すると寒さと運動不足で体と心が萎縮して憂鬱な気分になってしまうから、なるべくコメディ映画を借りてきて見るように心がけている。 本は本屋さんで買いたい派、映画はレンタルショップで借りたい派の人間だ。 夜、「暇だなあ。何か映画でも見たいなあ」と思って運動がてら30分くらい歩いてレンタルショップまで行ったら、帰ってくる頃にはたいてい、歩いたことに満足して風呂に入って寝てしまう。結局映画を見ないまま返却期限が来て返してしまうことも時々あるんだけど、こないだ借りた「翔んで埼

          よく読んでもらった10の文章から、来年も読まれてほしいものを3つ

          あまり読まれないブログのすすめ

          2015年からはてなブログを続けている。 最初は、今は亡きおばあちゃんに認知症のような症状が出ていて、家族全体が大変だったときに、自分の気持ちを落ち着けるために友人の勧めで始めた。 8年くらいやってるんだけど、ずっと低空飛行というか、あんまりたくさんの人に読まれることがないままに続いている。注目されない気楽さがある。 はてなブログとnote 50日間毎日投稿することに決めて、だけどはてなブログとnoteのどっちに書くかは自由に選ぶことにして行ったり来たりしてみたら、n

          あまり読まれないブログのすすめ

          podcastから人と出会うということ 1/50

          何かを続けてみたい欲求っていうのは、ふとしたきっかけに時々現れる。 習慣化することで気持ちを落ち着けたり、リズムを作れたり。ぼくはふだん、何事も、別に毎日続けなくてもいい、やりたいときにやればいいと思っている派なんだけど、たまに期間限定で続けることをしたくなる。 7~8年くらい前からはてなブログをやってるんだけど、更新頻度が減っているせいか、最近はあんまり読んでくれる人がいなくなった。ぼくはわりと数字を見るのが好きだから、何人見に来てくれるかなーと、時々「アクセス解析」ペー

          podcastから人と出会うということ 1/50

          三(七)行月記(二〇二三)

          二〇二三って、ヘッドスライディングみたいだな。 どっちかというとアウトっぽい。なんでかはわかんないけど。 今日は、バイクの練習に付き合ってほしいという友人と、冬のツーリングをしていた。友人が持ってきていたインカムというものをはじめて使って、喋りながらのツーリングをした。ヘッドホンとマイクをヘルメットにつけて、離れていても会話しながらツーリングできる、優れもの。 慣れない運転に緊張して、信号で止まるたびに「ふー。」って言って息をついたり、乗る前に「鍵どこやったっけ?」とか言

          三(七)行月記(二〇二三)

          畑で体を動かしながら考えていた、生活と仕事のこと。ー季節アルバイトを終えて

          柿の収獲作業が例年より早く終わって、当初の予定より3日早く季節バイトが終わり、おとといの夜から自宅に戻ってきている。 寮でポケットwifiがつながらなかったので、noteの更新がずいぶんご無沙汰になってしまっていたんだけど、毎日SNSにその日の記録をつけていた。 それを見返しながら、思っていたことをゆるゆると書いてここに残してみようと思う。 お金のこと、暮らす場所のこと。 うつになって退職した人にとって、多くの場合、お金のことは大きな課題になってくると思う。僕は保険を一

          畑で体を動かしながら考えていた、生活と仕事のこと。ー季節アルバイトを終えて

          悩みや逆境体験を語る音声番組をstandfmではじめました

          こんばんは、こんにちは、おはようございます。 急にぐっと冷え込んできて、2週間前まで暑かったのが嘘のようですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。 ぼくはこの季節になると、ふと物悲しくなったり、孤独を感じたりすることがあるので、美味しいものを食べるようにしたり、ちょっとした癒やし時間を作ってみたりしています。今日は雨で収穫の仕事が早く終わったので、コメダ珈琲でゆっくりしています。 柿をゆでたさつまいもと一緒にマヨネーズで和えると美味しいと聞いたので、それも今度やってみるつ

          悩みや逆境体験を語る音声番組をstandfmではじめました

          季節労働アルバイト、11日/80日を終えて(2454字)

          1日休みをもらって、昨夜からwifiの使える自宅に戻っている。 収穫アルバイトの朝は少し早く、そのリズムが早くも体に刻まれたのか、休日の今日も6時に目が覚めた。 ベランダでぼーっとしていたら何か書きたくなって、少し久しぶりにPCでnoteを開いている。寮に運ばずに自宅においていた、ふるい方のPCはキートップがひとつだけ外れていて、半角のスラッシュが出せないのが悔しい。 好きな果物の収穫アルバイトをネットで見つけて、9月上旬から奈良県のやや南部にある市で住み込みで働いている

          季節労働アルバイト、11日/80日を終えて(2454字)

          なかなか共感してもらえそうにない、「図書館に帰省する」感覚について

          図書館のコインロッカーにスマホを預けてデジタルデトックスをするのが好きだ。 近頃の僕はひとり暮らしで休職中で、普段人と同じ空間で過ごす時間が少ないので、人とのコミュニケーションはだいたいスマホになってしまう。だけど、ずっとスマホの近くにいるのは疲れる。何事にも適度な距離感というのがあると思う。 ジョギングをしたり、ちょっとした買い物をしに出掛けたりするときはスマホを家に放置することが多いんだけど、情報中毒なのもあって、家にいる暇な時間はついついスマホを触ってしまう。 図

          なかなか共感してもらえそうにない、「図書館に帰省する」感覚について

          1ヶ月間、noteに書くことを本気でやったら、「書く」が「つくる」になって、サマーウォーズの見方が変わった。

          休職をしている。 今年の3月までは、ついつい忙しくしてしまう方だったと思う。 転職先と元の職場の仕事を掛け持ちしながら、資格試験の勉強をしていた。ボランティア団体にも所属していた。 いつのまにか、情報量に頭がついていかなくなって、いくつもあるビジネスチャットを見るのが怖くなってしまっていた。それからしばらくして、うつになって休職をした。 休職してからはひたすら休んで、好きなことをして、おもしろい人たちと会って話して、遠出して、寝て、好きなもの食べて、ウクレレを弾いていた

          1ヶ月間、noteに書くことを本気でやったら、「書く」が「つくる」になって、サマーウォーズの見方が変わった。

          いつかまたしんどい過去を思い返して辛くなったときに、思い出すと良いこと。

          数年後か、数か月後か、数週間後の自分へ。あるいは、これを読んでくれたどこかの誰かへ。 2023年7月、僕はこの年の春から休職をしていて、人生で初めて精神科に通院し始めました。子どもの頃から、家族の見舞いやボランティアで、何度も訪れていた精神科病院に、僕自身がお世話になっています。 自立支援医療の制度を利用しながら、1~2週間に1度のペースで診察と、心理検査を受けて、心理士さんには検査以外にも、最近の調子やできごと、過去の話を聞いてもらっています。 受診できたときは、ほっ

          いつかまたしんどい過去を思い返して辛くなったときに、思い出すと良いこと。